田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

夏休み

2015年06月30日 | 学校風景
ちょっと早いですが、夏休みが近づいてきました。
明日で7月で、7月に入ったら夏休みはもうすぐ、という感じです。

高専の学生だった頃は、長期休暇は実家に帰ってずっと魚屋でバイトをしていました。
高専入学前の春休みにたまたま見つけたバイト先だったのですが、それからずっと春・夏・冬の休み期間はその魚屋でバイトをしていました。
商品を並べたりパック詰めをするのがメインでしたが、魚のさばき方なども教えてもらって、今でも丸のままの魚を買ってきて刺身にすることもできます。
(家でさばくのは面倒なので、たいてい店で3枚おろしまではしてもらいますが。)

また、高専4年の夏休みから編入試験の勉強を始めましたが、それこそ毎日毎日朝から晩まで勉強していました。
そんな勉強を今までしたことがなかったので、勉強をするということが新鮮で、大変でしたが楽しかったような、いい思い出です。
その頃は陸上の長距離もやっていたので、家から30分くらい自転車で走ってビーチに行って、結構沖のオイルフェンスまで往復して、また自転車で帰って、それからジョギングするという、一人ミニトライアスロンのようなことも気晴らしにしていましたが。

働き始めると長期休暇はなかなか取れませんが、今年は久留米高専は休日出勤の代わりに8月13日、14日が一斉休業日になるそうです。
これに夏期休暇(3日間)を加えて前後の週末を休むと、9日間の連休ということになります。
さらに有給を取れば、10連休以上も可能ですね。
せっかくだから休もうかな。

ということで、自分の夏休みはまだまだ先ですが、それを楽しみに仕事をしますか。
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なでしこ準決勝

2015年06月29日 | 学校外
ここ数日は梅雨の谷間でいい天気です。
まるで秋のような陽気で、このまま冬が来てしまうのではと勘違いしてしまいそうになるほどです。
(ちゃんと暑い夏が来ないと、作物が育たないので大変なことになりますが。)

なでしこ、強いですね。
オーストラリアとの準々決勝、実力的には日本の方が上と思っていましたが、サッカーはちょっとしたことでどちらに転ぶかが分からないスポーツ。
順当に行けば勝てるけど、やってみないと分からないところがあります。
しかも、トーナメントの上の方まで来ると運もありますし。

そして、やはりなでしこは強かった。
延長もあるかな、と思っていましたが、後半最後の方で見事に決めてくれました。
いや~、よかったです。

次はイングランドとの勝負ですが、どうなるでしょうか?
別の山はドイツとアメリカ。
もしかしたら、前回大会の決勝の再現もあり得ますね。

話変わって、サッカーとラグビーは発祥の地ということで、イギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドがそれぞれ別のナショナルチームを組んでいます。
柔道は日本発祥なので、柔道も「北海道、東北、関東、北陸、中部、関西、中国、四国、九州・沖縄」とかのナショナル(?)チームを組めれば、世界大会代表の選手も増えていいんじゃないかと思いますが、そうはならないですね。
イギリスがもともと連合王国ということも関係しているのかもしれませんが、ちょっとずるいな~、と思います。
(ま、その分、戦力が分割されてベストなチームにはならないのかもしれませんが。)

何にしても、次の準決勝も楽しみです。
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Open Access Journal

2015年06月26日 | 研究
リジェクトされた論文、自分としてはなかなかいい内容だと思うので、このままお蔵入りさせるには忍びなく、どこか出せる学術誌はないかな~、と色々と探してみました。

私が博士課程の学生の頃は、論文を出せそうな学術誌も限られていて(知らなかったのもありますが)、一度リジェクトを食らうと結構なダメージだったのですが、今ではそれこそ数えきれないほどの学術誌があり、ここが駄目なら次はあそこに、という感じで、何度も再挑戦できます。

その中で、ここ最近急速に数を増やしているのがオープンアクセスジャーナルというものです。
通常、学術誌を読むには、その学会員になって紙媒体の学術誌を配布してもらうか、それとも電子ジャーナルを読むか(今は電子ジャーナルがほとんどですが)になりますが、いずれの場合も有料になります。
一方、オープンアクセスジャーナルは、そのジャーナルに載っている論文を全て無料で公開するというもので、わざわざお金を出さなくても論文を読めるため、読み手にとっては都合のいいジャーナルです。

が、このオープンアクセスジャーナル、しょぼいものは非常にしょぼく、「こんな論文載せてていいの?」という論文を掲載可にしているところもあり、そういう怪しいジャーナルはそもそも、論文の信用性もあまりなかったりします。
(もちろん、質の高い論文を掲載しているオープンアクセスジャーナルも多くありますが。)

で、オープンアクセスジャーナルの中でも、IF(インパクトファクター)が付いていて、査読もしっかりしてそうなところを選んで投稿してみました。
以前から「論文を投稿しませんか?」というお誘いメールはあったのですが、実際に投稿するのは初めての学術誌です。

エディターが気に入ってくれるかどうかは分かりませんが、すんなりアクセプトされたらいいな、と思います。
(道は険しそうですが。)

これでアクセプトになるのか、さらに別の学術誌を探すはめになるのか。
うまく行くといいのですが。
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リジェクト~

2015年06月25日 | 研究
2か月ほど前に出して待っていた論文の査読結果がやってきました。
メールを開いて、「お、来てる」と思いましたが、朝一だったのでいまいち焦点が定まらず、なんとなく眺めていたら「unfortunately」の文字が・・・
unfortunately、嫌な単語です。
unfortunately、regret、色々ありますが、否定の言葉が入っていたらそれは論文リジェクトの意味です。

きっちり読んでみると、「残念ですが、うちの論文には合いません。下にレビュアーのコメントを書いておくので参考にしてね。」ということでした。

う~、2か月も待ったのに。

ということで、またまた論文をリジェクトされてしまいました。
本当、今年は(去年からですが)調子が悪いです。

このリジェクトされた論文をどうするのか?
別の雑誌に出すのか、それとも大幅に書き換えてしまうのか、考えるところです。

なかなか難しいですね。
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個室

2015年06月24日 | 学校風景
高専で教員室が個室というと「え、職員室ってないんですか?」と聞かれることがあります。

そういえば、小学校、中学校は職員室に先生がみんないます。
高校はどうなんでしょう?多分職員室があるのでは、と思います(未確認)。

高専はというと、私の学生の頃から「○○教官室(以前は教員ではなく教官でした)」というのがあって、用事がある時にはそこを訪れていました。
久留米高専でも「○○教員室」というのが各教員ごとにあり、ほとんどの場合一人一部屋の個室となっています。

個室がいいのか職員室がいいのか、職員室の状態で仕事をしたことがないのでわかりませんが、個室の方が仕事に集中できるのは間違いなく、授業準備や論文を書いたりする仕事については、恐らく個室の方がやりやすいと思います。
一方、学生指導を考えると横の連絡が密になりますので、職員室の方がいいんだろうな、と思います。
ま、一長一短ですね。

あと、個室の欠点としては、要らないものが堆積しやすい、というのがあります。
今の教員室に移って来てから10年ほどが経ちますが、身の周りを見回すと、「いつか使うかも」と思って取ってあるいつまでたっても使わないものがかなりあります。
こういう不要物品も、個室でなければ増えていきませんので、そういう意味では無駄が多いのかもしれません。

ただ、高専の教員は「教育研究職」ということになっていて、教育も研究もしないといけない、という背景から、個室になっているのではないかと思います。
(もちろん、個室でなくても研究はできるのですが。)

そう言えば、私の教員室もしばらく掃除をしていません。
仕事が一段落したら、ちょっといらないものを片付けましょうか。
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投稿完了

2015年06月23日 | 研究
ようやく論文の投稿が完了しました。

ここ最近、出す論文出す論文、リジェクトされ続きで、一発でアクセプトされるという以前のような状況から考えると、非常に調子が悪いです。
現在の所、査読待ちが2本となりましたが、2か月ほど前に出した論文の査読結果も返ってこないし、これはまさかリジェクトになるのか・・・?と心配です。
この論文は色んな所からリジェクトを食らったものなので、今度リジェクトだったら論文を再構成して、テクニカルペーパー(フルペーパーではなくて、速報みたいな感じ)に仕立てて、別の雑誌に出そうかとも考えています。

それにしても、最近は、以前の論文と同じ文章が何%含まれていたら自動的にリジェクト、という流れになってきているようですが、全く同じ装置、あるいはまったく同じ現象を説明するのに別の表現を用いなければならない、というのは、英語非ネイティブにとって大変です。
日本語であれば言い回しを別にすることもできますが(それでも結構面倒ですが)、英語であればなおさら大変です。

ただ、編集者も盗作対策には悩まされているようですし、コンピュータが発達して全文検索も容易になっている現代では、仕方のない流れなのかもしれません。

英語の言い回しをそれほど知らない私にとっては、論文を書くのが大変な時代になって来てるな~、と思います。
ま、これも修行のひとつと思ってやらないといけないですが。

査読結果、いい結果が来るのか悪い結果が来るのか、期待20%、不安80%というところです。
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夏至

2015年06月23日 | 研究
昨日は夏至でした。

暦上は昼の時間が一番長く、晴れていれば日射量も一番多い日になるはずですが、例年、この日は梅雨の時期とあって晴れることはほとんどありません。

私は太陽熱に関する研究をしていますが、数値計算をする際にもこの「夏至」という日を代表的な1日として計算することが多く、そういう意味でもなじみ深い日です。
そして、この日の屋外実験の結果が出れば、夏至というある意味特別な日の結果になるため、研究上は非常に欲しいデータになりますが、梅雨には勝てないですね。

今日も天気は曇りで、実験にはあまり向いてない天気になっています。

私が研究している太陽熱蒸留器(太陽エネルギーで海水を蒸発させて、蒸発した水蒸気を凝縮させて飲み水を作る装置)は、晴れた日が多いほど実験がよくできるのですが、日本は降水量の多い土地(イコール晴れの日が少ない)のため、屋外実験をするのには不利になります。
この研究は中東やインドで盛んに研究がおこなわれていますが、中東やインドでは降水量が少なく、そして晴れた日が多いということも、研究が盛んな理由の一つだと思います。
(それ以上に、衛生的な飲料水の不足が社会問題になっている、というのが研究が盛んな理由ではあると思いますが。)

晴れ間が出なくて残念ですが、梅雨が終わったら、学生がじゃんじゃん実験してくれることと思います。

話変わって、英語のネイティブチェックをお願いしていた論文が返ってきました。
今日で最終のチェックをして、投稿する予定です。
さて、今回はすんなりアクセプトされるのか?最近、調子が悪いので不安ですが。
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週末の畑仕事

2015年06月22日 | 
週末は何もやることがないな~、と思っていましたが、畑をよく見てみると雑草も結構伸びていて、これ以上伸ばすと、面倒なことになりそうでした。

そこで、まず土曜日、刈払機を持ち出して畑の草刈りをしました。
刈払機の刃が安物で、さらに石に当たって先端のチップが取れてしまい、切れ味は非常に悪いのですが、それほど大物の草でなければサクサクと切れていきます。
本当は刃を取り換えるべきなのですが、石に当たったらまた刃がこぼれるしな~、とそのままにしています。
2時間ほど刈払機で草を刈り、雑草もなくなりました。

そして日曜日。
枝豆を収穫して、さらに、ネギと大葉の周りの雑草を取り、ついでに畑全体に耕耘機をかけました。
耕耘機、ちょっとした雑草が生えていてもぐいんぐいん耕してくれて、さらに、耕耘機をかけた後は数週間は雑草も生えてきません。
耕耘機無しの家庭菜園はもう考えられないですね。

あとは、ちょっとした庭木の剪定をして、その後、庭でピザを焼いて食べました。
いや~、おいしかった!

自宅で簡単アウトドアの週末でした。
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さて、週末ですが

2015年06月19日 | ブログ雑感
今日は金曜日、週末です。

以前は、金曜日の度に「今日は飲み会だ~!」ということが多かったのですが、年を取ったせいか、最近はめっきり飲み会の回数も減り、金曜日もおとなしく家に帰ることがほとんどです。

たまには飲みに行きたいな~。

年度初めは子供の学校(中学校・小学校)の行事だの、町内の行事だのが多かったのですが、今週末は久しぶりに何もない週末になりそうです。
何をしようかな?
天気が良ければバーベキューでもしたいところですが、週末の天気はどうなのでしょうか。

そういえば、福岡県教職員バドミントン大会は毎年6月に開催され、久留米高専教職員チームも常連のように参加しているのですが、今年は未だ日程等の連絡が入ってきません。
私達のレベルでも、運が良ければ優勝できたりする大会なので、いつも楽しみにしているのですが、参加者がどんどん減っていたので、もしかしたら今年の開催はないのか?と心配しています。
6月中だとすると、今週末と来週末しかありませんし。

ということで、何ともまとまりのない内容ですが、明日からの週末に向かって、今日も仕事に励みたいと思います。
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ワールドカップ2次予選

2015年06月17日 | 学校外
ワールドカップの2次予選が始まりました。

日本代表はシンガポールと0対0の引き分け。
シンガポールと対戦する時はなかなか点が取れず、後半の最後ぎりぎりで辛くも勝利、とかが多かったので心配していたのですが、案の定というか、点が取れなかったですね。

シンガポールは確か淡路島程の面積しかない国ですが、人口は500万人ほどなので、日本の20分の1くらいといった感じでしょうか。
人口が少ないとはいえ、外国からの帰化選手も多く、油断はできないチームです。
(外国からの帰化選手が多いといえば、中東の資金力のある国のチームも帰化選手が多いので、どこの国のチームだ?と感じることが多いですが。)

2次予選の8試合の中の1試合でしかないですが、幸先は悪かったですね。

ここのところ、日本がワールドカップ本選に出場するのが当たり前のようになってきていますが、アジア各国のチームも力を付けてきているだけに、なかなか油断できないですね。
さすがに2次予選敗退ということはないと思いますが、ちょっと心配になります。

ま、次からの試合に期待したいですね。
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研究論文

2015年06月16日 | 研究
先月くらいに、乗ってきた~、と思っていた研究論文ですが、その後はあまりぱっとしておりません。

投稿中の1本は、投稿から2か月がたってもまだ査読結果がやってきません。
査読結果が来るのが遅い時はあまりいい知らせが来ないので、ちょっと心配です。

また、その他の論文についても、現在ネイティブチェックをお願いしている最中で、まだ投稿までに至っておりません。

ということで、ちょっと足踏みという感じです。

時間があれば別の論文にも手を出してみたいところなのですが、後期から始まる授業の準備がこれまた大変で、かなりの時間を取られています。
専攻科の授業なので、内容をヘビーにしても大丈夫かな、と思いつつ準備をしていると、内容がヘビーなだけに準備をするのも結構ヘビーで、準備をしながらも「専攻科生はついてこれるのか?」とちょっと不安になったりします。
ま、優秀な専攻科生のことだから大丈夫と思いますが。

ということで、これからもまた授業の準備です。
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前期定期試験

2015年06月15日 | 学校風景
今日は月曜日でまた1週間が始まります。

久留米高専は2学期制で(多分、多くの高専も2学期制ですが)、7月下旬から夏休みに入り、夏休み後に1週間ほど授業があって、その後にすぐ前期定期試験になります。
私が高専の学生だった頃も、大学生だった頃も、確か夏休み明けに試験になっていたと思います。

当時は、「夏休み明けに試験というのは、夏休みに十分自分で勉強して試験に臨めということだろう」と考えていましたが、夏休みにずっと勉強するわけもなく、各科目のノートと教科書、過去問を分析して、「この科目は前日に勉強したらOK、この科目は夏休み明けから準備したらOK、この科目は早めに準備が必要」とか割り振って、(多分)夏休みの終わり頃から試験勉強をしていたように思います。
(昔のことなのであまり覚えていませんが。)

で、久留米高専の教員になって、試験前に夏休みに入るスケジュールで試験を出す立場になりますと、なかなか難しいものがあります。

夏休みの終盤にしっかり復習をしてくれる学生は問題ないのですが、全く復習をせずに学校に出てくる学生は、頭の中がきれいさっぱりリセットされていて、夏休み前に授業でやったことを全く覚えていなかったりします。
その状態で試験に突入すると、一夜漬けで勉強はしてくるのかもしれませんが、やはり専門科目の内容は難しいため、なかなかいい点が取れなかったりします。

今は大学でも高専でも、夏休みを8月後半からにして、夏休み前に前期の定期試験を終えるところも増えてきているそうです。
その方がすっきりはするのですが、これまた一長一短があって、どちらがいいと言えるものでもありません。

どちらにしても、頭の中がリセットされない程度に復習して、ちゃんと試験前には勉強する、ということさえしてくれれば問題はないと思うのですが。

中間試験が終わってすぐですが、今回の中間試験で点数が悪かった学生は、ぜひ、今度の定期試験で取り返すべく、きっちりと準備してほしいと思います。
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熱工学

2015年06月12日 | 技術や工学
私の専門は熱工学で、博士号も熱工学の分野で取りましたし、現在の担当授業も工業熱力学となっています。

が、もともと高専の頃から機械工学を勉強していたわけではなく、大学も機械工学が専門ではなく、大学院の修士・博士課程の研究が熱系だったため、専門は熱工学ということになっています。

実は、大学院の修士課程、博士課程でも授業はあるのですが、講義形式ではなく輪講形式(学生が英語や日本語の教科書や文献をまとめて、交代で発表しあう形式)のものが多いため、「工業熱力学」と「伝熱工学」という熱工学の中でも二つの代表的な科目は学校で習ったことがありません。
熱力学については、大学の時に金属系の熱力学をみっちりと勉強したのですが、久留米高専に赴任してきて機械系の工業熱力学を教える段階になって、「金属熱力学と工業熱力学って、全く内容が違う!」と初めて知ったような感じでした。

ということで、今になっても自分の中では、「機械工学科の教員とはいっても、なんかもぐりみたいな気がするな~」という気分はぬぐえないものがあります。
なにせ、熱工学以外の機械工学の専門科目は、きちんと勉強したことがありませんので。

そもそも、大学院で熱工学を専門にした際に、「機械って旋盤とか歯車とかのイメージがあるのに、何で熱が機械工学科なんだろう?」と疑問に思っていました。
『熱』と『機械』って、全く違うというか、形の無い「熱」を何で機械工学で扱うんだろう、と不思議でした。

が、機械工学の発展に大きく寄与したのが蒸気機関や内燃機関といった、熱を仕事に変える装置で、それらの熱機関を理解するためにはやはり熱工学を知る必要があり、また、熱工学が機械の中でも重要な位置を占めているので、熱工学というのが機械工学の中にある、ということを大学院の間に少しずつ理解していきました。

高専、大学では機械とは無縁の学科でしたが、大学院から熱工学を学ぶようになり、その楽しさに魅了されてしまいました。
今では学生に熱について教える立場になっていますが、学生もこの熱工学の分野の楽しさを知ってくれたらうれしいですね。
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採点終了

2015年06月11日 | 学校風景
前期中間試験が終わり、自分の科目の採点も終了しました。

「これが解けんと?」という解答があったり、「これをこうやって解いたか!」という驚きの解答があったりと、採点をしていると色々な解答に出合います。
まだ平均点は出していませんが、ま、例年並みといったところでしょうか。

これで1年間に4回ある試験の1回が終了しました。
実力を出していい結果を残した学生も、さぼって実力が出せなかった(実力通り?)の学生もいたことと思います。

試験が終わって気が抜けているかもしれませんが、次の試験では今回よりもいい点が取れるように勉強に励んでほしいと思います。
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AED講習会

2015年06月10日 | 学校風景
月曜日に教職員向けのAED講習会を受けました。

AEDとは、Automated External Defibrillatorの頭文字を取ったものだそうで、自動体外式除細動器のことです。
久留米高専にも3個設置されていますし、デパートなどの人が集まるところにもAEDという表示があると思います。

これまでにもその存在は知っていたのですが、使い方を聞いたこともなく、電気ショックの小型版みたいなものだろうな~、と考えていました。
で、映画でよく見るように、電気ショックを与えれば、心臓がドックンドックンと動き出すので、AEDさえ使えばいいものと思っていました。

が、これが大間違いでした。

呼吸がなく、心停止している場合、最も大切なのが胸骨圧迫(以前は心臓マッサージと呼んでいたと思います)と人工呼吸で、AEDを使用する前にもこの胸骨圧迫と人工呼吸を行い、AEDを使用した直後から再び胸骨圧迫と人工呼吸をを続けなければならないということでした。

AEDが万能ではないこと、胸骨圧迫と人工呼吸が非常に大切だということ、また、一人で対処するのではなく必ず誰かほかの人の助けを呼ぶこと、ということが今回の講習で学べた大事なことでした。

おそらく、誰かが倒れている状況に出くわした時、講習のように冷静な対応はできないとは思いますが、とにかく誰かを呼んで、胸骨圧迫なり人工呼吸なりを行って、AEDもしっかりと使わないといけないですね。

応急手当ての方法は自動車学校で習ったのが最後だったと思いますが、いざという時のために今後も定期的に講習を受けたいと思います。

皆さんも機会があれば、ぜひ受講してみて下さい。
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