MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『映像研には手を出すな!』

2020-10-14 00:27:50 | goo映画レビュー

原題:『映像研には手を出すな!』
監督:英勉
脚本:英勉/高野水登
撮影:川島周/古長真也
出演:齋藤飛鳥/梅澤美波/山下美月/小西桜子/福本莉子/桜田ひより/浜辺美波/高嶋政宏
2020年/日本

時間が必要な「強い絆」について

 作品前半はそれまで放送されていたテレビの実写ドラマのダイジェストで、それは悪くはないのだが、結局はテレビドラマを見ておかなければ映画は理解しにくいことになり、例えば、クライマックスにおいて映像研が制作した作品を学校の講堂で初披露する際に、メンバーの一人である水崎ツバメの両親が観に来たために主人公の浅草みどりが舞台に立って作品を封印しようとする暴挙に出る意図がよく分からないのではないだろうか。
 さらによく分からないのが浜辺美波が演じる気象研究部の晴子というキャラクターで、それは気象研究部の廃部により危機に陥る同じ部の「ピュー子」と呼ばれる台風を救うためなのであるが、この一連のシーンが必要なのかどうか理解に苦しむのである。
 主題歌の「ファンタスティック3色パン」は全盛期のプッチモニを彷彿とさせて悪くはない。配信イベントの最後の方で3人が歌っている。

実写『映像研には手を出すな!』初日に観るか? 週末に観るか? 公開初日をみんなで祝う配信イベント


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