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消費税法案可決、混乱するマスコミ、民主党、自民党

2012年06月26日 21時38分31秒 | 主張

消費税法案可決、思わぬ展開になった。
このため、各方面で混乱が生じている。

自民党での離反は中川元幹事長1名(欠席)。
意外に少なかったが、民主党の手前、当然厳正な処分を早期に行う必要がある。
最低でも党員資格停止だ。
参議院審議前に処分しなければ自民党幹部は苦境に落ちる。

民主党では、羽田元総理などが欠席するなどベテラン議員が造反、予想以上に造反が膨らんだ。
理由は直前に分裂回避のために、幹部が造反に対して処分の緩和を示唆したからだ。

そして、最大の混乱は小沢の動きだ。
マスコミは、即離党、新党結成という筋書きで記事を書こうとしたが、残念ながら小沢の発言が曖昧だった。
離党や新党結成の明言はなかった。
取り方によっては民主党に残り、頑張るというようにも聞こえる。
このため、困ったマスコミは右往左往。
ただちに離党はなし、党に残って再生に力、新党結成を示唆、新党結成の時期模索、参議院で増税阻止・・・など、読者としては訳が分からない記事を書いている。

もちろん自民党も混乱。
谷垣への風当たりがきつくなった。
衆議院の採決が遅れたうえ、民主党分裂なし・・
この状態で参議院で決議してしまうと、野田政権の延命をさせたことになると批判。

こうなったのは民主党輿石幹事長が党の分裂を回避するため、動いたためだ。
現在の政局は輿石が握っている。

このままでは、参議院での審議はなく、衆議院で内閣不信任案成立・解散の可能性が高くなったが、以下の理由でただちにそれは難しいと思われる。
①定数是正をしていないので憲法違反になる可能性がある。
②国民は解散するなら、採決前にすべきだと呆れかえる。
③新党も含めて、選挙体制が進んでいない。
④夏季の停電対策の時期に選挙を実施するのは無責任。

小沢元代表「民主党の中で最善の道を探る」(読売新聞) - goo ニュース
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