クレオパトラ・ラインのあるキジトラのノラちゃん。
映画「クレオパトラ」ノエリザベステーラー(ネットより)
1万年も前に家畜化されたネコですが、野生時代のからだをそのまま残しています。
その体は優美そのもので、しなやかな動き、無駄のない体のつくり、そして、夜行性のため発達した大きな目・・・
その美しさの特徴を書いてもきりがないほど魅力的な生き物です。
その中でも、ぱっちりした大きな目とそのまわりのアイラインはネコの美しさの象徴です。
古代エジプトの壁画の人たちは、目のまわりと、目尻からの太いアイラインが描かれているそうです。
このアイラインの様子はキジネコ(野生時代の模様が色濃く残っている)のアイラインとそっくりです。
そして、「クレオパトラ・ライン」とよばれる、アイラインもまさにこのネコの目のまわりの模様そのものなのです。
ネコの目の美しさを真似たこの目尻から伸びる黒いラインではないかと言われています。
古代エジプト人は神にまで祭り上げたネコに少しでも近づくためにアイラインまで工夫していたのです。