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大河ドラマ「新選組!」第31回

2015-08-02 21:52:37 | 慎吾
大河ドラマ「新選組!」第31回 江戸へ帰る

近藤は容保公に呼ばれ、江戸へ行って老中に、上様ご上洛をお願いするように言われる。
長州討伐を進めるためだ。

屯所で幹部会議を開き、誰に供をさせるか。
「私は決まりですが、ほかに誰を?」と言う武田観柳斎に、
「決まってんのかヨッ!」土方の声がひっくり返る、オモシロ場面。
供は永倉。ほかに武田、尾形が同道、平助が江戸にいて合流する。

伏見の寺田屋では長州の浪士たちが会合、捨助が威張っていて、
「桂先生は、なんでこんな男を代わりにしたのか」と言われている。
そこへ「御用改めである!」土方と沖田が来た。
散り散りになる浪士たち、お登勢に二階の窓から突き飛ばされる捨助。(^▽^;)
ここの浪士の一人が宅間孝行だった!出てたのね。後の近藤勇である。(新選組血風録ね)

江戸では、近藤たちを迎えて喜ぶ留守家族。
周斎先生は病床についている。
近藤に「ちょっと太ったんじゃないか?」と彦五郎の小日向さんの高い声!
そうなんですよ、後半の慎吾くんたら、どんどんと。(^^;)
平助は「ちょっと顔が長くなったんじゃない?」とみつさんが。やーん、こういう顔なんです。
新選組の活躍は、平助の顔のケガのわけまで、みんな知っていて、
「新選組と近藤勇は多摩の誇りだ」と言われる。

老中に面会に行った近藤は、うしろに座る平助に語りかける、
「講武所に行ったときのことを覚えているか?」
あのときチカラノスケに百姓上がりと追い返された自分が、いま、ご老中に会って意見を述べるとは。
そしてこの後、廊下で、そのチカちゃんと出会うの、
近藤の手握ってベタベタして、浪士組を作った自分も鼻が高いと高笑い、
テンション高い藤木孝さんの名演技です。

京の屯所では、土方と山南が睨み合っている。
永倉たちは謀反人だ、処罰しなければと言う土方、反対する山南。
「陰でそそのかすヤツがいるからな」
「私はそそのかしてなどいない」

そのメンバーが謹慎中の座敷では、むさい男たちの中でひでちゃんが縫い物をしている。
ふすまを開けた総司、
「わっ、汗臭い!ひでちゃん、よく平気だね」
見るとひでちゃんは、鼻の穴に綿詰めてた!
彼女が縫ってたのは、お汁粉屋ののれん。左之助に頼まれて。
謹慎中で出られない左之助は、できあがったのれんをおまさちゃんに渡してくれと総司に頼む。

(山本太郎議員は安倍首相に鋭い質問をしたそうですね。評判になってた)

出かけようとした総司が玄関まで来ると、じっと佇んでいる後ろ姿が。
山南さん、薄い肩が落ちてる。
一緒にお汁粉屋へ行くと、そこにいたのは、お汁粉7杯食べてお金払えない、売られて来た女。
鈴木砂羽さん登場!
何を思ったのか、払ってやる山南。

江戸では、近藤が松本良順に会っていた。
総司の症状を言って診断を仰いでいたのだ。
「どんな咳ですか?」
「こんな・・・コホッコホッ」モノマネする近藤局長。
三谷さんでなきゃ書かないね。笑。
労咳であろう、治すことはできない、喀血したときに飲ませなさいと薬をくれて、
良順先生は、さまざまな西洋医学の道具や薬を見せます。
「それでも近藤さんは攘夷を良しとしますか?」と。
そう言われるとまた悩ましいのだ、近藤さんは。

京では、龍馬とおりょうが外の縁台で春画を見てきゃっきゃっ言ってるところに、
山南がバッタリ。
自分は勝海舟や薩摩の西郷、長州の桂の橋渡しをしたいんだと語る龍馬がうらやましく、
彼に新選組の批判をされ、胸にこたえる山南。

屯所では、反乱メンバーの中で誰を犠牲に選ぶか、土方が一人で悩んだ末、葛山に決めていた。
すべては新選組のためだと、源さんにだけはわかっていてほしいと言う土方。
「オレも甘いな」

切腹を言い渡され、建白書の下書きを見せられる葛山。
誰がこれを土方に渡したのか。
「オレは山南に頼まれただけだ!山南を呼べ!」うろたえる葛山を見て、
「何の覚悟もなく謀反に加担するようなヤツは生きるに値しない」と決めつけた土方。

夜、さっきの女のいる遊所の店に上がった山南。
白首の女郎姿の砂羽さん、これが当時ネット上で「お化粧が大変なことになってる!」と。
白首(普通は、しらっくびと言うかな)という、顔ではなく、アゴから首にかけてお白粉を塗る化粧。
これで、「安女郎」であることが知れる姿なのですが、
初めて時代劇を見たという若い人にはわかんなかったのね。

「お侍さん、どこの人?」と聞かれ、仙台と答える山南。
しばらくすると、また同じ質問をしちゃう、ウチ、アホやからという女に、
なんで京に来たのかと聞かれ、山南は答える、
「尊王攘夷の志を持ち尽忠報国のため京へ上った。しかしこちらに来ていったい何をした?
時代は大きなうねりを見せているのに、私たちは仲間内の争いに終始している」
そこまで一気に言って、ハッと気づき、
「と言ってもなんのことかわからないでしょう、忘れてください」
おかしくもあり、
女は、わかんないけどこの人カッコいいと思うところなのですが、
この山南さんが切実で、哀しいの。
女に、名前が必要なのでつけてくれと頼まれ、山南は
「明るい里・・・明里」とつけてやります。

(明里と聞いただけで、ほろほろしちゃうよ)

屯所では葛山の切腹の場。
介錯にうしろに立った斎藤を見て、スパイはこいつだったかとわかった葛山、
「裏切りもん!」と叫び、短刀を腹に。
同時に斬り下ろす斎藤。
それを見ている土方、源さん、総司の顔。

江戸では、近藤が平助の仲介で伊東甲子太郎と会っている。
門人を連れて参入しましょうと言う伊東、歓迎する近藤。
しかし、伊東は新選組を踏み台にするつもりでいる。板挟みの平助は複雑な表情。

屯所に山南が急いで戻ってくる。
中庭に、むしろをかけた遺体が置かれている。
かたわらに膝をつき、むしろをめくった山南は、縁側に立った土方を睨み上げる。
土方は山南に言う、
「こいつを殺したのはオレとおまえだ」
この土方のセリフ!
これ自体がすごく印象的だった。突き刺さって。
そして後に、ドラマ「華麗なる一族」の中で山本耕史のセリフとして使われた。
兄(木村拓哉)の遺体を前に、父(北大路欣也)に向かって、
「兄さんを殺したのは」と言うから、まさか?もしや?と思っていると、
「父さんと僕だ」言ったよ!驚いたよ。

江戸では、久しぶりの夫婦、眠っている娘たまのほっぺに触れる近藤さん。
この子、かわいいけど、ハーフっぽいのよ。(^-^;
公務だから土産はないとみんなには言ったんだけど、つねさんにだけは、
「みんなには内緒だゾ」と懐から取り出す、銀のかんざし。
うれしいつねさんにうしろを向かせ、髪に挿してやる。
アラ、イイ感じ。
このあと抱き寄せるんですが、この抱き寄せるしぐさがうまくないのよね、慎吾くんは。
女を抱き寄せるというより、「ママー!」みたいになっちゃうんだなー。
つらくなっていく中の、ひとときのほのぼのシーンでした。
コメント
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