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今回の山陰旅行一番の目的地は世界遺産の『石見銀山』でした。
正直世界遺産と言われてもあまりピンとこなかったし、ツレアイに至っては「あんまり行ってもつまらなさそうだなあ。」と渋々ついてきてくれた感じでした。
今回は石見銀山ガイドの会で主催している『ワンコインガイド:龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)コース』に参加しました。
時間は約3㎞を2時間半くらいで歩きました。
ガイドの方からなぜ石見銀山が世界遺産になれたかを伺いました。
石見銀山は世界でも珍しい環境に優しい採掘方法にあったそうです。
まずは手掘りであったため自然を破壊しなかったこと、製錬方法も『灰吹法』というまったく公害を出さない方法が取られたことがよかったようです。
たまたま九州の商人がこのあたりを通りかかり 夜に山頂が光るのを不思議に思、い試しに採掘し、銀を発見したのだそうです。
そして銀の入った重い鉱石を船に乗せて運ぶより採掘した場所で精製した方が効率がいいと判断したため 全国でも珍しい採掘の坑道の近くに住宅ができるようになったそうです。
しかし、時代が下り採掘場と町は分かれたそうです。 でも、武士の家と町人の家が混在していたそうです。
今回のガイドツアーは町中ではなく鉱山のツアーです。
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ガイドさんがいなければ ただの山道を進んだら坑道があっておしまい、だったと思います。
でも説明を伺うと本当に興味深いお話がたくさん聞けます。
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なんでもない段差に見えますが これは山の斜面を切り開いて段段に土地を均し家を建てたのでこうした石垣のあとの上にはそれぞれ家があったそうです。
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採掘の最盛期には 小さな村に20万人もの人が住んでいたそうで 全国から集まった人のためにそれぞれの宗派の寺院があったそうです。
その寺院も山を切り開いて作るので長い階段を登った先に寺院があったそうです。
この日は平日だったからでしょうか、本当に人の少ない静かな世界遺産を堪能することができました。
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石見銀山は囚人が採掘した佐渡とは違い 経験のあるプロが自分の意思で採掘をしたそうで 人々の生活はかなり裕福なものだったそうです。
当時を思わせる家が残っていますが このあたりの特徴は鬼瓦にあるそうです。
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家の格子も
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名前は忘れたのですが こんな植物があちこちにありました。
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坑道入口の写真、説明を聞くのに夢中で撮りそびれました
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坑内の写真もうまく撮れませんでした。
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この写真の真ん中のところに小さな灯りがあるのがお分かりになるでしょうか? 昔は真っ暗な坑道を照らすためにサザエの貝殻に菜種油を入れて灯りとして坑道に持って入り、壁にくぼみを掘ってそこのその灯りを置いて作業をしたそうです。その灯りを『らとう』(螺灯?)というそうです。
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上に向かって掘っているところを下から撮った写真がまあまあうまく撮れていたので載せておきます。
こちらの石ですが
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この石の中にうっすら銀がありました。 ガイドさんが指さして教えてくださったのですが小さすぎてちょっと分かりづらかったです。
鉱夫は全国からやってきたそうです。 彼らが拝んだ石仏がたくさん残っています。
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中にはキリシタンの方もいたようで 仏様を拝んでいるのだと思ったら仏像に小さく十字架が彫られているものもありました。(ちょっと分かりづらいかも・・・)
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坑道を出て少し行ったところにおもしろいお店がありました。
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黒文字の木でにおい袋を作っている方です。
昔は坑道の奥に新鮮な空気を送り込む時にこの黒文字の香りを送ったそうです。
私もひとつ自分へのおみやげにこの黒文字のにおい袋を買いました。
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