よむよま

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人を助ける

2012-03-19 18:26:28 | 読む
西條剛央「人を助けるすんごい仕組み」ダイヤモンド社
この本の印税も全額、ふんばろう東日本の活動に使うということもあり、
買って読みました。

とてもうまくいった仕組みではあっても、やはり、時間の経過とともにトラブル、きしみが出てきたのね。
根本的なところで不平不満がある、
組織が大きくなって、何か言っても反映されないということが原因だとわかって、
組織の整理と運営に力を入れるようになる。
この西條さん、理論で解決するタイプかと思うと、違ってて、
成果だけ評価する人は怖い、ずっと一緒にがんばってきた仲間を大切にしないといけないと。
その人自身は認めた上で、その人の行為の評価をするんだという。
(しかし、難しいやね)

活動していてぶつかる行政の壁の話も出てくる。
公平主義、前例主義。
ああ!
私、これは、平時でない緊急時の現場で、
「後で何か言われたら私が責任取るから!」と言う人がいないってことだと思うわ。
そしてそれは、後で何か言う人が多いってことでもある。
市民とか、言うよね。

個人情報保護法案も壁になる。
誰がどこに避難してるか、家に戻ってるか、
どういう状況かわかんなきゃ何も届けられない。
国民を守るための法律であっても(そうかどうかはよくわからんが)、
法律を守るために国民が守られなくなるという矛盾。

今日の歩数計:5,815歩
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