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尖閣領土侵犯事件の真相、温首相の狼狽がカギ

2010年10月16日 23時32分14秒 | 主張
中国が仕掛けた尖閣領土侵犯事件の真相のカギは衝突事件に対する温首相の狼狽ぶりである。
【事件の第一幕】
温首相は国民の不満(格差問題、立ち退き問題、災害問題など)と政府内や人民解放軍内で台頭する反温首相派(覇権主義者、分離独立派)に頭を抱えていた。
【事件の第二幕】
温首相にとって人民元の切り上げ問題が当面の最大の問題であり、何としても切り上げを阻止しなければ、国民の怒りは爆発し、政府は持たないと認識していた。
【事件の第三幕】
ところが、反温首相派は温首相の失脚を狙って、尖閣で衝突事件を起こした。
尖閣で政府側の弱腰外交を国民に批判させるためである。
これには華僑や軍の一部が関与していた。
また米国もある程度この動きは知っていた可能性が高い。
米国にとって尖閣で日中がもめる方が米国の利益になるから黙認した。
温首相はこれに狼狽し、早期に事件を収束させべく、あたかも事件がなかったごとき処置にさせるよう日本側に働きかけたが、日本側の動きが悪く(特に岡田外務大臣:当時)、事態は深刻化するばかりだった。
このため弱腰外交と言われないよう温首相は慌てて強攻策に出るしかなかった。
温首相が一番困るのは、国民の政府批判である。
【事件の第四幕】
中国政府の強攻策に対して、世界の世論が中国批判を始めた。また日本の世論も反中国で統一された。
これに対して、さすがに中国も船長が一応釈放されたこともあり一旦手を引くことにした。
【事件の第五幕】
これまで棚上げされてきた尖閣問題が明確な紛争になった。
とりわけ中国の温首相にとっては人民元という尖閣より重要な問題を抱えており、内乱も起こりうる状況をどう打破するか、その手腕が問われているが、恐らく失脚する可能性が高い。
なお温首相が失脚した後は中国は分裂含みとなる。しばらくは中国から目を離せられない。