メディア遊歩道

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【演劇】ドリル魂(扉座)

2007-05-06 19:26:06 | Weblog
4月28日
新宿東口紀伊国屋ホール二時の回

久しぶりの紀伊国屋ホールです。
昔は野田秀樹全盛の頃は、ステージカブリツキの位置に座布団敷いて、野田秀樹のセリフと共に飛び散る唾を浴びながらワル・キュー・レの演劇を見上げていたのは遠い日の思いで。

扉座も勿論ここで・・・フォーティンブラスを見たはず。

で、新作「ドリル魂」はパンフによればミュージカルを目指すがミュージカルをリスペクトするあまり、まだミュージカルとは名乗らないけれど、歌って踊れるようになった扉座を見てくれ!

という意欲満々な作品です。

冒頭、客席前から二列まで、ヘルメットとマスクが配られる。

マイヘルメット持参の客もいる。

ということで、いやおう無く期待がもりあがる。

ドラマはステージでなく、工事現場で起こっている!


シルクド・ソレイユもあるでよ。二度も!

工事現場の恋には、世界最大の手作り指輪が似合う。(コンクリ製)

耐震偽装、引きこもり、計画倒産、帝国陸軍の亡霊、様々な現場の問題を歌って踊って解決する!

これは奉納ミュージカルだった!

という事で「日本ものづくり協会推薦」的な演劇はスカッと終わる。

カーテンコールでは再演の予告もあり、見逃した人は扉座ホームページを要チェックだ。

出店では座長・横内謙介みずから自著をサインしながら売っていて、買い求めたついでに聞くと、奥さんは学校の先生という堅い商売。
その分、夫はステージで夢を追い掛けていられるですね! と、納得です。

再演狙いの方は、最前列狙い、マイヘルメット用意していきましょう。

青少年に教育効果ありますね。ちょい説教臭いとこあるけど、建物か建て直し出来るように、人生も建て直し出来るよ!

と歌いあげてますし、工事現場の騒音で、眠気も醒めるでしょうから。


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