田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

専攻科研究論文発表会

2021年01月29日 | 学校風景
今日は専攻科研究論文の発表会になります。

大学生の場合は4年の卒業時に卒研の発表会がありますが、高専の場合は本科5年で卒研発表、専攻科に進学した場合は専攻科1年の終わりに専攻科基礎研究の発表会、そして専攻科2年の終わりに専攻科研究論文の発表会がありますので、専攻科2年生は3回目の研究発表となります。

また、専攻科ではそれ以外にも色々なプレゼンの機会がありますので、パワーポイントの使い方も教員以上で、実に立派な発表をしてくれます。
このプレゼン慣れするというのも専攻科のいい所で、恐らく、同年代の大学生よりもプレゼン能力はかなり高いのでは、という気がします。
(もちろん、今の大学生もプレゼンの能力は私が現役の学生の頃よりも高いとは思いますが。)

それぞれの学生が2年間、専攻科で研究した内容を発表しますので、発表を聞く教員の方もとても興味深く聞くことができます。

ということで、今日の専攻科研究論文発表会、どんな発表をしてくれるのか、楽しみです。
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授業もあと二日

2021年01月28日 | 学校風景
授業もあと二日になりました。

来週から学年末試験で、その後は答案返却期間がありますが、再試験がない学生は2月の後半から春休みのような感じになります。
4月の始業式まで休みになりますので、1か月ちょっとの長期休暇ということで、うらやましい限りです。
私も働き始めてからは1カ月もの休みは取ったことがありませんので、そんな長い休みを取ってみたいものです。

ただ、春休みは仕事の方も一段落しますので、自分の時間を取れそうな気がします。
高専の教員にとって、自分の時間というのは研究が出来る時間でもあります。
研究というのは不思議なもので、自分の好きなことをしているのにそれが仕事になるという、趣味が仕事のようなものになります。
企業では役に立たない研究はなかなかさせてもらえないのかもしれませんが、大学や高専では役に立たない(すぐには役に立たないという意味ですが)ことでも、研究として成り立ちますので、そんなことをさせてもらえる今の仕事というのはありがたいものですね。

試験問題の作成など、まだまだ頑張らないといけないですが、これから先の忙しい数週間を何とか乗り切りたいですね。
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新型コロナ

2021年01月26日 | 学校風景
新型コロナ、第三波はちょっと落ち着いてきたように思いますが、まだまだ油断はできないですね。
ヨーロッパの方では変位種が猛威を振るっているようですし、以前のスペイン風邪の際も2回目の流行の際に多くの方が亡くなっているようですので、今後も感染拡大防止に気をつけなければなりません。

三密を避け、感染拡大が生じる五つの場面を避け、マスクの着用、手洗いうがいの徹底というのが基本にはなってくるのですが、それでも、どこで誰がかかってもおかしくない状況ですので、感染しないように気を付けるのはもちろんのこと、ウイルスが体内に入っても自分の免疫でウイルスを倒せるように、免疫力を高めておかないといけません。

幸いというか、新型コロナが流行する前からランニングを始めているのですが、このランニングが本当に免疫力を高める効果があるのかは、実際の所はよく分かりません。
体を動かすことで免疫力も高まりそうですが、あまりハードにしすぎると逆に免疫力も低下することもありますので、今の時期はほどほどにしておかないといけないですね。

これから、学年末試験、入学試験、再試験、卒研発表など、年度の締めくくりの行事が続きます。
今年度、ここまでやってこれたことは去年の4月の混乱を考えると嘘のようですが、何とかあと1か月、無事に乗り切りたいですね。
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今週で授業も終わり

2021年01月25日 | 学校風景
今週で今年度の授業が全て終わり、来週から学年末試験になります。

今年度は新型コロナのためにゴールデンウィーク明けまで授業が出来ず、さらに授業が開始になっても遠隔授業となり、一部対面授業が始まり、学生全員が登校しての対面授業が出来るようになったのが何月だったでしょうか。
今年度の授業がちゃんと終わるんだろうか、と心配しておりましたが、何とかここまでやってこられて、とりあえずはほっとしているところです。

慣れない遠隔授業でしたが、やってみると意外と遠隔授業でも授業が出来ることが分かったのが今年度の一番の収穫でしたが、学生の皆さんもなれない遠隔授業に最初は戸惑ったのではと思います。
ただ、やはり若いと変化への対応は素早く、教員よりも学生の方が遠隔授業への変更にスムーズに対応していたように思います。

福岡県も緊急事態宣言が出ているところですが、これからあと1か月、何とか学年末試験と卒研発表などを乗り切れればと思います。
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天山

2021年01月22日 | 学校外
昨日は久しぶりに休みを取って佐賀県の天山に登ってきました。

天山はずいぶん前に行ったことがあり、山頂に一番近い天川駐車場に車を停めると、ちょっと登っただけで頂上に着いたという記憶があったため、かなり楽な気持ちでドライブがてら行きました。
が、天山に向かう道には「チェーン規制」という看板があり、まだ雪が残ってるの?と思いつつ車を走らせ、天川駐車場まであと数百mという所まで行くと、ノーマルタイヤではとても走れないほどの雪が残っており、これは無理だ、ということで、道の途中で車を停めれるスペースに駐車して、山頂に向かいました。

天川駐車場からは楽勝だったのに対して、普通の登山道を登っていると、溶け残る雪はあるは、登山道は解けた雪のせいでドロドロになっていて滑りやすいはで、気楽なハイキングのつもりが結構な登山となってしまいました。

ただ、天山の山頂からの景色は非常に奇麗で、有明海はもちろん、唐津海、玄海灘まで見通せまして、天山というだけのことはあると実感しました。

途中、杉が茶色に変わっていまして、もうすぐ花粉症が始まりそうな予感を感じてしまいましたが、そろそろ耳鼻科に行って薬をもらってこないといけないですね。
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気温と平均ペース

2021年01月19日 | ジョギング
ランニングウォッチのおかげで、データを自動的に保存できますので月間の平均ペースを見ることができます。
年間を通してみると、一番遅いのが8月の1キロ6分で、一番速いのが1月の1キロ5分40秒ほどになっていて、奇麗な山形の曲線になっています。
やはり気温が高い時期は走るペースが遅くなり、気温が下がって来ると走るペースが速くなるというのが一目瞭然で、これほどまでにきれいに山形になるというのは自分でも今まで気が付きませんでした。
確かに、寒くなって来ると走り始めは寒さがきついのですが、その割には走るペースが自然と速くなりますので、ランニングにはある程度寒い方がいいようです。

これからあと1か月ほどはまだ寒さが厳しそうですが、ランニングにはいい季節なのかもしれません。
また、去年の夏場は走るペースがかなり遅くなっていましたが、今年の夏場はそこまで落とさずに走りたい、という気持ちにもなります。
こういう風にデータを残して自分であとから見直せるというのも、ランニングウォッチのいい所ですね。

今月も200キロほど走りましたので、目標の250キロは楽々と達成できそうです。
2月は28日しかありませんので、2月に250キロ走れるかが一つの山になりそうですが。
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寒い日が続きますが

2021年01月18日 | 学校風景
福岡県にも緊急事態宣言が発令されましたが、久留米高専の行動指針レベルは1のまま変更されず、授業も対面授業を続けております。

これから先は、2週間後に学年末試験があり、その後は再試期間があり、さらに専攻科と本科5年の卒業研究発表会となります。
1年で一番忙しくなる時期ですので、この期間に遠隔授業になるとかなりのダメージになってしまいますが、何とか通常の授業が出来ればと思っています。

昨年度の卒業式は卒業生のみの参加で行いましたが、今年度もどのような形になるのかはまだ分かりません。
保護者も参加が可能なのかどうか、まだまだ予断を許さない感じですね。
私の子供も高校の卒業を控えていますが、毎年行われていた卒業時の行事も色々となくなったりしているようで、やはり緊急事態宣言の発令というのは色々と影響が出てきますね。

寒い日が続き、新型コロナウイルスによる新規感染者も多い状況ですが、自分自身の免疫力を落とさないように、適度な運動と栄養補給には注意したいですね。
毎日のランニングが適度な運動を超えていないといいのですが。
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修正論文投稿完了

2021年01月15日 | 研究
論文の修正が完了して、修正論文の投稿が完了しました。

ちょっといい加減な学会なのか、査読結果が来たメールに載っていたアドレスからアクセスするものの修正済み論文の投稿が出来ず、ちょっと困っていたのですが、別のサイトからアクセスしてようやく投稿が出来ました。

査読意見に沿って修正したので、多分大丈夫とは思うのですが、あと1回くらいは修正意見が出てくるか、それともこのままアクセプトされるか、という感じになりそうです。

この論文、1年半くらい前に書いた論文で、色んなジャーナルにリジェクトされてからの今回の査読結果ですので、かなり時間がかかりました。
ただ、査読するのはやはり人間ですので好き嫌いもあり、10人が査読して10人全員がアクセプトされる論文もあれば、10人が査読して一人だけがアクセプトしてくれる論文もあります。
スポーツの試合と同じで、10回戦って1回だけ勝てる相手がいるように、論文もどんな査読者に当たるかという運もあります。

自分が価値のある論文と信じられれば、リジェクトされても次のジャーナルに出すことが重要だと改めて感じました。
(まだアクセプトされたわけではないので、安心はできませんが。)

今回投稿しているジャーナルはインパクトファクターはついていませんが、Scopusには入っているようですので、そういう意味ではそれほど悪いジャーナルでもないようです。

アクセプトされますように。
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久しぶりの論文作業

2021年01月12日 | 研究
査読結果を読みますと、質問もそれほど難しい内容ではなく、「こうした方がいいと思いますよ」というものがほとんどで、木曜日は時間が取れたのでかなりの部分を修正することができました。

最近は論文の自己剽窃についてもうるさくなっていて、過去の自分の論文の文章と類似した文章を書くと「類似度何%」と出てきて、それだけでリジェクトされるというなかなか厳しいものがあり、それもあって論文を書くのが難しくなっています。
これを避けるために文章を少なくしたりするのですが、それもあってかなりたんぱくな論文になってしまい、自分で読み返しても、この論文なんだかな~、ということにもなります。

この自己剽窃、自分だけがひっかかっているのかと思っていたのですが、他の大学の研究者も同じようにリジェクトされたと相談が来まして、私が見つけた攻略法(?)を伝えたところ、クリアできましたとの連絡がありました。
やはり色んな人がこれに困っているようですね。

で、久しぶりに論文作業をしていますが、やはり論文を書くのは非常に楽しく、せっかく研究者のはしくれとして仕事をしていますので、今後も論文を書いていきたいな、という気になります。

論文の修正作業、まだ終わってはいませんが、アクセプトされるように頑張りたいですね。
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査読結果が来た~!

2021年01月07日 | 研究
久しぶりの研究ネタになります。
4つのジャーナルにリジェクトされた論文をお蔵入りさせるのももったいないということで、さらに別のジャーナルに投稿したのが去年の4月になります。
査読結果が半年以上待っても来ず、ここまで待たされるということはリジェクトなんだろうな~、また別のジャーナルに投稿するかな、と思っていましたら、今朝になってその査読結果がやって来ました。

まだ怖くて査読結果をきちんと読んでいないのですが、ざっと見た感じだとまあまあ好意的な意見が書いてあるようで、意見に沿ってちゃんと修正すればアクセプトまでたどり着けそうな雰囲気のようです。

久しぶりに査読結果をもとに論文修正となりますが、これまでの経験上、最初に投稿してリジェクトされない場合は、査読結果に対して一つずつ誠実に回答して論文を修正すればアクセプトされることがほとんどなので、何とかなるかな、と思っています。

今年度はまだ論文掲載がありませんので、それに間に合うかどうか分かりませんが、久しぶりの論文掲載に向けてちょっとやる気が出てきました。
(まだ査読結果をきちんと読んでいないので、何とも言えないところですが。)
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授業開始

2021年01月07日 | 学校風景
冬休みも終わり、今日から授業再開です。
大雪になるかも、という天気予報だったので心配していましたが、極寒ではあるものの雪は今のところちょっとだけちらついているくらいで、電車もバスも普通に動いているようです。
降雪量自体も多い所で10cmということなので、多分積もらずに溶けてしまうのでは、という感じですね。

久しぶりの学校とあって、今日は多くの学生が登校する姿を見かけました。
これが当たり前の風景なのですが、考えてみれば今年の4月5月はこのような当たり前の風景を見ることが出来ず、休校にしたり遠隔授業をやっていましたので、当たり前のことを当たり前にできるというのは本当にありがたいことですね。
新型コロナの感染拡大が続いていますので、いつまでこの当たり前の毎日を続けられるのかは分かりませんが、何とか今年度が終わるまではこのまま行きたいところですが。

久留米高専の主役の学生たちも帰って来て、あと1か月ほどで学年末試験が始まり、そこからは一気に卒業式まで行きそうです。
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大雪

2021年01月06日 | 学校風景
明日から九州北部地方でも雪が降りそうという予報になっていて、心配しています。
私は普段は自動車通勤ですが、冬用タイヤもありませんので、雪が積もったら電車で通勤しなければならないかも。
また、公共交通機関が乱れると学生の通学にも影響が出ますので、明日の授業開始日が心配ですね。

こちらに住み始めて20年が経とうとしていますが、これまではそれほどひどい大雪を経験したことはなく、やはり九州は南国という感じがします。
富山県の高専で5年間を過ごしましたが、富山はさすがに豪雪地帯で、一晩で膝の高さまで雪が積もることもあり、当時は寮に住んでいたので雪が降ってもそれほど困ることはありませんでしたが、雪かきとかが大変だったんだろうな、と今となっては思います。

ただ、雪国は雪が積もっても雪かきの道具なども準備していますし、すぐに対応可能と思いますが、もしも久留米で雪が積もったら大変なことになりそうです。
雪かき用のスコップもありませんし、スノータイヤもないため、下手をしたら家に閉じ込められるかもしれません。

明日からの寒波、雪が積もらないことを願っています。
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h-index

2021年01月05日 | 研究
最近はまともに研究が出来ていないため、論文もあまりかけていないのですが、過去の論文は順調に引用されているようで、ResearchGateという所から、「あなたの論文が引用されましたよ」というメールが数日に1回は届いています。
で、久しぶりにh-indexを調べてみたら、26になっていました。
ブログを調べてみると、h-indexが25に上がったのが去年の7月で、24から25に上がるのに数年かかったのに比べ、今回は半年ほどで26に上がったことになります。

h-indexが26ということは、26回以上引用された論文が26本ある、ということになりますので、まあまあの数字のように思います。
今後は論文数自体はそれほど増えないとは思いますが、h-indexについては30くらいまでは上がってくれるかな、と思っています。
ま、h-index自体、それほど知られた指標でもないのですが、Scopusに登録されている論文数が44本で、登録されている論文の6割程度が26回以上引用されていることになりますので、結構引用してもらっているのかな、と思います。

忙しい中でも研究しないといけないんですがね。
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明けましておめでとうございます

2021年01月05日 | 学校風景
新年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2021年(令和3年)となりました。
久留米高専は今日が仕事始めで、授業は7日(木)から始まります。
今日はまだ学生の姿もなく静かな学校風景ですが、明後日から学生が元気に登校してくれることを願っております。

年末年始は家で静かに過ごしておりましたが、穏やかな天気の日もありましたので、庭仕事も進めました。
ピザ窯を置いているコーナーは夏になると雑草がはびこって手を焼いておりましたので、そこに真砂土を敷いて雑草が生えないようにしてみました。
かなりすっきりしたので、今度はちょっとがたの来た手製の机といすを直そうかと思っています。

また、年末年始もランニングは欠かさず行い、12月は300キロ超えを達成し、2020年の年間走行距離も3034キロと3000キロ超えを達成しました。
今年は月間250キロ、年間3000キロを目標にしていきたいですね。

今年も新型コロナに振り回されそうですが、何とかいい1年にしたいですね。
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