メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

イントゥ・アニメーション4

2005-07-18 22:27:04 | Weblog
セシオン杉並で19日まで開催のイントゥ・アニメーションに行きました。
短編、この為に作家が十秒づつ制作した作品、そして裏企画としてキャラクターアニメーションの大家を集めたプレゼンテーションを見た。
プレゼンテーションは、チャブダイに座った作家がビール飲みながら自作をビデオ上映し語るというクダケタもので、うるまでるび、の『ぶるたぶちゃん』の一挙上映に歓喜と絶叫の嵐!ってほどでもないが、あんな蘊蓄、じゃない、ウンチアニメーションがかつてテレビで放映されていたとは!
この裏企画は本上映と重なっていたため、2会場を行ったり来たり。
寺山修司の野外劇の鑑賞もこんなに忙しかったのではなかろうか?
はさておき楽しい企画が入場無料とは。
苦しいイベント運営の舞台裏をステージから訴えられ、協力のため十秒アニメーションDVD(二千円)を購入したのでした。

飛ぶ教室2003

2005-07-18 08:15:53 | Weblog
MOVIX橋本で
飛ぶ教室
http://www.mediasuits.co.jp/tobu/index.html
を鑑賞。

ケストナーの原作を21世紀の事情に合わせ脚色して、それは成功していると思います。
東西ドイツ統合、貧富格差、音楽シーンの変化・・・いろいろと欲張りに組み合わせています。

新規要素の組み合わせに無理のあるところもありますが、(年代的に。あの時間の流れだと、正義先生は相当苦労したと思われる。だからあのようにすばらしい先生になれたとも言えるのではあるけれど)

ヒロインが可愛くて、貧乏なりにけっこう積極的だったりして・・、子供心にもどってドキドキします。

画面いっぱいに、ライプチヒの風景、建物が楽しめるフィルム上映もすばらしいのですが、(ここ橋本で1週間、限られた回数しか上映されないのが残念)、DVDも出ているので手軽に楽しめると思いますので、お試しを。

あまりにケストナー至上主義の人には、脚色部分が不満と思います。
が、「大人になっても子供の心を忘れないで」いて、というケストナーの言葉に従えば、現代の子供の世界を理解し、脚色し、ケストナーの本心が画面から伝わるようにしてあげるのもまたケストナーの言葉に従っていると思ってください。

いや、日本を舞台に脚色したらどうなるか考えてみた。

・堀越学園芸能科に寄宿舎をつけてみる。ジャニ・・・ここで横やりが入って制作中止になるだろうから、

・ ・いっそ、佐々木、じゃない、代々木アニメーション学院に寄宿舎を設けて、少年たちがアニメ「飛ぶ教室」を制作しながら友情を深めあう話にする。

 (1)制作実習しているときに、絵コンテが燃やされたり、(またはCGデータの入ったハードディスクを盗まれる)
 (2)寄宿舎から抜け出して遊んでいると、ホームレスの寝床になった廃バスから封印された絵コンテを発見、少年たちは夢中になって設定づくりをする。
 (3)コミケでキャラクターデザイナーをスカウトする(クランプ風やおい軍団と知り合う)
 (4)佐々木正義先生はハワイでの超大作CG映画に関わるが、失敗して逃げ回る。
   あるいはムシプロの倒産で逃げ回る、宇宙戦艦のプロダクションで脱税した、、人型兵器アニメの売り上げを持って逃げ回っていた、などの理由で音信不通だったことにする。

あ~、すいません、ケストナー至上主義の人を怒らせるようなことを書いてしまいましたが、ネタですから許してね。