よむよま

よむ・よまない、それから。

「カルテット」第9話

2017-03-16 22:05:56 | 見る
「カルテット」第9話
思いのほかシリアスで・・・

大倉孝二の富山県警の刑事はきっちりまじめな顔してて、
大倉さんはそうなると怖いのよ。

富山で自転車泥棒の女が捕まって、この女が14年前に戸籍を売ったことがわかった。
それが「早乙女真紀」
買ったのが真紀。
10歳のときにお母さんが事故で亡くなって、お母さんの再婚相手だった義父に引き取られ、
暴力を振るわれ、逃げ出しては連れ戻された。
この義父が彼女を引き取ったのは、どうも賠償金をせしめるためだったらしい。
賠償金は真紀に対して支払われていた。

という、とてもシリアスな過去があることがわかった。
刑事がその「真紀」を探してやって来たのは、
彼女が富山から消えたのと、義父が死亡したのが同時だったから。
疑ってるの。

軽井沢までたどり着いた刑事は、真紀に任意同行を求め、
彼女は富山へ連れられて戻って行った。
これでカルテットはバラバラになった。

次回は最終回で「1年後」らしいんだけど。

刑事が来た夜、真紀が3人に対して、「私は嘘でした」と告白する場面で、
すずめ(満島ひかり)が「いい、いい!もう言わなくていい!過去なんて関係ない」とさえぎる長ゼリフがあった。
たぶんそう言い出すだろうと思ったんだけどね。
ちゃんと聞いてやれば?と思っちゃう。
「真紀さんからは好きがあふれてた」とか、いいこと言ってる感じのセリフが続くのが、ちょっと。
辛口のやりとりが魅力だったから、こういう場面でヘンに甘くなると、気分が引く私。
ただ、もし同じセリフを松田龍平がボソボソ言うか、高橋一生が理屈っぽく言ったら、
沁みたんじゃないかと思う。

次回、おもしろく終わってくれることを望む。
コメント
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