日本。この幸せな国。

2010年02月21日 | 人生は旅である。

国連の定義による後発開発途上国(最貧国)は、一人当たりの国民総所得 (GNI) の3年平均推定値が750米ドル以下で定義される。

一人が一年で75,000円だから、一ドル100円換算で、一日200円そこらで暮らしている。

ここに、100円のお金をまわすと、生活費は1.5倍になり、1.5倍幸せに近づく。

で、日本に置き換えてみると、2008年統計で、一人当たりの一年間の国民所得が38,210米ドル(3,821,000円)。

一日に換算すると、10,468円。これを1.5倍にするには、一日5,000円。最貧国を1.5倍幸せにする50倍コストがかかるのである。

逆に、日本国民から一日100円の所得を奪うとする。1年間で36,500円。それで、日本国民はどれほど不幸になるだろう。

金銭換算にすると36,500円/3,821,000円=0.010(1%)ほど不幸になると計算できる。


フラットにグローバル化したこの世界において、お金は、小さい資金で大きな幸せになる人たちのほうに流れていることが、ここに証明されるのである。