藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

あー情けなや、情けなや(5)

2021-04-02 15:25:47 | 日記・エッセイ・コラム

 早朝から奥様は相当に不調なようだ。 耳が「ピリピリ、寒気がする」と言って、ロキソニンを服用されたようだ。 食慾はおありの様なので、少し安心して居たら、体温計を持ち出して検温を始められた。 耳が不自由なので、検温の終了の音を聞いていて欲しいとの事である。 「ぴ、ぴ、ぴ」 終了の音がした。ご覧になって、此の体温計は変だとお言いだ。 「5度7分 低すぎだ」と・・・。 それもそうだ、熱が無いのにロキソニンを飲めば、体温は低くなる。 それを言うとお終いなので、濁しておいた。 ただ単に「花粉症」なのだろうと思えるが、本人は自覚がない。 そんなしんどい中で、布団を全て取り外し、床の敷物も取り換えて、・・・・、布団はついに私が外の竿に干す羽目になった。 このまま家に居たら、夫婦げんかになりそうだと逃げだして、「たこ焼き」を買いに行った。 此のたこ焼きがなんと100円で、六個入っている。 しかも大ぶりなのだ。 孫殿が春休み、退屈して居るだろうとばかり二人に四パック届けた。 一週間ぶりに顔を見たが、孫娘が急に大人びて奇麗になっているではありませんか。 びっくりした。 そうか六年生になってその生活や意識が変わったのだと実感した。 いよいよ受験本番の年でである。 この様子だとお目当ての学校に受かりそうだ。 そうなると「入学金」。 約束道理「お支払い」せねばならない。 「あー情けなや、情けなや」では無く、半分、嬉しやな~であるが、果たしてそう行きます事やら。