田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

将棋

2017年05月31日 | 技術や工学
囲碁の世界で人工知能が最強の棋士を破って話題になりましたが、将棋の世界でも結構強い棋士が人工知能に敗れています。

確かに終盤戦になってくると、打つ手も限定されてきますので、そうなると俄然処理能力の速い人工知能が有利になりますが、打つ手が無限に広がっている序盤、ちょっとした一手で形成が一気に変わる中盤になると、まだまだ人間に有利なのかというと、そういうことでもないらしいですね。

もしも打つ手を無限に処理できる人工知能が出来てしまった場合、将棋であれば最初の一手を指した段階で勝敗が決まってしまう、なんていうことが起こってしまうのでしょうか。一手指した所で「参りました」とかやってたら、将棋の面白さも何にもないので、そんな将棋は嫌ですが。

オセロくらいだったらすでに全てのパターンが計算できるようになっていて、先手(あるいは後手)が必ず勝つ、という人工知能はありそうですね。

人工知能、私が高専の学生だった時にも一時流行ってその後廃れましたが、今回の人工知能ブームは本物なのか、それともやはり実用にするにはまだまだ難しいのか。
人間の仕事はかなりの部分が人工知能とロボットに置き換わる、という予想もありますが、果たしてそんな簡単に物事が進むのかどうか。

人間って、普段は意識してませんが、かなり複雑であいまいな処理を結構高精度にこなしてますので、人工知能とロボットに置き換えるのが難しい分野はまだまだありそうな気がします。

その内、教員ロボットとか現れて、授業をするようになるのでしょうか?
そうなったら私は食い扶持に困ってしまうのですが。
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中間試験

2017年05月30日 | 学校風景
5月ももうすぐ終わりになります。
つい先日入学式があって、授業が開始したような気がしますが、時間の経つのは早いですね。

そして、来週1週間は中間試験になります。
中学校までは定期試験といっても2日間(9教科の場合は3日間でしょうか?)で終わりますが、高専では中間試験が5日間、期末試験が7日間となりますので、1年生は初めての長丁場の定期試験となります。

中学校までは特に勉強しなくても授業を受けるだけでほぼ理解が出来ていた、という学生も久留米高専には多くいそうですが、高専の授業となるとそうもいきません。
内容的にも難しくなり、授業の進度も中学校から比べると速くなりますので、試験前に勉強しなくても大丈夫、という学生はおそらくそうはいないのではないでしょうか。

高専は毎日がりがりと勉強しなければならない学校ではないのですが、定期試験(中間試験、期末試験)となるとそうもいきません。
数か月の間に授業で学んだことを自分なりにまとめて、自分の頭の中でぼんやりしている授業内容を体系立てて理解するのが試験勉強になると思います。
このため、試験前の少なくとも1週間はきちんと勉強する必要があり、部活動についても1週間前から活動停止になっています。

勉強が好きで好きでたまらない、という学生もそれほどいないと思いますが、授業を受けてぼんやりしていた内容が、試験勉強で「なるほど、こういうことだったのか!」と自分なりに理解出来た瞬間というのはなかなか気持ちがいいものなので、少なくとも試験前だけはしっかりと勉強してもらいたいと思います。

試験問題、まだ作っていませんが、作らないといけないですね。
どんな問題にしようかな。
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車購入

2017年05月26日 | 学校外
家には2台の車があって、1台は私の通勤用の車で、もう1台は嫁用の車になっています。
私の車は軽自動車で、買ってから6年目になるのか、ちょっと覚えていませんが、今のところ快調に走っています。
もう1台の嫁用の車は家族で移動するときにも使うので普通車なのですが、こちらは14万キロ走っている年季の入ったもので、まだまだ快調に走ってはいるものの、そろそろ買い替えの時期かな、ということで、近々購入を検討しています。

車というのは家に次ぐ高額商品ですので、検討に検討を重ねて買いたいところですが、新車を買うのも高くつきますので、手頃な中古車を狙っているため、「これだ!」という中古車があったらすぐに購入することになりそうです。

既に嫁がいい感じの車を見つけたようで、もしもその車がまだ売れていなかったら、近い内に購入することになりそうです。

車、最初に買ったのはぼろぼろの軽自動車で、先輩の家が自動車の修理工場をしていて、ぼろいのでよかったら売れるよ、とほとんどタダ同然で売ってもらいました。
その後、4年周期で自動車が壊れる→軽の中古を買う、というのを3回繰り返して、今載っているのが新車で買った初めての軽自動車になります。

久留米に住んでいると自動車は必需品で、維持費もかかるしガソリン代もいるしとなかなかの金食い虫ですが、一度乗り始めると手放せませんね。

早ければ今週末にでも車を買いに行こうかと思っていますが、果たして、いい車が買えるかどうか。

高い買い物だけに、いい車に当たりたいものです。
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編入学試験

2017年05月25日 | 学校風景
この時期、進学希望の学生は、定期試験の勉強を除けば、おそらく高専生活の中で初めて本腰を入れて勉強していることと思います。

編入学試験は早い所は5月が受験日で、遅い所は8月が受験日になっていて、複数の大学を受験する場合は数か月受験シーズンが続くことになります。
旧帝大は8月受験の場合が多いようで、それまでに滑り止めを受けて、最後に本命の旧帝大を受けるという高専生も多いのではないでしょうか。

このブログでも何度も編入学について書きましたが、高専からの編入学というのは制度的には高校からの大学受験と比較してかなり有利なものになっています。
その一つが、国立大学を複数受験できるというものです。
受験というのはその日の体調や運にも左右されますので、一回の試験で自分の実力を出し切れるかどうかというのはなかなか難しいものがあります。
このため、複数受験できればどれかは上手くいくという可能性があり、そういう意味でも国立大学を複数受験できるというのはかなりのメリットになります。
また、進学校のようにゴリゴリ勉強しなくても、4年生から5年生にかけて集中して勉強すれば進学できるというのもメリットかも知れません。

ただデメリットももちろんあって、進学に関する対策は基本的に本人任せですので、勉強方法や勉強内容を教員が指導することはありません。
また、進学のための勉強をするのは少数派になりますので、周りが遊んで楽しんでる中で勉強することになりますので、これまた自分一人で頑張れる気力が必要になります。

今年も編入学試験が始まっていますが、機械工学科の5年生の進学組の調子はどうでしょうか?
勉強頑張ってくれてるといいのですが。
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モテキ

2017年05月24日 | 学校風景
モテキ、漫画の題名ですが、人生に何度か(あるいは一度だけ)来る異性にもてる時期のことですが、ここでは高専生のモテキについてです。

モテキといっても異性にもてる時期ではなく、会社にもてる時期のことで、4年生から5年生に進学する時期にやってきます。
学科にもよりますが、機械工学科への求人数は800社位あり(年度によって異なりますが)、定員40名のクラスの中で就職希望者が約半数の20名(こちらも年度によって異なりますが)、ということで求人倍率は40倍(就職希望者1名に対して40社が「うちの会社に来て」と誘ってくれている)になります。

多分、人生の中でこれほど会社からもてることはまずないでしょう。
また、年度によって求人倍率も変わり、また、売り手市場か買い手市場かも変わりますので、就職活動をする時期によってもて方も変わりますが、今年度は世の中が人手不足なのもあって、いつもに比べてももてているような気がします。

うらやましい限りですが、学生にとったら求人が何百社から来ようが、自分が受験できるのは1社しかなく(学校推薦が基本なので)、逆に目移りして志望する会社を決められない学生もいたりします。
ま、それもぜいたくな悩みなのでしょうが。

私の場合は高専卒業から大学院修了まで、就職活動はほぼしなかったものの、就職氷河期と呼ばれた頃だったので全くモテキは訪れませんでした。
その頃を考えると、今の高専生は恵まれてるなと思います。

新卒の就職活動は通常は1回こっきりですので、自分のやりたい仕事ができる会社に入ってくれて、おおいに活躍してもらいたいものです。
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論文査読

2017年05月23日 | 研究
よ~し、仕事するぞ~、と張り切ってたのですが、査読依頼がやってきまして、以前に査読した論文の再査読だったため、断ることもできずに査読を行いました。

アイデア自体は悪くないんだけど、データ量が不足していて、表現もいまいちで、という感じだったので、残念ながらMajor Revision(大幅な改訂が必要)ということで返事しました。

査読するには、よっぽどひどい論文でなければ隅から隅まで論文を読まないといけず、さらに査読依頼が来る論文はほぼ英語なので、結構時間がかかります。

ま、参考文献を読む時は斜め読みか、まじめに読む時でもざっと読むのがほとんどで、論文を真剣に読むのは査読の時くらいしかないので、自分の勉強と思えばいいのですが、それでも、「もうちょっと完成度を上げて投稿出来ないのかな~」と思う論文が結構多いです。

グラフ一つとっても、マークを工夫するとかでグラフの見易さはとても変わってくるのですが、グラフソフトのデフォルトの設定のままなんだろうな、というグラフが載っていると、それだけで「この論文を書いた人はあまり訓練されてないんだろうな(=論文の内容もたいしたことないんだろうな)」という印象を受けます。
ま、その印象と論文の出来は比例することが多いのですが。

昨年度は査読数が16本と近年ではかなり少ない方だったのですが、今年度は既に6本査読をしていて、このペースで行ったらもしかしたら最高記録になるかもしれません。
ま、本当はあまり査読に時間を取られたくないのも正直なところですが。

ということで査読を終えて、自分の仕事の時間です。
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じっくりと研究

2017年05月23日 | 研究
久留米高専に赴任してきて、結構多くの論文を書いてきたと思います。

http://www.cc.kurume-nct.ac.jp/~tanakad/gyosekinendo.htm
こちらに自分の論文をまとめていますが、自分の論文を見直す時に便利だったり(今は手元の紙の論文を探すよりもオンラインで見る方が多いです)、研究業績を各書類の作成に便利なので、随時更新しています。

論文の数だけを見ると現在、64本になっていて、改めて振り返るとよく書いたものだな~、と思います。
コンスタントに5本位の論文を出していた年が続いていましたが、ここ5年間では平均して年間2本位でしょうか。

年を取ってきたせいか、ネタが切れてきたせいか、年間5本の論文というのは、これからはちょっと書けそうにない気がします。
それよりも、一つの論文にじっくりと取り組んで、年間1本の論文でもいいのかな、という気もしてきました。
(ま、本当はネタがいっぱいあって年間何本も書けた方が気持ちはいいのですが。)

で、今取り組んでいるテーマ、途中で「これあかんかも・・・」と挫折しかけたのは何度もありましたが、ようやく先が見えてきました。
まだまだ図やグラフを作らないと論文を書き始めることはできませんが、やっと全体像が見えてきたので、ものになりそうな気がしてきました。
結構複雑な内容なので、説明に工夫を凝らして分かりやすいいい論文になるようにしたい所です。

これまではそれほどじっくりと論文を書くということはしませんでしたが、今回の論文にはじっくりと取り組みたいと思います。

では、今日も一日頑張りましょう。
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宿直明け

2017年05月22日 | 学校風景
昨日は学生寮の宿直で、今日は宿直明けの睡眠不足のままに仕事です。

宿直をするたびに思いますが、学生は夜に(無駄に)強いですね。
全員が全員起きているわけでもないと思うのですが、夜の12時を過ぎてもあちこちから物音がしてきて、寮がしんと静まるのは夜の3時頃でしょうか。
私は物音がすると眠れない性分ですので、この物音で起こされて睡眠不足になってしまうのですが、最近では宿直室の換気扇を付けっぱなしにして寝るようにして、換気扇の音で他の音を聞こえないようにして寝ています。
それでもなかなか深い眠りは難しいですが。

夜遅くまで起きていて、それで翌朝から授業を受けれるな、とちょっと感心しますが、それが若さというものなのでしょうか。
私にはちょっと真似できませんね。
ま、毎日が修学旅行みたいなものかもしれないので、楽しい毎日なのでしょう。

5月も終盤に差し掛かってきましたが、今年の5月はいい天気が続いて、気持ちがいいですね。
ただ、昨日は中学校の運動会だったのですが、あまりの暑さに前々日、前日の練習中に熱中症で倒れる生徒が続出だったらしく、さらに昨日の運動会当日にも何人かの生徒が倒れていて、救急車まで来ていました。

私も大学の陸上部の合宿でひどい貧血で歩けなくなったことがありますが、その時ももしかしたら熱中症になっていたのかもしれません。
熱中症は気付いた時には自分ではどうしようもない状態になってしまいますので、早めの小まめな水分補給が大切なのでしょう。

ではでは、今週も始まりです。
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週末

2017年05月19日 | 
先週末、にんにくの収穫をしまして、今、庭に置いたままにして干しています。

去年だったか一昨年だったか、にんにくの収穫はしたものの干しが甘くて気づいたら駄目になっていたので、今年は晴れも続いているので十分に干せそうです。
ただ、にんにくを食べると匂いが次の日まで残りますので、なかなか食べる機会がないのが残念ですが。

玉ねぎもかなり大きくなってきて、ぼちぼち収穫できそうです。こちらはしばらくは食べる分だけ収穫して、あとはまだ畑に植えたままでも良さそうですが、そのうち収穫して軒先に吊るしておかないといけないですね。

スナップエンドウの方はもう終わってしまいましたので、にんにくの畝と一緒に今週末にでも耕耘機をかける予定にしています。

オクラも一部は育っていますが、発芽するものの途中で葉っぱが落ちたりして全部がしっかり成長するまでには至っていません。駄目になった所にまた種をまいていますが、果たして何株が成長してくれることやら。

最近は葉物を作っていませんでしたが、今年はチンゲン菜の種をまいています。こちらも発芽したもののなぜか全滅してしまいましたので、今朝再び種を蒔いておきました。
チンゲン菜はでき始めると食べきれないほどできますので、楽しみな野菜の一つです。

あとはピーマン、トマト、ナスの株が順調に育っていますので、夏頃に収穫できそうです。

畑を管理するのも楽ではないですが、週末に体を動かすにはちょうどいい作業ですので、今週末もいい汗をかきたいところです。

では、今日が終われば週末です。
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訪問者数が1ケタ増えてる・・・

2017年05月18日 | ブログ雑感
ブログをgooに移行してからしばらく経ちますが、ブログ管理画面を立ち上げてびっくり!昨日の訪問者数がいつもより1ケタ増えています。
何が起こった?と思いましたが、多分、昨日の「駐禁報告書」というタイトルのがヒットしたのかな、と思ってググってみると、やはりそのブログが検索結果の1ページ目に来ていました。
まさかそんなに訪問者が増えるとは思ってなかったので、ちょっとびっくりしました。

ま、多分、訪問者数もすぐに元に戻ると思いますが。

昨日は久留米高専の防災総合訓練があり、地震に伴って火災が発生したという仮定で全校学生、全教職員がグラウンドに避難する訓練をしました。
災害が起こった時に大事になるのが安否確認で、各クラスで何人避難して、何人不明なのかを本部に報告し、訓練は終了しました。

本当に災害が起こった場合には、不明者がいた場合はその捜索が必要になるのですが、そこまでの訓練は行っていません。
実際に地震が来た時にグラウンドに集合して、その時に不明者がいた場合、教員としてどういう行動をとればいいのか、また、津波が予想される場合にグラウンドに集合でいいのか、なかなか本当の所は自分でも分かりません。
本当に災害が起こったらかなりテンパると思いますし、もっとテンパってる学生を迅速に誘導できるのか、これまた分かりません。
ま、そうなった時にうまく動けるようにするのが防災訓練なのですが、実際に地震の被害にあったことがないだけに、大地震が来た時に自分がどうなるのかなかなか自信が持てないですね。
何とか学生の身の安全を守りたいところですが。

大地震は来てほしくないけど、いつかは来るはずなので、日頃からの心がけを大事にしたいですね。
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駐禁報告書

2017年05月17日 | ブログ雑感
今日メールをチェックしていると、「駐禁報告書」という件名のメールが届いていました。

学生主事補をやっているので、どこかの先生が学生の違反駐車を見つけて連絡してきたのかな、と思いましたが、差出人のアドレスもおかしく、メールの内容も変で、「あ、これはマルウェア付のメールか」と気付きました。

つい先日、世界的なサイバー攻撃があったばかりですが、高専教員は雑魚キャラなのか特に攻撃もされず、いつも通りのネット環境ではあるのですが、このメールアタック、これからも手の込んだ攻撃がされそうです。

メールの差出人、内容、件名などからしか怪しさを判断できず、もしも共同研究者を騙ってメールが出されたりしたら、うっかりと添付ファイルを開いてしまいそうですし、怖いものです。

メールを使い始めてから20年以上経ちますが、最初の頃には考えられないような事態になっていますね。
でも、今はメールがなければ仕事になりませんので、自分でもきちんと対処できる様に日頃から気を付けていかなければなりません。

コンピュータウィルス、これまではかかったことがないのですが(あるいは自覚症状がないだけかもしれませんが)、大事なデータを破壊されたり、職場にも迷惑をかけてしまいますので、パソコンはしっかりと管理しないといけないですね。
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クラスマッチ

2017年05月16日 | 学校風景
今日は終日クラスマッチで、授業の方は休みとなっています。

クラスマッチの種目は、バレー、バスケ、サッカー、長縄の4種目で、これに女子種目(確か女子バレーと女子ドッジボール)があったと思います。
このクラスマッチ、クラスによってかなりの温度差があるようで、出席率も高く競技にも力を入れるクラスがある一方、ほとんどの学生が学校に出てこないクラスもあるようです。

久留米高専の学校行事は、基本は全員参加になっていますが、グレーゾーンというか出席に対する拘束力はありませんので、強者になると5年生まで一度もクラスマッチも高専祭も出て来ないで、その期間中は自主休日にしている学生もたまにいると聞いています。

せっかくの行事なので、みんなで参加した方が楽しいと思うんですがね。

教員はというと、私も若い頃はサッカーに混ぜてもらったり、バスケも一度だけ参加させてもらいましたが、今はおっさんになりましたし、担任もしていませんので、声もかからなくなりました。
まだまだ体力的には自信はあるのですが。

今日はちょっと肌寒く、天気もいいとは言えないですが、雨も降りそうにありませんので、クラスマッチにはいい気候かもしれません。
色んな種目で熱戦が繰り広げられていればいいのですが。
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週末

2017年05月12日 | 学校風景
ようやく週末がやってきました。

が、今日は授業が3コマ(!)も入っていて、ほぼ授業だけの1日になりそうです。
1日3コマはもしかして初めての経験かも。

高専の教員はずっと授業をしているように思われているかもしれませんが、実は1週間に数コマを担当しますので、1日に何コマも授業が入るというのはそうありません。
各曜日に適度にばらけて授業が入るのが例年なのですが、今年度は機械工学実験が4年と5年の2学年分入っている関係で、座学の授業が金曜日に集中していて、今日のように1日3コマ入ることになってしまいました。
ま、一気に授業が終わるのでまとめて片づけられるといえばそうなのですが。

ただ、いつも思いますが、小学校の先生は朝から夕方までずっと授業をして、しかも科目も多岐にわたるので大変だろうな、と思います。
もしも高専の教員で朝からずっと授業だったら、考えただけで大変そうです。
しかも、専門科目は自分の担当している授業以外は教えられるだけの知識も経験もないので、そういう意味でも非常に大変そうです。
ま、そのために各教科を教えられる専門の教員が揃えられているのですが。

今日はせっかくの週末なのですが、昼から天気が崩れて、大雨になるかもしれないらしいですね。
交通機関が乱れるほどの悪天候にならなければいいのですが。

ということで、今日を乗り切れば明日からはまた休みです。
ゴールデンウィーク明けでなんだか長かった今週でした。
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意味があるのかないのか

2017年05月11日 | 研究
今進めている研究があるのですが、これ、意味あるんだろうか、ないんだろうかと、疑問に思うことがあります。

今やっている研究だけではなく、これまでやってきた研究全般についても、意味あるんだろうか、ないんだろうか、という疑問はふと感じたりしてきました。

例えば、企業で新製品を開発するとか、iPS細胞で病気を治療するとか、はっきりと意味がありそうな研究ならば、研究をしている時に「これって意味あるんだろうか?」という疑問も湧いてきそうにないのですが、私のやっている研究はそこまで実用的なものではなく、「これって意味あるんだろうか?」という疑問は常に付きまといます。

ただ、実用化だけを考えれば、実は世の中の研究の99%以上は実用化されずに終わるものだったりするので、ほとんどの研究が意味のないものになってしまうのかもしれません。
ただ、実用化だけを考えた研究というのもなかなかできないというのが現実で、そのような中でも何かに役立ちそうなことを研究する、というのが高専教員のできる研究のような気もします。
また、「これって意味あるんだろうか?」という所で立ち止まってしまうと、研究するという行為自体が進まなくなり、ますます役に立つ研究をする能力が失われていくことになります。

ということで、頭の隅っこの方に「これって役に立つのかな?」という疑問を抱えながら、それでも一歩一歩研究を進めていかなければなりません。
本当は、「これってめっちゃ役に立つやん」という研究をしたいところですが、なかなかそんなテーマとは出会いませんしね。
モチベーションを保つのも大変なことですが、とりあえずは論文として形に残すというのをモチベーションにして、今日も研究をしていきたいですね。
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企業との共同研究

2017年05月10日 | 研究
高専の教員の仕事の一つに研究というものがあり、各教員がそれぞれ自分のテーマについての研究をしています。

私のメインの授業は「工業熱力学」になりますが、研究テーマについてはどちらかというと「伝熱工学」に関するものになります。
で、各高専の機械工学科には「伝熱工学」という授業があり(高専によって多少の名称の違いはあるかもしれませんが)、この伝熱工学を担当している教員がすべて同じような研究をしているかというと、全く異なります。

伝熱工学といっても色んな分野の集合体で、それぞれの分野についての研究者がいて、高専の教員も伝熱工学専門といっても研究の専門分野はそれぞれに異なります。

で、私は普段は企業があまり興味を示さない(金にならない)ような研究をしているのですが、たまに「こんなことについて企業と共同研究しませんか?」という話が出てきます。
高専に研究相談に来られた企業の話が回ってくることもありますし、地域の研究コーディネーターの方から話が回ってくることもあります。
この手の研究の相談、もちろん伝熱工学の分野の相談が多いのですが、話を聞いてぱっと分かることもありますが、大概の場合はじっくり勉強しないと分からないことがほとんどで、博士といってもたいしたことないよな~、といつも思います。

(博士号というのは、森羅万象のことをすべて把握した超人に与えられるものではなく、研究を遂行できる能力を備えたことを認められたものでしかないので、当然といえば当然ですが。)

で、今年も一つ、企業との共同研究が始まりそうです。
今までにほとんど手を付けたことがないような内容ですが、勉強したら何とかなるかな、という感じです。

共同研究、時間的にも大変になりますが、やればやったで自分の能力も向上しますし、何より相手の企業にとってもちょっとでも助けになれば地域貢献ができますので、時間の許す限りしていきたいところです。
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