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キュートなバアサンになるために

映画のこと、山のこと、街の風景、家の庭、いろいろを気ままに・・・

『国宝』

2025-07-10 21:37:15 | 映画

                 

                                                                  公式サイト

任侠の一家の嫡男に生まれた喜久雄は父親が抗争で殺されてしまいその才能を見出した上方歌舞伎役者の花井半二郎に引き取られ半二郎の息子の俊介と共に歌舞伎役者の道を歩み始める。

ふたりはライバルの関係でお互いに刺激を与えあい才能を伸ばしていく。

世襲の世界で苦労する喜久雄、歌舞伎を愛しながら喜久雄の才能を見せつけられ悩む俊介、それぞれに思いを持ちながら生きていく。

 公開されるまでテレビなどでかなり宣伝をしていた作品です。

私は歌舞伎が好きなので興味はあったのですが 歌舞伎の芸を突然役で演じる俳優さんがどれくらい演じ切ることができるのだろう?と不安に思って映画館に足を運ぶことをためらいました。

『国宝』を観に行くと周りの人たちに話したら「ああ、イケメンが主役やってるヤツね」という軽い反応でした。

しかし実際にこの映画を観ていくと演じる俳優さんたちの執念が伝わってきてゾクゾクしてきました。

あまりの執念の激しさに映画館を出るころにはぐったりしてしまいました。

もともと歌舞伎が好きだったのと監督の李相日監督の作品が観たいと思っていただけだったのでその衝撃はすごかったです。

 キャストの皆さん、みんなすごい迫力でした。主演の吉沢亮さん、横浜流星さんはもちろんなのですが人間国宝の女形万菊の田中泯さんが特に印象に残りました。

3時間の長い時間を短く感じた映画でした。

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『フロントライン』

2025-06-20 22:34:43 | 映画

                     

                      公式サイト

2020年2月、新型コロナウイルス患者の発生した豪華客船『ダイヤモンドプリンセス号』が横浜港に着岸した。

厚生労働省の役人、災害派遣ボランティアの医師団DMATが招集され判断、対応を迫られる。

この映画はその最前線にいた人たちの戦いの記録。

 あの時、いったい何が起きていたのか?

ただ「知りたい」という思いでこの映画に行ってきました。

あの当時の私たちは未知のウイルスに対して恐怖を持ちひたすらコロナ禍が去るのをじっと待っていたと思います。

しかし思ったより長くコロナ禍は続き多くの人の人生に影響を与えました。

ダイヤモンドプリンセス号はそのコロナ禍の始まりでした。

災害派遣ボランティアであるDMATはコロナ対応に対しては手探り状態、しかし人道的立場から自分たち、自分たちの家族の危険を顧みず患者の対応に当たってくださっていたということが伝わってきました。

そういえば当時医療従事者の家族は保育園から保育を拒否されるような事案があったな、と思い出しました。

ご家族の辛さはどれほどのものだったのでしょうか?

厚生労働省から派遣されていた役人も医師たちと対立する場面もありながらやはり乗客のために頑張ってくださっていたようです。

これは映画なのでフィクションの部分もあると思いますがそれでも当時現場にいた人たちの緊迫感、苦悩、努力といったものは伝わり改めて感謝の気持ちを持ちました。

私の好きな松坂桃李さんが出演されていてこの前観た『父と僕の終わらない歌』に続き彼の演技を堪能しました

窪塚洋介さん、以前と雰囲気が随分変わった気がしました。小栗旬さんとのやりとりが印象に残りました。

この映画を観た、と話したら友人たちから感想を聞かれました。

うまく感想は言えないのですがやっぱり観て良かったと思いました。

 

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『父と僕の終わらない歌』

2025-05-30 22:36:32 | 映画

                

                 公式サイト

なかなか映画館に行く時間が取れません。なのに行きたい映画はたくさん・・・

今日は時間の関係と私の大好きな松坂桃李さんが出ているということで『父と僕の終わらない歌』に行ってきました。

あとできれば『かくかくしかじか』やコナン君にも行きたいのですが。

 横須賀のどぶ板通り商店街で楽器店を営む哲太は自分のことを『横須賀のスター』と自称する歌うことが大好きな男。

ある日商店街で息子の雄太の幼馴染の聡美の結婚式で歌を披露するはずだったが自宅から駅まで雄太を迎えに行く途中で道が分からくなってしまう。

父の様子がおかしいことに気付いた雄太はしばらく実家で暮らし家族の様子を見守ることに。

その間にも哲太の物忘れはどんどんひどくなってくる。病院を受診したところアルツハイマー型認知症と診断される。

しかし明るい父や母はあまり気落ちもせず日々を過ごしていた。だが父は家族のことも忘れるほどに。

そんな家族に起きた奇跡の物語です。

 自分の年齢から親目線で映画を観て ラスト近くの雄太と哲太の会話で涙を流してしまいました。

この映画で配役が一番に決まったのは松坂桃李さんだそうです。

ちょっと意外でした。寺尾聡さんがあまりにもはまっていたので。だけど寺尾さんはオファーが来た時にまず息子役は誰?と訊ねて松坂くんなら、と出演をOKされたそうです。

たしかに雄太と哲太はこのふたりじゃなきゃでない味があったと思いました。

松坂慶子さんはじめキャストがすべてステキでした。

実話に基づいてということでしたがイギリスの話だったようです。

原作を読んでないのでどの程度が実話なのか分かりませんが親も子もそれぞれ思いを抱えて苦しみながらお互いを思いやる姿に心を打たれました。

唯一の不満はどうして上映館での上映回数が少ないのか?しかも上演時間も私が観た館だけかもしれませんが朝早い時間であまり人が集まらないような時間帯でした。

もっと良い時間帯に公開すればいいのに・・・

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『パリピ孔明』

2025-05-12 21:49:20 | 映画

                 

                   公式サイト

同名の漫画が原作の映画です。

現在に現れた諸葛孔明が透明感のある歌声の英子に惚れ込み彼女をメジャーに売り出すために奮闘する。

孔明と英子はメジャー3社が一同に会する「ミュージックバトルアワーズ2025」の優勝を目指す。

しかし不思議な夢を見るようになった孔明は命の危機を迎えていると知り、英子は歌うことにためらいを覚えた。

ライバルとなるshinと司馬潤兄妹との出会い、たくさんのアーティストのバトル、出演者たちは全力でバトルに参加する。

 私は観ていなかったのですがテレビでも放映されていたようで テレビを観ていないとちょっと分からない部分もありました。 でも音楽バトルは実力派のアーティストが集まり本当に楽しかったです。

私の大好きな森山未来さんがいい味を出していたし上白石萌歌さん、水曜日のカンパネラの詩羽さんの歌声が心に残っています。

内容がちょっと分からない部分があっても音楽だけで十分楽しめました。

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『名もなき者』Acomplete Unknown

2025-03-10 21:33:24 | 映画

                                                         

                                                                            公式サイト

天才ミュージシャンのボブ・デュランの半生を描いた作品です。

本当に久しぶりにすごい映画と出会ったなと思いました。

1960年代、アメリカはケネディ大統領の暗殺、冷戦激化、キューバ危機など暗い時代にあった。

ヒッチハイクで尊敬するウッディ・ガスリーを見舞うため病院にやってきたボブ・デュランは病室で自作の歌を歌い、ウッディとピート・シーガーにその才能を見出された。

公民権運動に熱心なシルヴィ、既に人気歌手だったジョーン・バエズとの出会い、恋も描かれる。

 ボブ・デュランは私より上の世代の人たちに人気のあったアーティストで正直私はリアルタイムで彼の音楽を聴いたことはありませんでした。もちろん名前は知っているし、『風に吹かれて』も聞いたことがあります。

でも中学生の頃フォークギターの練習をしていて教本にあった曲がウッディ・ガスリーやピート・シーカーの曲だったと知ってびっくりしました。

それから随分昔に観た映画『アリスのレストラン』のアーロ・ガスリーのお父さんがウッディ・ガスリーだったことは覚えていました。

リアルタイムで聴いてたわけではないけれど懐かしい名前、曲がたくさん出てきてちょっと興奮してしまいました。

それにストーリーもとても魅力的で。

ボブ役のティモシー・シャメラの歌声も凄かったです。

 個人的にはボブ・デュランといえば吉田拓郎さんを思い出します。

彼が影響を受けたのがボブ・デュランでハーモニカホルダーを自作した、とか聞いた記憶があります。

それからガロの『学生街の喫茶店』の歌詞のなかに『片隅で聴いていたボブ・デュラン・・・』てあったような・・・

それくらい影響力のあるアーティストです。

あ、最近のことでいえばノーベル文学賞を受賞されましたね、その時は「村上春樹さんじゃなかった」と思ったくらいだったのですがもっと彼の歌を聴いておけば良かったなあと思いました。

 まだ始まったばかりの映画です。私的にはオススメしたいです。

ちなみに観客の方、私よりお兄様、お姉様が多かったですが若い人もちらほらいらっしゃいました。

 

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『UNDER NINJA』

2025-02-13 22:14:28 | 映画

                

                                                             公式サイト

福田雄一監督作品です。

福田組というだけでどれだけバカバカしく楽しい作品になるのか、と期待をして鑑賞しました。

やっぱり思った通りの作品でしたが私の趣味で言えば『聖おにいさん』の方が好きかな。

真面目に20万人の忍者が存在している、というところから話が始まり忍者の組織の戦いの話になっていきます。

う~ん、ストーリーをご紹介するのも難しいかも(笑)

ストーリーはともかく俳優陣が私好みで楽しかったです。

まず木南晴夏さんってなんとなく気になってたし、岡山天音さん、坂口涼太郎さんて個性的でずっと目で追ってしまいたくなる俳優さんたちで、そんな俳優さんをまとめて見られるなんて最高です。

その上、ムロツヨシさんと山崎賢人さんの掛け合いなんて笑いながら観ましたし。

 だけどこちらの映画もというか福田監督の作品って好き嫌いがはっきり分かれるかもしれません。

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『聖☆おにいさん』

2025-01-10 21:10:34 | 映画

                   

                                                                          公式サイト

この映画を観たのは12月23日だったのですがご紹介が遅れてしまいました。

前作はかなり前だったと思うのですがたまたま立川の映画館で観たら映画の舞台が立川でなんだかうれしくなったことを覚えています。

いろんなエピソードが連なっている映画で神の子イエスとブッダののんびりまったりした地上でのバカンスの様子が描かれています。

今回はこのふたりに加え 天使や悪魔まで・・・

宗教に対して寛容な日本じゃなければ作れない映画です。

キャストも超豪華。どの人も主役級の俳優さんたちです。そんな俳優さんが結集して作られた映画です、おもしろくないわけないです。

ギャグも面白くて私は結構ケラケラ笑って観ていたのですが一緒に行ったツレアイはポカーンとしてて 挙句に「おもしろくなかった」などと言ってました。

でも私にとっては楽しい時間でした。

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『はたらく細胞』

2025-01-02 20:42:40 | 映画

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まだ公開されて間もない映画なのにパンフレットを買おうとしたら売り切れてました。

正月早々がっかりです。(どこかでパンフレットを探してゲットできたらパンフレットの写真を貼り付けたいです。)

 医師を目指す高校生漆崎日胡は生活習慣病が心配なトラック運転手の父と二人暮らし。

日胡は父のために健康的な食事を作って父を支えていたが父は日胡に隠れてタバコ、飲酒、不健康な食事をしていて倒れてしまう。父を心配する日胡のために父は生活を改善していく。

しかし今度は日胡が倒れてしまう。

日胡の体のなかでは赤血球、白血球をはじめとする細胞が体のために頑張って働いていた。

日胡の病気と闘うために細胞たちも頑張るが・・・

 番組の宣伝がテレビで流れると白塗りした佐藤健さんが映し出されるので どこかギャク映画っぽく思われてしまったらしくツレアイを誘ったら 行かない、とあっさり断られてしまいました。

たしかに最初のうちはちょっと変な話っぽいところもありましたが体のしくみをきちんと伝えているし親子の愛情も伝わってきて良い映画を観たなと思って映画館を出たのですが 同じ映画館から出て行った人たちの感想を聞いてると よくわかんなかったね、とか結構長い映画だった、とかあんまり良い評判は聞こえてきませんでした。

これは人によって好みが分かれる映画ってことでしょうか。

でも私は楽しめました、キャストもとっても豪華だったし、佐藤健さんのアクションは相変わらず美しかったですし。

評価が分かれる映画なんだな、と思いつつご覧いただければ・・・

 

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『八犬伝』

2024-11-05 21:58:21 | 映画

                   

                                                                      https://www.hakkenden.jp/

 

『八犬伝』の作者滝沢馬琴の生涯と彼の作品『八犬伝』、虚と実が交互に映し出される作品です。

馬琴と葛飾北斎、妻、息子の関係がなんともおもしろい雰囲気を醸し出しています。

女優陣がとても豪華。動の寺島しのぶさん、静の黒木華さんの存在感が凄かったです。

悪役のおふたりも凄みがあってぞっとしました。

役所広司さん演じる馬琴の言葉「悪が蔓延る世の中だからこそ物語の中だけでも勧善懲悪を貫く」という言葉が私的にはずしんと響きました。

立川談春さん演じる鶴屋南北の「悪しきものが栄える世の中こそ辻褄のあわな世界だ」という考えに対しての馬琴の言葉です。

私は映画を観るのが好きなのですが『辛そうな映画』『痛そうな映画』は観ないことにしています。

現実の世界では大変なこと辛いが多く泣くことだってあるのだからせめて映画を観る時間は楽しく過ごしたいという思いがあるので・・・『勧善懲悪』は非現実的、単純、なんていわれることもありますが いいじゃないですか!『虚』の世界でくらいは!

 主役の役所広司さん、内野聖陽さん、女優さんたちに比べると八犬士の俳優さんたちは若手の方が多かったと思います。私が知ってたのは板垣李光人さんだけでした。 この板垣さんが私は昔から結構お気に入りの俳優さんなのでスクリーンで見られてうれしかったです。板垣さんは『ジェンダーレス男子』とか『仮面ライダー』でかなり強烈な個性を放っていらしたのでこれからどんな役をやられるのかしら?と思っていたらどんどんメジャーになっていらっしゃいましたね。これからが楽しみです

原作は山田風太郎さん。ちょっと原作が読みたくなりました。

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『もしも徳川家康が総理大臣になったら』

2024-08-03 22:30:18 | 映画

                   

                                  公式サイト

タイトルを聞いて「何?」と思ったのは当然でしょう。

昔の偉人を現代に呼び出すという発想はおもしろいけど どういう理由でどうやって? ラストはどうなるの?

・・・それはもうクエスチョンだらけでした。

で、今日ツレアイとふたりで観に行ってきました。

詳しい内容は公開されたばかりの映画なので避けます。

でも、過去の偉人に日本の大ピンチを救ってもらおうとする発想はとてもおもしろいと思いました。

出演者の中に私の大好きな池田鉄洋さんが出ていらしてとてもうれしかったです。

豊臣秀吉といえばもう竹中直人さん以外に考えられなくなってますねえ。すごい迫力でした。

徳川家康を安倍晴明を演じた野村萬斎さん?どうなるんだろう?と思ったらこれはこれでぴったり。

 喜劇映画なのか?と思ったのですが ただ奇想天外のオモシロイ映画というわけではなく真摯に『民主主義とは何か?』という原作者の問いがベースになっている映画でした。

私はおもしろく鑑賞して「良かった」と言ったのですがツレアイは「そうでもなかった」と感想が分かれました。

皆様のご感想はいかがでしょうか?

出演者といえば浜辺美波さん、ここのところ大活躍ですね。

それから私は存じ上げなかったのですが長井短さん、印象に残る方でした。

あとは江口のりこさん、観月ありささん、とても個性的で楽しかったです。

 

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