メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

バットマンビギンズ(アイマックス版)~ネタバレあり

2005-06-20 00:08:25 | Weblog
2005/6/19 12:35~

 品川アイマックスに、バットマンビギンズを見に行った。
 ここは、ポーラーエクスプレス 3Dアイマックス以来。
 今回は水族館「アクア」もできていて、なんと60分待ちの大盛況。

 で、ほんとは水族館を先に見ようと思っていたがあきらめてアイマックスに。というのは、水族館の半券で、アイマックスが200円引きになるからだが、まあそれはあきらめて。

 大行列の水族館とはちがい、こっちは空いてすいて・・・となりに、3歳くらいの男の子供を連れた若い夫婦。なんか不吉な予感・・・

 映画が始まる。目の前に広がるアイマックスの大画面、とどろく大音響で、これはたとえブルーレイDVDが発売されても家庭では味わえない迫力。
 映画は人間の支配欲と恐怖に対する考察で進行し、始まって25分ごろに、主役ブルースが10歳の時に、父親が目の前で殺される場面。
 予感的中、男の子がわんわん泣き出した。そりゃ、親が殺される場面が大画面大音響ですから子供には刺激が強すぎる。
 一家は劇場内から退散。
 ああ、そういえば、昔幼い我が子をつれて「学校の怪談」を見に行ったら、子供が怖がって逃げ出したことがあった。つらいよねえ・・・この映画、PG-13で、13歳以下の人には刺激の強い場面があるとのこと。
 小さい子供は連れていかないように。

 で、映画はどうだったかというと、バットモビルがやたら迫力あってすごい。運転してみたい。歴代のバットマン映画のメカのなかでも最高の出来か?

 渡辺謙はほんとにちょっぴり出てくるだけ。
 ヒロインは、「ドーソンズ・クリーク」で強気な女を演じたケィティ・ホームズ。
 アイマックスだと、顔のしわまでよく見えてしまい、美人には見えなかったが、女優としては大出世である。ほかにいろいろキャラクターがいたので、見せ場が少なかったが・・・

 バットマンがどうして恐怖を克服し、恐怖する側になったかを丹念に描いていている。
 最近、マーベルコミックスが続々映画化でキャラクターを深く描いているので、DCコミックスも負けずに深く深く・・・それはうまくいっているようだ。

 最後に列車事故が起こる。人も死んでいるようで、これは「交渉人 真下正義」よりもショッキングであり、ポスターでネタをわってでも「この映画には列車事故場面がありますがはるか以前に企画制作された」といいわけしたわけだ。

 アイマックスで140分も映画をみるのは疲れるが・・面白かった。35mmフィルムの通常版ではこのおもしろさは薄くなるだろうなあ・・・子供は泣かないだろうけれど。あの子、この映画がトラウマにならなきゃいいけど。

 ということで、35mm通常版を見た人も、アイマックスでもう一度見ましょう!