道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

野いちごの歌

2022年07月23日 | 随想
今朝の食卓で、セミの斉鳴を聞いていたら、リコーダーのたどたどしいメロディーが聴こえてきた。
末の孫息子が2階の部屋で吹いているらしい。

孫と同じ年ごろに見た映画の情景の、バックグラウンドに流れたそのメロディーは、今も忘れていない。リコーダーの音色が胸に響き、なぜか涙がこみ上げて来た。映画で曲が流れたシーンは、涙を誘う哀しいものだったに違いない。

さてしかし、祖父母夫婦は共に学校唱歌で親しまれたその曲名が思い出せない。本人に尋ねればよいが、聴かれたと判ると吹くのを止めてしまうかもしれない。

検索して、原曲はフィンランドの民謡と今知った。訳詞はおぼろになっていたが、メロディーだけは脳裡に焼きついている。

私はこれともうひとつ、「コサックの子守唄」が好きで、そちらはメロディー・曲名・詞を忘れることはないだろう。


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