南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 アルガルベ杯で快進撃が続くなでしこジャパン。
 中一日あるいは中二日の強行日程の中、先日は頼みの澤穂希を欠きながらも、通算26戦目でアメリカを1-0で初めて破り決勝進出。

 今日の決勝の相手は強豪ドイツだ。
 オリンピック予選で日本がドイツを破ったため、ドイツはロンドンオリンピックには出られないらしい。だからドイツは全力で雪辱を果たしにくると思われる。
 正直、今日ばかりは勝つのは難しいかも知れない。
 しかも、残念ながら澤は今日も体調不良で出場は難しいようだし…。



 日本時間22時過ぎ、試合開始。
 明らかにドイツが押し気味に試合が進んでいく。
 そして…。

 ガーン。
 夕食を食べようとご飯を装いに台所へ行きちょっと目を離した隙、なんと前半20分、22分と日本は立て続けに失点してしまう。日本0-2ドイツ。
 うーん、さすがはドイツ。
 ここまでの試合展開を見ると、日本は追いつくのも難しいかも知れないな。

 しかし、前半35分、FW安藤からのパスを受けたMF川澄がディフェンスを交わしてゴール右隅にシュート!
 早い時間に1点返す! 日本1-2ドイツ。
 さすがは川澄! ルックスも抜群だし、身体能力も高いし、本当言うことないねこの人! 天は彼女に二物を与えたのか?
 なんか、川澄のゴールを見れただけで、たとえ今日は負けても満足してしまいそう…。ああ、いやいやこんなんじゃいけないか。勝たなきゃね! まずは追いつかなきゃ。


 後半。
 コーナーキックのチャンス。こぼれた球をDF田中明日菜が決める! 日本2-2ドイツ。
 後半10分に早くも同点に!
 もしかしたらなでしこジャパン、いけるんじゃ??

 しかし、日本、ドイツとも、この後は一進一退が続く。いや、ドイツの方が幾分か疲れているように見える。
 だが、お互いチャンスはあるものの、決定的な好機には至らない。

 このまま同点のまま時間は後半40分を廻る。残り5分を切る。
 実況アナウンサーの話では延長はなく、このままタイムアップしたらPK戦になるんだと。
 またW杯のようなあの緊張を味わうことになるのか。何とか、時間内にあと1点ほしいが…。
 まあ、この状況、あと1点取った方が勝つんだろうね。それが日本であることを祈るが…。

 ここで信じられないことが起こる。
 残り2分というところで、DF有吉が痛恨のPKを与えてしまう。でも、これは仕方ないかな。
 GK海堀はシュートコースを読み切ったものの、伸ばした手の先をボールが一瞬早く掠め、無常のゴール…。日本2-3ドイツ。
 歓喜の声を上げるドイツベンチとサポーター。ああ、無念。日本もここまでか。

 もう時間がない。みんなも疲れている。
 だが、佐々木監督は諦めず、点を獲った田中に替えてアメリカ戦のヒロイン・FW高瀬をここで投入。

 そして45分。高瀬が放ったシュートをキーパーがファンブルし、永里がそれを押し込む。
 奇跡的な同点!日本3-3ドイツ。
 佐々木監督の采配的中! なでしこジャパン。なんと素晴らしいチームなんだろうか!
 これでこのままPK戦になって負けたとしても悔いはないな。

 そう思った矢先。一瞬の隙。
 ロスタイム1分。なんと、ドイツのMFオコイノダムバビがハットトリック達成。日本3-4ドイツ。
 まさか…、こんなことが起こるとは…。


 そして、長い笛が鳴り響く。

 サッカーって、怖いな。スポーツって怖いよね。
 でも、何とも見ごたえのある試合でした。こんなに興奮し、熱狂し、一喜一憂し、感動した試合は、男子を含めてもなかなかなかったのでは?


 胸を張って日本に帰ってきてください!
 あ、海外チーム所属の選手も多いから帰ってこないかな(笑)。
 オリンピックが楽しみ。



 男子の選手も見習ってほしいな。
 男子はいつもシュートしないもんな。最後の最後まで行ってもパスしかしない。もっと、こう「オレが決める」という猛者はいないのかな?
 思い切ってシュートしろよ。キーパーに取られたって、弾かれたっていいじゃないか。枠から外れてもいい(たまにはなら)。中途半端は一番悪い。

 さあ、オリンピックイヤー。頑張ってくれ!

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