
本日、
。
先週とうってかわって夏日の予報です。
ハウス内の野菜苗が暑くなり過ぎないように気をつけたいですね。

4月の初めに仕込んだ土着菌ボカシが完成しました。
これは、新鮮な米ぬか、モミガラと畑の泥水を使った造る嫌気ボカシの一種です。
畑を無農薬栽培に切り替えて間もない畑や、病気が出てしまった畑、野菜の養分が切れてしまった場合に有効な有機肥料であると同時に、畑に元々いる土着菌で発酵させ造っているため、土着菌を増やすきっかけに役立つボカシです。

まずは、畑の周囲に生えているハコベを見つけ、

根っこの周りの土を一握り分けてもらいます。
この根っこの周りには、土着菌をはじめ畑を元気にしてくれる微生物がたくさんいます。

この泥を塩素を飛ばした水で溶いてあげ、泥水を作ります。

お米を精米する際に出るモミガラに泥水を含ませ、

モミガラに泥水を含ませます。
余り泥水が多すぎると腐敗しやすいので、

傾けるとちょっと流れる程度が最適です。

泥水を含んだモミガラに、新鮮な米ぬかを足します。

モミガラと米ぬかをよく混ぜます。

水分量が50~60%にしたいので、
おにぎりの要領で作った塊が、簡単に割れる程度になるように米ぬかの量を調整します。

密閉できる蓋つきの容器を用意いただき、
底に米ぬかを1cm位敷きつめ、

混ぜたボカシの元を入れ、

空気を抜く要領で、しっかり押さえてながら

ギュウギュウに詰めていき、

最後1cm位を生の米ぬかを敷きつめ、

蓋をして空気が入らないようにします。
常温20℃前後の温かい場所に置いておくと1~2カ月程度で発酵し完成します。

ギュウギュウニ押して詰めたので、逆さまにしても塊のまま出てきます。

崩して匂いを嗅ぐと、米ぬかの香ばしい香りに、ちょっと酸っぱい乳酸のような香りがし、
とてもいい匂いがしたら完成です。
白いカビはコウジカビなどなのでいいのですが、緑や赤のカビが出ている場合は使用を避けます。
このボカシは、モミ手で砕いて乾燥させ保存するか。空気を押し出しながら再び容器に戻し熟成させます。
通常のボカシのように使えますが、
おすすめは、堆肥造りや草マルチの上から撒いて更に草マルチを重ねながら追肥として使う方法です。
時別な菌を購入しなくても、畑の周囲の土と、お米由来の米ぬか・モミガラを使って自家製で造れるので、お奨めです。
今のうちに造っておくと、梅雨明け頃から使えて便利ですよ。
繰り返し使える無農薬・エコ菜園プランター講座(夏)
エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法
Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。
「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。
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先週とうってかわって夏日の予報です。
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4月の初めに仕込んだ土着菌ボカシが完成しました。
これは、新鮮な米ぬか、モミガラと畑の泥水を使った造る嫌気ボカシの一種です。
畑を無農薬栽培に切り替えて間もない畑や、病気が出てしまった畑、野菜の養分が切れてしまった場合に有効な有機肥料であると同時に、畑に元々いる土着菌で発酵させ造っているため、土着菌を増やすきっかけに役立つボカシです。

まずは、畑の周囲に生えているハコベを見つけ、

根っこの周りの土を一握り分けてもらいます。
この根っこの周りには、土着菌をはじめ畑を元気にしてくれる微生物がたくさんいます。

この泥を塩素を飛ばした水で溶いてあげ、泥水を作ります。

お米を精米する際に出るモミガラに泥水を含ませ、

モミガラに泥水を含ませます。
余り泥水が多すぎると腐敗しやすいので、

傾けるとちょっと流れる程度が最適です。

泥水を含んだモミガラに、新鮮な米ぬかを足します。

モミガラと米ぬかをよく混ぜます。

水分量が50~60%にしたいので、
おにぎりの要領で作った塊が、簡単に割れる程度になるように米ぬかの量を調整します。

密閉できる蓋つきの容器を用意いただき、
底に米ぬかを1cm位敷きつめ、

混ぜたボカシの元を入れ、

空気を抜く要領で、しっかり押さえてながら

ギュウギュウに詰めていき、

最後1cm位を生の米ぬかを敷きつめ、

蓋をして空気が入らないようにします。
常温20℃前後の温かい場所に置いておくと1~2カ月程度で発酵し完成します。

ギュウギュウニ押して詰めたので、逆さまにしても塊のまま出てきます。

崩して匂いを嗅ぐと、米ぬかの香ばしい香りに、ちょっと酸っぱい乳酸のような香りがし、
とてもいい匂いがしたら完成です。
白いカビはコウジカビなどなのでいいのですが、緑や赤のカビが出ている場合は使用を避けます。
このボカシは、モミ手で砕いて乾燥させ保存するか。空気を押し出しながら再び容器に戻し熟成させます。
通常のボカシのように使えますが、
おすすめは、堆肥造りや草マルチの上から撒いて更に草マルチを重ねながら追肥として使う方法です。
時別な菌を購入しなくても、畑の周囲の土と、お米由来の米ぬか・モミガラを使って自家製で造れるので、お奨めです。
今のうちに造っておくと、梅雨明け頃から使えて便利ですよ。

エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法

育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。
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土着菌ボカシ作ってみたいと思います!
どういたしまして。
本来は、刈った草のを敷いた草マルチの上から米ぬかを補えば、その場その場で土着ボカシができるのですが、
まだ畑として未熟な場合や緊急要する場合は、
畑の微生物が少ないもしくは不活性なので、
前もってボカシを造っておくと便利ですよ。
果樹園の追肥や鶏の餌に混ぜてもOKです。
けんメグぱぱ☆さんへ
わざわざコメント欄にご質問し直していただきありがとうございます。
ハコベ以外ですとイヌフグリやナズナなどの下の土もよさそうです。
そこに生えている草にいい悪いはなく、
必要で生じている感じがします。
ボカシを造る際は、ボカシを造ってくれる有用微生物群が欲しいので、ハコベなど野良化した土を選んで採取しています。
去年野菜を育てよく育った場所に生えた草の下土もいいですよ。
病気が出ている畑や除草剤や化学肥料を使用している畑の土は避けます。
嫌気性発酵のコメ糠ボカシは、好気性発酵のボカシと何が違ってくるんでしょうか。
菌なんでしょうか、成分なんでしょうか。
以前、農業改良普及員さんに同じ質問をしたら、コメ糠は除草に使うので、嫌気性発酵のコメ糠ボカシは野菜によくない…と言われたことがあります。
普及員さんも得意分野と不得意分野があるんだな~と思いました。
ブログ拝見して、いろいろな対象実験興味深く勉強させていただいております。
鋭いご質問さすがですね。
嫌気性発酵のコメ糠ボカシは、好気性発酵のボカシについてですが、
菌の専門家ではないので、わからないこともおおいのですが、
2つのボカシでは、発酵の際、
空気を抑えるか=嫌気性発酵
空気をたくさん使うか=好気性発酵
の違いで、活性する菌の種類や発酵方法が異なります。
その結果、できるボカシが異なります。
一般的に、嫌気ボカシは失敗が少なく、使用方法が悪いと野菜の生長バランスを崩し、食味を落とします。
そして好気ボカシは、雑菌が多く入り、水加減など失敗が多く、発酵の際、窒素などが失われやすく。うまくできた場合には、野菜の生長を助けます。
これは、単一の特定の菌を使った場合と、製造方法・使用方法の問題もあるので
色々な微生物でできた土着ボカシなので、
今回は、失敗しにくい嫌気の方法で発酵させ、
使う際は、草マルチとサンドする好気で再発酵して野菜の生育を助ける使用方法をご紹介しました。
本来は、畑の土に土着の菌がいるため、草マルチに米ぬかを撒いておくだけで、その場その場で土着ボカシができるので、それでいいのですが、
畑によっては、まだ未熟で微生物が少ない、病気がち、急な追肥が必要と必要性が高いボカシ造りなので、
今回特別な菌を購入しなくても、畑には微生物が十分にいることも知ってもらいたくて投稿させていただきました。
「これならできる 自然菜園」にも書かれていなかったのですが、ボカシはどのように保存されていますか。
虫が来ず、カビが生えないための保管になると思います。
肥料袋だと、気温が上がると内部に水滴ができてカビがはえ、
紙の米袋だと、袋を破って虫が入っていきます。
夏と冬では違うと思いますが、竹内さんの方法を教えていただくとともに、改訂第2版で追加してください。
ボカシについては、このブログで紹介したように、
「このボカシは、モミ手で砕いて乾燥させ保存するか。空気を押し出しながら再び容器に戻し熟成させます。」
といったところです。
それと、本で紹介したように、6カ月位で使いきる量を目安につくり、残った分は畑に撒いてしまうようにします。
保存する場合は、空気に触れないようにしっかり密閉することがコツになってきます。密閉できる容器やビニール袋で保存できます。
基本的には、夏も冬も同じ管理でいいのうですが、夏には置く場所が暑過ぎない場所に保管してください。年間通じて5~28℃位の場所が理想です。
雨や、晴れなどの絵文字が可愛く癒されます。
まだ畑の土が育ってないのですが、ぼかし肥を作るにはどうしたらいいですか?
ハコベもないし、他に挙げられている植物も見えないんです。
あと、牡蠣殻は入れなくてもいいのでしょうか?他の農園で入れている人がいたので、ふとした疑問です。
そうですね。
ボカシ造りには2種類(好気発酵・嫌気発酵)があり、上記ブログでご紹介したのは、嫌気発酵のボカシ造りです。
いろいろな菌が活躍しても、酸素が少ない環境なので、最終的には乳酸発酵で酸っぱく発酵したら成功な造りやすいボカシです。
1)良い土がない場合は、
①市販の微生物資材(EM菌)を購入する方法
→EM菌を100~300倍位に希釈したものを使う。
②市販のEMボカシを5~10%程度を入れる
③納豆や植物性乳酸飲料などで、自家製の発酵液を作る
→えひめAIで検索して調べたり、2016年秋号「やさい畑」で紹介されています。
④自家製乳酸菌を利用する。
→お米のとぎ汁、黒砂糖、塩などでつくるやり方をネットで調べて、できたものを利用。
などで、発酵資材を準備します。
2)カキガラを入れる
そうですね。
ボカシづくりの際に、米ぬかの成分で足りないものや、自分の畑で足りない養分をボカシに追加下ボカシ造りが一般的です。
カキガラを入れると、乳酸発酵したボカシによってカキガラが水に溶けやすくなることを利用したものと考えられます。
隠し味が多すぎたり、水分調整がうまくいかないと失敗しやすく、失敗したボカシは病虫害の元になるので、野菜栽培に使えません。
まずは、米ぬかを主体にシンプルなものを作り、ボカシ造りがうまくいったら、次回から自分の畑用に隠し味を入れるボカシづくりに行くのが失敗しにくいです。
また質問で申し訳ないのですが、葉ネギは、仮植と、定植は同じ場所でもいいのですか?ダメな場合は、どのような場合に仮植えしますか?
場所があまりないので、一緒にできないかなと思い質問させていただきました。