南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 最近、各地の市町村などで、「乾杯条例」なるものがつくられているようだ。
 これは、その土地の特産品である、焼酎や日本酒などの消費拡大をはかるためらしい


 しかし、私には非常に無意味なものに思えてならない。
 だって、乾杯をするときに何を飲もうがその当人たちの勝手だし、そんなことをいちいち条例に勝手に定めて、役所ごときにウダウダいわれる筋合いはないのだ。
 それに、例えば、ある町で「乾杯は焼酎でしましょう」との条例がある場合、その地に立地する日本酒やビールやワインなどの酒造メーカーの立場は悪くなる。その怒りは如何ばかりだろうか?


 地元特産品の消費拡大は理解するが、かといってこのような誤った政策は、その方向が明後日を向いているとしか私には思えない。

 そもそも、市町村などの地方公共団体は、ある特定の分野の企業などだけに融通を利かせてはいけないはずだ。
 これは、とある1社と随意契約を繰り返すようなもので、癒着にすぎない。大げさに言えば憲法違反といっても過言でないだろう。

 それに、こんなくだらない条例の作成に、都道府県・市町村職員の従事した時間と賃金は無駄だと思うんだけどね。
 税金泥棒とはこのことではないだろうか?


 お酒は百薬の長かも知れないが、それよりも害の方が遥かに多いのではないか。
 アル中になってを体をむしばんだり、お酒による犯罪は数知れない。
 飲酒運転での悲惨な事件も後を絶たないではないか。特に公務員関係のニュースは群を抜いている。

 お酒は、もはや麻薬だろう。
 本当に条例を制定するならば、「お酒は乾杯程度にとどめ、あとはソフトドリンクにしましょう」という内容にすべきではないのか?

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