いろいろありましたが やっと夢を叶え富士山に登ることができました。
初めて富士山を見たのは高校生の時。 父の転勤で東京に向かっていて新幹線の中から富士山を見ました。
山の形はテレビや写真などで見ていたとおりだったのですが その裾野の広さに本当に驚きました。
その時は「登りたい。」なんて考えもしませんでした。
今の家に引っ越してから 洗濯物を干すためにベランダに出ると富士山が見えました。
その頃から「登ってみたい。」とちょっぴり思うようになっていたのだと思います。
ただ山があるから登ってみたい、くらいの思いでしたが 実際に登ってみて 改めて富士山の魅力を感じました。
ご存じのように富士山は『世界自然遺産』ではなく『世界文化遺産』です。
今回の登山のガイドさんからどうして自然遺産ではないのか伺いました。
諸説あるようですが まず自然のままに残されているわけではない、ということ。 五合目までは道路が通っているから、ということ。
でも、他の自然遺産でも立派な道路が走っているところもあるので これだけが理由というわけではないようです。
それから自衛隊の演習場がすぐ近くにある、というのもマイナス要因だったそうです。
そして、富士山のような山は世界的に見て特に珍しい山ではないので、という理由もあったそうです。
それよりもガイドさんから伺った富士山の歴史的な背景を伺うと『文化遺産』という方がぴったりくる気がしました。
昔は修験者が修行のために登っていたとのこと。
ご来光は今でこそ 朝日を拝むけれど 本来は火口にドッペルゲン現象(?)で自分の姿が大きく映り その姿に虹がかかって後光が射している姿を
仏と自分が一体化したと思い拝んだ、などと興味深いお話を伺うことができました。
私たちはお鉢めぐりができませんでしたが それぞれについている峰の名前も昔は仏教的な名前が付けられていたそうです。
それが明治に入り 今のような名前に変更されたそうです。
ただ登るだけでなく いろいろな歴史を知ると富士山はますます魅力的に思えてきました。
帰宅してからベランダに出てもお天気がイマイチなので富士山の姿を見ることはできていません。
でも、きっと富士山の姿を見たら「あそこに登ったんだ!という自信が湧いてきそうです。
富士山ってやっぱり魅力的な山だと思いました。
一合目から五合目までの緑の多い景色、宝永山の不思議な光景、そして頂上の岩がごろごろした荒々しい雰囲気。
すべてが富士山です。
本当に登って良かった・・・
富士山には主に4つの登山道があります。
登山時に保善協力金を支払うとバッヂがもらえます。
黄色が吉田口、青が富士宮口のものです。
残りの2ヵ所にちょっと興味のある私です。
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