田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

前期定期試験

2015年06月15日 | 学校風景
今日は月曜日でまた1週間が始まります。

久留米高専は2学期制で(多分、多くの高専も2学期制ですが)、7月下旬から夏休みに入り、夏休み後に1週間ほど授業があって、その後にすぐ前期定期試験になります。
私が高専の学生だった頃も、大学生だった頃も、確か夏休み明けに試験になっていたと思います。

当時は、「夏休み明けに試験というのは、夏休みに十分自分で勉強して試験に臨めということだろう」と考えていましたが、夏休みにずっと勉強するわけもなく、各科目のノートと教科書、過去問を分析して、「この科目は前日に勉強したらOK、この科目は夏休み明けから準備したらOK、この科目は早めに準備が必要」とか割り振って、(多分)夏休みの終わり頃から試験勉強をしていたように思います。
(昔のことなのであまり覚えていませんが。)

で、久留米高専の教員になって、試験前に夏休みに入るスケジュールで試験を出す立場になりますと、なかなか難しいものがあります。

夏休みの終盤にしっかり復習をしてくれる学生は問題ないのですが、全く復習をせずに学校に出てくる学生は、頭の中がきれいさっぱりリセットされていて、夏休み前に授業でやったことを全く覚えていなかったりします。
その状態で試験に突入すると、一夜漬けで勉強はしてくるのかもしれませんが、やはり専門科目の内容は難しいため、なかなかいい点が取れなかったりします。

今は大学でも高専でも、夏休みを8月後半からにして、夏休み前に前期の定期試験を終えるところも増えてきているそうです。
その方がすっきりはするのですが、これまた一長一短があって、どちらがいいと言えるものでもありません。

どちらにしても、頭の中がリセットされない程度に復習して、ちゃんと試験前には勉強する、ということさえしてくれれば問題はないと思うのですが。

中間試験が終わってすぐですが、今回の中間試験で点数が悪かった学生は、ぜひ、今度の定期試験で取り返すべく、きっちりと準備してほしいと思います。
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