よむよま

よむ・よまない、それから。

山本五十六からカツケンサンバまで

2022-01-02 12:26:29 | 慎吾
年末年始は香取慎吾。
12月30日に放送されたNHKの戦後80年ドラマ、香取慎吾主演「倫敦ノ山本五十六」は良いドラマだった。香取慎吾が山本五十六?と言われたが、ドラマは戦争が始まる前の、ロンドンでの三国(イギリス・アメリカ・日本)の軍縮会議のみを描いた。このとき五十六は50歳だったそうだ。まもなく45歳になる慎吾くんは、このところの(たぶん、もう痩せる気もなくなっている)貫禄と、以前とは違う覚悟の坊主頭で、どこにも無理のない造形。

軍縮会議におもむくといっても、最初から海軍は決裂~軍縮同盟からの離脱を決めていて、理知的に戦略的に交渉を継続しようと必死の五十六の努力は、上層部によって水の泡になる。結果的に失敗して帰国した五十六は、英米を蹴っ飛ばしてやった!日本スゴイ!の英雄として歓呼の声で迎えられる。
表には出さない苦悩、葛藤、ひたすらすべてを飲み込んで抑え込んでいる五十六。

慎吾くんの演技、表現はまったく無理なく、背伸びもなく、違和感なかった、私はね。
ツイッターでは、慎吾ちゃんが激シブで驚いたとか、こんな演技できるんだ!びっくりした!とか、いつのまにこんな俳優に!?とか、驚きの声が多くて、慎吾くんがときどきジョークで言う「オレたちまだまだだな!」というの、ジョークじゃないんだね。皆さん、西遊記や慎吾ママのイメージで、声の出し方にさえも驚いている。うーん、むしろこの山本五十六のほうが香取慎吾らしいのですが、まったく知られてないのですね。

年が明けると、同じNHKですが、Eテレで以前、突然放送されて大評判になった「ワルイコあつまれ!」の新しいのが放送された!元日の朝と夜、それぞれ違う内容の新作2本。今度は告知あった。
前回はつよぽんの徳川慶喜が「慎吾ママの部屋」ゲストだったが、今回は竹中直人さんが豊臣秀吉役でゲスト。なんで竹中さんだったんだろね?竹中さんの秀吉っていつの大河だっけ。もしこの次、小日向さんが秀吉でゲストに来たらおもしろいね。慎吾ママが「この前も来たのよ、秀ちゃん。でも、違う人だったわよ!」なんてね。
慎吾くんはカツケンサンバでゴローちゃんのコーナーにも参入。陶芸の寺本先生の工房でゴローちゃんが先生の失敗作品を割るという場面にダンサー引き連れて登場して、オーレ!のかわりに「ワレ!ワレ!」と迫る。先生がノリがよくて、派手派手なカツケンに「先生も」と言われると、一緒に「ワレ!」と腕を振り上げたりしてた。してたけど、ゴローちゃんが意を決してガン!と落として割ったら、「ほんとに割っちゃったの!?」って。どういうことですか!

ゴローちゃんの満を持してのシリシリダンス(正装で、大変エレガントな)もあり、つよぽんの韓流ドラマふうの化学的な「混ぜるな危険!塩素と酸性」ドラマもあり、楽しい番組。
放送時間は、Abema「ななにー」元日生放送を挟んだ朝と夜の時間にするという配慮。

そのななにーでは、観月ありさゲストのコーナーで、慎吾くんの結婚おめでとう発言が一瞬だけ、慎吾くんのありがとう返礼が一瞬だけという、上手な(?)触れ方。幼なじみで仲良しのシンゴありさだが、プライベートのつきあいの話で自然に出てくる山本耕史の名。「オーシャンズ11」の話も出てたけど、ありさちゃんと共演といえばやっぱりおじゃMAPだよね。また街ぶらロケができるようになるといいんだけど。
ななにー、元日は土曜日ですが、第一回目でした。次回は2月6日(日)午後3時から。

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