再生可能エネルギー固定価格買い取制度(FIT)の制度的欠陥がバブルを呼んでいる。
買取価格は初年度は1kWhあたり42円(20年間固定)だったが、今後急激に下がる。例えば13年度は38円程度だ。
このため駆け込み需要が発生している。
しかも申請さえできれば、いつから発電を開始しても良いという制度だから、なおさら駆け込みが発生する。
加えて新たな問題も発生している。
それは世界生産1位の中国の太陽光パネル製造会社サンテック社の経営破綻だ。
欧米の経済低迷、価格競争激化が原因だ。
そもそも価格破壊はサンテックが最初に仕掛けた。
欧米の会社や日本のシャープなどが被害を受けたが、今度は自分がやられた。
問題はサンテック社製の太陽光パネルを取り付けた事業者だ。
保守部品などの供給がストップしたようだ。
今後、サンテック社を使った事業者の発電が停止する可能性がある。
太陽光パネルは競争が激しいので、第2のサンテックが生まれる可能性がある。
そのため事業者やサプライヤーは保守部品の貯蔵を始めた。
これがまたバブルに拍車をかけている。
原発反対者は再生可能エネルギーの活用推進を主張しているが、こういう実態を良く知るべきだ。
バブルが始まった太陽光発電(WEDGE) - goo ニュース
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