南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 「日本のお母さん」をテーマにした『味の素のCM』がちょっと気になる。

 何10億人のお母さんは、誰にほめられる訳でもなく、何十年も毎日毎日ずっとご飯を作り続ける。
 ただ、私たちの幸せを願いながら。
 そのお蔭で私たちは生きているのだ。

 ジーンと来る。
 うん、その通りだ。お母さんには感謝しなくては。



 大学に入学し、親元を離れて独り暮らしを始めて、初めてわかる親のありがたみ…。
 朝起きたら…、学校から帰ってきたら…、何も言わなくても食卓にご飯が用意してある。
 当たり前だと思っていたのは、親の愛情だったのだ。

 そのときになって、それがわかって、「なんて自分勝手な理由で親に反発していたんだろう」と初めて後悔をする。
 でも、素直になれなくて、親に「ありがとう」とか言うのが照れくさくて、帰省したらまた親に反発…。そして下宿先に戻って、また独り後悔…。

 いつしか、自分でご飯を作らなくていいのであれば、何でもおいしいと思うようになってしまった。



 いまでは自分自身、料理をすることはキライじゃないし、夫婦共働きの頃は早く帰った方が夕食を作っていた。
 でも、妻が病気で1週間くらい寝込んだ時、帰宅後に自分でご飯を作っていると、仕事の疲れと家事でダブルに疲れてきて…。
 毎日ご飯やお弁当を作ってくれる妻にも感謝しないといけないなと思う。



 でも、世の中にはいろいろな事情でお母さんがいなくて、お父さんや娘・息子がご飯を作っている家庭もたくさんあるんだよね。
 「ご飯を作る人」=「お母さん」と決め付けるのはちょっとどうかな。
 この点だけちょっと疑問を感じるCMです。

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■今日の行動
 なし

■今日の買い物
 くまもと生協

■今日の献立
 朝:なし
 昼:お手製サンドイッチ、鶏レバー
 夕:惣菜

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