よむよま

よむ・よまない、それから。

並々ならぬ

2012-03-03 19:48:46 | 見る
朝ドラ「カーネーション」は主役が尾野真千子から、老年期は夏木マリへ変わる。
今日がその日。

なるべくするっと変更するのかな?と思ったが、
むしろはっきり「いったん最終回」的な作りだった。
それがとっても良くてねぇ~~。

だんじりの日、
娘たち、子供たち、仲間たち、近所の人らー、みんないて、
相変わらずコワイ姉ちゃんズは姉妹げんか、
ロンドンのサトコも、電話でだんじり囃子の音を聞いてすすり泣く声(それもひと声だけ)を聞かせて。

糸子は夜の二階の窓辺で、北村相手に飲みながら、
ウチは東京には行かない、ここにウチの宝がある、ウチは宝抱えて生きていくと言う。

みんなが集まってわいわい飲んでるところに、
縁側に亡くなったお父ちゃん・小林薫もいて、みんなを穏やかに眺めながら飲んでるの。
それに気づいたのは、ボケはじめているお母ちゃん一人だけ。
そっとそばに寄っていってお酌をする(とっくりはない)、静かな一コマが泣けました。

大事なミシンをなでる、糸子の落ち着いた幸せな顔。
あー、最終回なんだなぁ。しみじみ。。。
というところで画面は変わって、朝です。
十数年後の。
派手なジャージ?の孫娘に起こされる糸子は夏木マリ。

ナレーションが主役のモノローグだったから、それも夏木マリの声に変わっていて、
「年をとりました」と一言。
たったひとことで、状況の説明と俳優の代替わりの紹介になってた!

うまくてびっくり、このドラマ!
並々ならぬ脚本力、演出力じゃございませんか。
オノマチ糸子に会えなくなるのは淋しいけど、この後もまた楽しみになった。

今日の歩数計:5,375歩
コメント
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