三浦しをん「仏果を得ず」双葉文庫
おもしろかった!
すっかりはまり込んで読んでしまった。
文楽の世界を舞台にした青春ものだけど、
なかなか深い芸道ものでもある。
主人公は文楽の大夫。若手の義太夫語り。
各章の名前が浄瑠璃の題名になっていて、
主人公が語る作品だったり、ストーリーや人物にからんだ作品だったり。
浄瑠璃ガイドにもなってるかも。
主人公が舞台で語っている描写のところは、
義太夫の音が聞こえてくるような感じがするのです!
芸の悩み、恋の悩み、師匠、相方、いろいろあって、
クスクス笑いながら読んでいって、でも、
最後の章の「仮名手本忠臣蔵」の勘平腹切りの場に至って、
読んでいて涙が出てきてしまいました。
ここは、勘平と忠臣蔵の忠義についての「新・解釈」ともいえるところもある。
有名作家なんですね、初めて読んだ。
大変、おもしろうございました。
おもしろかった!
すっかりはまり込んで読んでしまった。
文楽の世界を舞台にした青春ものだけど、
なかなか深い芸道ものでもある。
主人公は文楽の大夫。若手の義太夫語り。
各章の名前が浄瑠璃の題名になっていて、
主人公が語る作品だったり、ストーリーや人物にからんだ作品だったり。
浄瑠璃ガイドにもなってるかも。
主人公が舞台で語っている描写のところは、
義太夫の音が聞こえてくるような感じがするのです!
芸の悩み、恋の悩み、師匠、相方、いろいろあって、
クスクス笑いながら読んでいって、でも、
最後の章の「仮名手本忠臣蔵」の勘平腹切りの場に至って、
読んでいて涙が出てきてしまいました。
ここは、勘平と忠臣蔵の忠義についての「新・解釈」ともいえるところもある。
有名作家なんですね、初めて読んだ。
大変、おもしろうございました。