浅川ダム

そもそも浅川ダムはオリンピックと密接にからんでいた。
飯綱までのオリンピック道路を整備するために、浅川ダム計画を推進した。
既設の道路は水没するので、付け替えとして、新しい道路を作り、オリンピックに間に合わせたのだ。
この道路で、飯綱や戸隠方面の道路事情は格段に良くなった。
しかし、そのつけとして本体の浅川ダム建設が残った。
浅川ダム建設の周辺は、軟弱地盤で、地震や大雨などでダムが決壊する恐れがあるのだ。
そこで、今回は、普段はダムに水をためずに、大雨の時だけ貯める計画にしたようだ。
単なる治水ダムにしては、相当のお金がかかる。
前田中康夫知事は代替案を考えたのだが、いい案が見つからなかった。
最も良い案は、この地域から人を追い出すことだが、そうはいかない。
結局、若干の計画修正でダムを作ることになった。
喜んだのは鷲沢長野市長。彼の経営する会社にとってビジネスチャンスが転がり込む。

長野県知事の脱「脱ダム」、各地の論争に影響も(朝日新聞) - goo ニュース