よむよま

よむ・よまない、それから。

ユージニア

2009-09-11 21:05:27 | 読む
恩田陸「ユージニア」
ここのところ恩田陸にはまって読んでいるが、好き嫌いはある。
「MAZE」はおもしろかったが、SFかと思ったらミステリーだったのが
(きちんと謎解きがあったのが)ちょっと拍子抜けするんですね、私は。
ただ、それでも不思議な部分が残されてたのがよかったけど。
山田正紀の「ミステリオペラ」のときも、最後に謎解きがあって、
すごくがっかりした。ミステリーだったのか!?って。題名にあるんだけどね。

「中庭の出来事」は読むのにちょっとくたびれた気がする、作りすぎかな。
でも、この「ユージニア」は引き込まれて読んだ。
最初から、犯人は彼女なのか?という疑いは出されているのに、
道は一直線じゃなくて、作中で書かれた本が差し挟まれてる部分があったり。
この作中本も聞き書きで書かれたとすると、
この作品は二度目の聞き書きをしてますよということなのか。
同じ事件について二重のたどり方をしてるってことね。

今日の歩数計:5,748歩
コメント
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