無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

土着菌で発酵!?手造りボカシの造り方

2012-05-14 06:20:05 | 自然菜園の技術 応用
本日、

先週とうってかわって夏日の予報です。
ハウス内の野菜苗が暑くなり過ぎないように気をつけたいですね。


4月の初めに仕込んだ土着菌ボカシが完成しました。

これは、新鮮な米ぬか、モミガラと畑の泥水を使った造る嫌気ボカシの一種です。

畑を無農薬栽培に切り替えて間もない畑や、病気が出てしまった畑、野菜の養分が切れてしまった場合に有効な有機肥料であると同時に、畑に元々いる土着菌で発酵させ造っているため、土着菌を増やすきっかけに役立つボカシです。


まずは、畑の周囲に生えているハコベを見つけ、


根っこの周りの土を一握り分けてもらいます。

この根っこの周りには、土着菌をはじめ畑を元気にしてくれる微生物がたくさんいます。


この泥を塩素を飛ばした水で溶いてあげ、泥水を作ります。


お米を精米する際に出るモミガラに泥水を含ませ、


モミガラに泥水を含ませます。

余り泥水が多すぎると腐敗しやすいので、


傾けるとちょっと流れる程度が最適です。


泥水を含んだモミガラに、新鮮な米ぬかを足します。


モミガラと米ぬかをよく混ぜます。


水分量が50~60%にしたいので、
おにぎりの要領で作った塊が、簡単に割れる程度になるように米ぬかの量を調整します。


密閉できる蓋つきの容器を用意いただき、

底に米ぬかを1cm位敷きつめ、


混ぜたボカシの元を入れ、


空気を抜く要領で、しっかり押さえてながら


ギュウギュウに詰めていき、


最後1cm位を生の米ぬかを敷きつめ、


蓋をして空気が入らないようにします。

常温20℃前後の温かい場所に置いておくと1~2カ月程度で発酵し完成します。


ギュウギュウニ押して詰めたので、逆さまにしても塊のまま出てきます。


崩して匂いを嗅ぐと、米ぬかの香ばしい香りに、ちょっと酸っぱい乳酸のような香りがし、
とてもいい匂いがしたら完成です。

白いカビはコウジカビなどなのでいいのですが、緑や赤のカビが出ている場合は使用を避けます。
このボカシは、モミ手で砕いて乾燥させ保存するか。空気を押し出しながら再び容器に戻し熟成させます。

通常のボカシのように使えますが、
おすすめは、堆肥造りや草マルチの上から撒いて更に草マルチを重ねながら追肥として使う方法です。

時別な菌を購入しなくても、畑の周囲の土と、お米由来の米ぬか・モミガラを使って自家製で造れるので、お奨めです。
今のうちに造っておくと、梅雨明け頃から使えて便利ですよ。



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コメント (15)
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