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検察審議会は人民裁判となってしまった

2010年10月04日 23時04分42秒 | 主張
裁判員裁判では論点の整理など裁判員が判断するのに判りやすい仕組みを導入している。
また証人質問もできるし、プロの裁判官も複数配置され、審議を主導する。
しかし検察審議会は検察から提出された資料だけを元に、世論調査のような気分で判断しているとしか思えない。
自分たちで捜査するわけでもない。被告や証人から聞くわけでもない。
また裁判に出廷するわけでもないから責任の重さもない。
とにかく欠点だらけの制度だ。
今回の小沢の事案は計上時期という単なる形式的な問題と銀行が不動産関係で行う融資の実態の問題だ。不動産をどの時点で計上すべきかとか、不動産を担保に銀行からお金を借りるのは常識かどうかは専門家の意見を聞かないと判らない。
裁判で黒白つけるというのは裁判(刑事裁判)が何か判っていない。
裁判所は捜査するところではない。
検察や弁護人から出された資料や発言、証人質問などから判断するところだ。

小沢氏、強制起訴へ=検察審が起訴議決―「刑事裁判で黒白を」・陸山会事件(時事通信) - goo ニュース