キュートなバアサンになるために

映画のこと、山のこと、街の風景、家の庭、いろいろを気ままに・・・

『富士山への道』完

2015-08-26 23:36:35 | 富士山への道
     
 いろいろありましたが やっと夢を叶え富士山に登ることができました。

 初めて富士山を見たのは高校生の時。 父の転勤で東京に向かっていて新幹線の中から富士山を見ました。
山の形はテレビや写真などで見ていたとおりだったのですが その裾野の広さに本当に驚きました。
 その時は「登りたい。」なんて考えもしませんでした。

 今の家に引っ越してから 洗濯物を干すためにベランダに出ると富士山が見えました。
その頃から「登ってみたい。」とちょっぴり思うようになっていたのだと思います。

 ただ山があるから登ってみたい、くらいの思いでしたが 実際に登ってみて 改めて富士山の魅力を感じました。

ご存じのように富士山は『世界自然遺産』ではなく『世界文化遺産』です。

 今回の登山のガイドさんからどうして自然遺産ではないのか伺いました。
諸説あるようですが まず自然のままに残されているわけではない、ということ。 五合目までは道路が通っているから、ということ。
でも、他の自然遺産でも立派な道路が走っているところもあるので これだけが理由というわけではないようです。
 それから自衛隊の演習場がすぐ近くにある、というのもマイナス要因だったそうです。
そして、富士山のような山は世界的に見て特に珍しい山ではないので、という理由もあったそうです。

 それよりもガイドさんから伺った富士山の歴史的な背景を伺うと『文化遺産』という方がぴったりくる気がしました。
昔は修験者が修行のために登っていたとのこと。
 ご来光は今でこそ 朝日を拝むけれど 本来は火口にドッペルゲン現象(?)で自分の姿が大きく映り その姿に虹がかかって後光が射している姿を
仏と自分が一体化したと思い拝んだ、などと興味深いお話を伺うことができました。
 私たちはお鉢めぐりができませんでしたが それぞれについている峰の名前も昔は仏教的な名前が付けられていたそうです。
 それが明治に入り 今のような名前に変更されたそうです。

 ただ登るだけでなく いろいろな歴史を知ると富士山はますます魅力的に思えてきました。

帰宅してからベランダに出てもお天気がイマイチなので富士山の姿を見ることはできていません。
でも、きっと富士山の姿を見たら「あそこに登ったんだ!という自信が湧いてきそうです。

 富士山ってやっぱり魅力的な山だと思いました。

一合目から五合目までの緑の多い景色、宝永山の不思議な光景、そして頂上の岩がごろごろした荒々しい雰囲気。
すべてが富士山です。
 本当に登って良かった・・・
       
 富士山には主に4つの登山道があります。
登山時に保善協力金を支払うとバッヂがもらえます。
 黄色が吉田口、青が富士宮口のものです。
残りの2ヵ所にちょっと興味のある私です。
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初心者の富士山登山装備

2015-08-23 22:11:03 | 富士山への道
 私が富士山に登る前に 装備についていろいろ知りたくて あちこちの方のブログを拝見しました。
とても参考になったので 私自身の記録のためとどなたかの参考になれば、と私が富士山に持っていった装備について残しておきます。

     【三種の神器】
                  
 まずリュックサック。 30ℓのものです。
5年前にスポーツ用品店で買ったもので コールマンというブランドです。 ネットではコールマンで登山なんて、とバカにされたりもしていましたが 比較的安価ですし、必要な機能はついていたので私は別に困りませんでした。要は自分にフィットしていればよいのでは、と思います。 ちなみに こちらのリュックにはレインカバーがついていなかったので別売りのカバーを買いました。           

       
 三種の神器の中でも一番重要なのではないでしょうか? 登山靴です。 ちょっと靴擦れを起こしたので心配になってインソールも買いました。
ハイカットで靴底はあまり柔らかくなく固すぎないものを選びました。 他のものはなんとかしても靴だけは絶対に自分の足にフィットしたものを選ぶ必要があると思いました。
 素材は講師の先生に勧められたのでゴアテックス素材、裏はビブラム素材のもにしました。

       
 レインスーツ。 ゴアテックス製で上下に分かれているものです。 レインスーツはかなり高額です。 でも強い風が吹いた時にも着ますし蒸れない素材がいいと思います。
私はブランドにこだわらず ネットで探したので普通なら上下で3万円以上するものをゴアテックス素材なのに1万5千円くらいで購入できました。

     【衣類など】
         
 長袖2枚。
         
 半袖1枚。
         
 登山用ズボン1本。
         
 フリース。
         
 薄手のダウンジャケット。
 このあたりは どこにでも書かれていることで 登山は薄手のもを重ね着するのが基本だそうです。
私が知りたかったのは 実はTシャツの下に何を着るか?ということでした。
 Tシャツの下は何も着なくていいのか? いわゆる下着が必要なのか? 当たり前すぎるからなのかどなたも書いていらっしゃいませんでした。
 登山用品専門店の女性店員さんに相談し、下着は毎日取り換えたら上のTシャツは取り替えなくてもいい、と教えてもらい Tシャツの下に下着を着ることにしました。
         
 今まで持っていたものは半袖だけだったのでキャミタイプのものとブラトップのランニングタイプのものを新たに加えました。
下着のシャツだけでなくブラもパンツもスポーツ用のものを準備しました。
         
 靴下。 中厚手のウール混素材のものを選びました。私は2泊3日でしたので靴下は3足揃えました。
         
 手袋。 登山用の薄手のものと雨が降った時用のものの2組を準備しました。 登山時は軍手でもよいらしいですが 水に濡れた時に乾きやすい方が気持ち良いと思います。
         
 帽子。 日よけ用のものと寒い時に耳まで暖かく保護してくれるものの2種類を持っていきました。
      【その他の装備】
         
 ストック。あれば楽だと思います。 焼印をおしてもらえる木の杖を買っていらっしゃる方も多かったです。
         
 ヘッドランプ。 夜に出発する方は絶対に必要です。 私は日中しか歩かないツアーに参加しましたが山小屋で使う機会がありました。
         
 ハイドレーション。 これはもう私にとっては必需品。 喉が渇いてもすぐに水が飲めるので とても助かりました。
         
 サングラス。 やはり日差しが強いので目を守るためにはあった方がいいと思います。
         
 タオルマフラー。首に巻いて登り、汗を拭きました。 タオルなのでなにかと便利でした。
         
 地図とコンパス。 ツアーなどで行く時は不要ですが やっぱり持っていた方がいいかも・・・・・
         
 袋類。 リュックの中を整理するのにあると便利です。 山小屋では静かにしなくてはいけないのでスーーパーの袋だとカサカサ音がして迷惑になることがあるので気を付けなければいけません。 また 直接衣類をリュックに入れると濡れてしまうこともあるので濡れないように袋に入れた方がよいそうです。
      【その他】
         
 薬類、汗ふきシート、歯磨きガム、カメラ、小銭入れ、など。 アイマスクや耳栓は持っていったけど使いませんでした。
         
 薄手のタオル。 山小屋で寝る時に枕に巻いて寝ました。
         
 ウエストがゴムの薄手のパンツ。寝る時に履き替えてリラックスしました。
      【持って行ったけど使わなかったもの】
         
 ロングスパッツ。 これはたまたま下りの天気が雨でレインウエアを着たので使いませんでしたが 晴れている時はこれがないと靴に砂が入って困ると思います。
         
 スポーツタイツと防寒用タイツ。 体を締め付けるのが嫌で使いませんでした。
         
 敷物と折りたたみサンダル。 なっくても全く困らないと思います。
         
 行動食。 全く不要というわけではありませんが そんなにたくさんは必要ありません。富士山では山小屋で調達できます。 一番持って行って良かった行動食は講師の先生に教えていただき準備した梅干の種を抜いたものをラップにくるんで持っていったものでした。 体調が悪い時、元気になります。
         
 酸素缶。 まあ・・・・あまり必要ないだろう、と思いつつ持っていきましたが やっぱり使いませんでした。

  こんな感じの装備で2泊3日を過ごしました。
 私はかなり荷物をたくさん持って行く方なので ここまでは不要だったかもしれません。 でも、ほとんど使ったなあ・・・

 たった一度の富士山登山のためにここまでは揃えたくないという方にはリュックや雨具はレンタルもあります。靴もレンタルがあるようですが やはり自分の足に合っていないとつらいかもしれません。 衣類に関しては綿素材でなければ大丈夫だと思います。よく言われるのがGパンは不可。 雨に濡れたら乾きにくいし重くなるし動きにくいですから。

 ツレアイからは カッコつけたってそんなに使わないんだから、と言われましたが 初心者だからこそ 体の負担を減らす装備をした方がいいと思いました。(以前全く体に合わないツレアイのリュックを借りてひどい目にあった過去があるので・・・) しなくてもよいきつい思いをして もう登山なんか嫌だ、と思うのはもったいないですものね。
 
 
 

 




 
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富士山三日目は下山のみ

2015-08-22 22:21:21 | 富士山への道
          
 三日目の朝は 雨の音で目が覚めました。
本当なら4時30分起床、45分ご来光。そして出発、というスケジュールでしたが残念ながらご来光を見ることはできませんでした。

 講師の先生から雨具の準備をするように言われ、みんなでレインスーツを着ました。
そして雨の中、下山開始。
 しかし、砂埃がひどい下山道なのですが雨のおかげで砂埃はまったくありませんでした。 それに雨、といってもどしゃぶりではないので歩くにはほとんど困りませんでした。

              
 写真では分かりづらいかもしれませんが 下山道はズルズル足がすべっていくような砂礫の道が延々と続いています。
でも、私とあっちゃんは先月 宝永山でこんな道には慣れていたので 楽しくズンズン進んでいくことができました。
 ガイドさんからも「下り方、上手ですね。」と褒めていただきました。

 いえいえ・・・高山病が嫌なので早く下りたかっただけです。
ガイドさんには「『富士山に登り隊』ではなく『富士山からとっとと下り隊』なんです。」と言ったら大笑いされちゃいました。

 高山病は下山したら治る、と聞いていましたが たしかに六合目くらいになったら 吐き気は完全に止まりました。

私にとっては 楽しい下山道でしたが 下山道が苦手な方は多いようで ガイドさんが「下山道が好きな人?」と言われ「ハイっ」と手を挙げたのは20人中3人。
あとの方にとっては歩きにくい道のようでした。
 ある方は膝をやられてしまい ガイドさんにテーピングをしてもらっていました。
富士山はとにかく登りも下りも長いです。 歩くのが難しい道というより距離が長くて大変な山だと思いました。

 五合目に到着し、ガイドさんにお礼を言ってお別れしました。
バスの出発まで少し時間があったので五合目をお散歩しました。

 ガイドさんから教えていただいたのですが 五合目にある神社の境内にマサカリを模したものが置いてあり これを力自慢の人たちが持ち上げようとするが動かせないそうです。
しかし、今まで動かしたことがある人がふたりいたそうです。
 それが力道山さんと白鵬さんだそうです。
        
 私も持ち上げてみましたが 勿論動きませんでした

 そして バスが出発の時間になったので 下山してきました。

帰りは 川口湖にある温泉へ行き、入浴。 そして打ち上げ会。
     

『富士山に登り隊』全6回すべて参加した人たちの表彰がありました。
                
 私たちは先月はこちらをパスし宝永山に行ったので5回のみの参加になります。
   
 自分へのご褒美は山頂で買った日付入りのバッヂ。
 
                            
 たいした登山経験もないのに「富士山に登りたい!」・・・・そんな夢のようなことを思いついたのは6年以上前になります。
 初めて富士山を見た時、その大きさに圧倒され、それ以来富士山は憧れの山でした。 自宅のベランダから見える富士山を見ながらいつかはきっと・・・と思い続けていました。

行動に移し始めたのは5年前からです。
 こちらのブログにも 今までの経過を残しています。

 実際に登りたい、と行動を起こした時、私は富士山に登るためには「体力」「気力」「お金」「装備」「時間」だと書きました。
でも、それだけではありませんでした。 「ご縁」と「家族の協力」・・・・これがなくては登山は無理でした。
 快く送り出してくれた家族、一緒に登ってくれたあっちゃん、講師の先生方、添乗員さんたち、みなさんに心から感謝します。

 ただただ日本一高い場所に行ってみたい、という思いだけでの行動でした。
私は完全にインドア派で ジャズ音楽を流しながらベッドに寝転んで推理小説を読みながらコーラを飲むのがなにより幸せ、という人間です。
 夢を叶えたので もうこれで難行苦行の登山はおしまい・・・・のはずですが・・・・

 あっちゃんから「せっかく装備を揃えたんですもの。またどこかに行こうね。」と誘われてしまいました

そ、そお?

 さあ、次はどこに行くのかしら? ・・・・to be continued


 
    
    

  
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富士山登山二日目

2015-08-21 23:19:17 | 富士山への道
        
 一睡もできず体調不良の二日目、ヨレヨレになりながら いよいよ山頂へ向けてスタートです。

歩いていても吐き気が止まらず体に力が入りません。
 
 こんな急な階段、見たらぞっとしますが仕方ありません。 とにかく進まなくては・・・・
 ガイドさんが気を使ってくださり私はガイドさんのすぐ後ろを歩かせていただきました。(体力のない人、初心者などはガイドさんの後ろを歩くと随分楽に歩くことができます。)
          
 例によって歩いている時の写真は全くありませんが とにかくきつい道をひたすら登り続けました。
そのうちに吐き気は収まってきたのですが とても眠くなりぼーっとしてきました。 前夜一睡もしていないのでそのせいだと思いガイドさんに 恐ろしく眠くなった、と言うと
「それも高山病の症状かもしれません。大きく深呼吸して。」とアドバイスをもらいました。
 
 それにしても吉田口の八合目っていったい何なんでしょう?
              
二日目に泊まる八合目太子館に到着し、喜んだのに・・・
 その先に本八合目、八合五勺、なんてあるんです!!

 とりあえず 頂上に行くのに不用な荷物は太子館に預け、再びスタート。 ここでおひとりの方が高山病のための頭痛がひどいので登頂を断念され、
太子館に残られました。
 私も断念も考えたのですが 少し楽になったのでとりあえず出発しました。
 高度が上がれば高山病はひどくなるはずですが なぜか登るにつれ かなり楽になってきました。

 そして途中の山小屋で名物のあんパンを買いました。
                
 朝から何も口にしていなかったので ひと口だけ食べたあんパンでかなり元気を回復することができました。
     
  胃のムカムカと睡魔と闘いながらの登山でした。
                        
 そしてやっと山頂へ
 ヨレヨレ状態だったので感動も半減、とにかく無事に登りきった、だけでした。

 頂上の茶店ではお昼ご飯に豚汁をいただきました。 もうぐったりしてて写真を撮る元気はありませんでした。 う~ん・・・残念

 やっとの思いで写した写真がこちら。
            
 山頂にある神社です。

 ご存じのように富士山は世界文化遺産です。 今回のガイドさんは宗教的意味合いのある富士山の歴史について詳しく話をしてくださいました。

 予定では登頂後、お鉢めぐりをする予定でした。 私はとにかく頂上に辿り着けばそれで満足だったのでお鉢巡りはパスしようかな、と考えていたのですが・・・
ガイドさんから 風が強いので今日のお鉢巡りは中止します、と発表がありました。
 私以外の方はがっかりされたかもしれません。(でもお鉢巡りはやめようと思ってた、と話されていた方がいらしたので私以外にも体調不良の方はいらしたようです。)
 こうして何年も前から望んでいた富士山登頂を果たすことができました。
もっと感激して もしかしたら泣いちゃうかも、なんて思っていたのに 体調不良のせいで何の感情も湧いてきませんでした。
悔しいなあ~ 
 
 そして下山。 八合目の太子館に到着したのは15時くらい。
16時くらいに夕ご飯をカレーを頂いたあとなぜかみんなさっさと眠り始めてしまいました。(私もカレーは食べることができました。他のおかずは無理でしたが。)
 ウソでしょ? こんな時間に寝たらまた夜中に眠れなくなるよ、と思って私はひとりで外へ出て添乗員さんや他の登山客の方たちとおしゃべりして過ごしました。
 
 富士山登山のお供といえば木の杖。 この杖に各山小屋で焼印を押してもらうことができます。
意外に外国の登山者が焼印を貰っていました。 あの杖、おみやげとしてお国に持って帰るのかなあ?

 頑張って起きていた私も20時前には就寝しました。 やっぱり疲れていたのでしょうね。
この日は前夜ほどの頭痛や吐き気はありませんでしたが それでも軽い頭痛と胃のむかつきは残っていました。
    
        
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2泊3日の富士山登山

2015-08-20 20:08:21 | 富士山への道
      
 長年の夢の実現、富士山登山に行ってきました。
 私とあっちゃんはクラブツーリズムの『富士山に登り隊』の二泊三日の登山旅行に参加してきました。

 まずは五合目まではバスで。
6月に行った時と同じような賑わい。 でも、6月は一合目から登り始めた終点でしたが今回はここが出発点。同じ景色を見ても全然違い、気合が入ります。

 集合し、登山のガイドさんと合流。
富士吉田口からの団体の登山者は必ずガイドをつけなければいけない、というきまりになっているそうです。
 そこで いつもの登山行きに一緒に行ってくださる講師の先生、ツアーの添乗員さんに加え、現地ガイドさんの三名のサポートで 今回は20人が頂上を目指しました。

 
はじめのうちは なんてことないダラダラ道。
 とにかくゆっくりなペースで進んでいき、たくさんの登山者に抜かれましたが このペースはありがたかったです。
 例によって登山中の写真は撮れませんでした。 団体行動なので途中で立ち止まって写真を撮ることができないのです。
 で、立ち休憩の時はこんな感じでした。
           

  ガイドさんはとても楽しくていろんなことを知っていらっしゃる方でした。(手前がガイドさん、後ろが講師の先生です。)
                

 初日は七合目の鎌岩館へ。   
 山小屋の前からの夕方の雲海、本当に美しかったです。
           
 お夕飯はこんな感じ。
富士山の山小屋の夕飯としては これは良い方だそうです。
     
 しかし、せっかくのお夕飯がフイになるアクシデントが・・・・

 そう、私、高山病になってしまったんです

 夕ご飯までは元気いっぱいでした。

ところが 寝室に行ってびっくり。
 2段の棚に小さ目のシングルサイズの布団がぎっしり敷き詰められていて 一枚の布団にふたつの枕と寝袋が並べられていました。
つまり一枚の布団をふたりで使えってことです。 しかもそれがずら~っと並べられているのでみんな身動きできない状態です。
最悪なことに私とあっちゃんは部屋の四隅に並べられた棚の一番奥だったので両角から布団がぶつかり まったく通路に面していない場所でした。
そこで 寝返りひとつできない状況。 慣れない山小屋・・・どこでも平気で眠ることのできる私もさすがにこれは参ってしまい一睡もできませんでした。
 そのうちにどうしたことか頭が少し痛くなり吐き気がしてきました。

 みんなが寝ているところを人を蹴散らしながらトイレに行ってとうとう嘔吐してしまいました。
そして 寝ずに山小屋の番をしていた番頭さんに トイレに通い易い場所に替えて、とお願いしたところ快く空いていたスペースに移動させてもらいました。
 最後まで眠れませんでしたが ひとりで一枚の布団で横になれたのは有難かったです。

 翌朝は4時半起床。 山小屋の前でご来光を見て、朝ご飯。 とても食べられる状態ではなかったので私はパスしました。
高山病のおかげでフラフラになってしまい ご来光の写真などは全く撮れてませんでした。

 ガイドさんのお話では時々寝ている時に高山病になる観光客はあるそうです。
まさか私が高山病になるなんて・・・・
             

 

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富士山登山を前に

2015-08-16 20:58:25 | 富士山への道
           
 いよいよ火曜日から富士山登山です。

長年にわたっての夢が叶うのはとてもうれしいのですが 反面不安もいっぱい。
直前になって 病気や怪我をしたらどうしよう?とか 朝、目覚まし時計が壊れて寝坊したらどうしよう?とか・・・
私にしては珍しく緊張しています。
 明日の夜、ちゃんと眠れるかしら?

 そんなわけで 早々に荷造りも済ませました。
あとは当日の朝、水と梅干を入れるくらいでしょうか・・・
 背負ってみると 結構な重さになりました。

 荷物はなるべく軽くしたい、でも快適な登山がしたい・・・どのあたりが妥協点になるのかしら?

う~ん・・・どきどき・・・・
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富士山登山前最後のトレーニング

2015-08-12 22:24:33 | 富士山への道
        
 先月宝永山に行っただけでもう来週は富士山登山本番です。
一ヶ月全く山に行っていないので いきなり本番は不安だったのでツレアイに付き合ってもらって山に行ってきました。

 今回は高尾からバスに乗り 千良木というところから登り始めました。
   
 田んぼでは稲が青々と育っていました。
この田んぼを越えていよいよ登山開始。
   
  例によって登山中の写真はありません
    
 とにかく頑張って城山へ。
それから高尾山へ。
   
 今回は琵琶滝コースで降りてきました。

いつもお話していますが私は暑いのがとても苦手です。
なのにわざわざ暑い日に登山!! しかもやっぱりきつかったです。 慣れるってことはないのかしら?

 ツレアイは下山と同時にお店に飛び込みビールを買っていました。
下戸の私、ビールは飲めませんが ここのところ飲むのを我慢していたコーラを買ってしまいました

  
・・・・・登山のあとのコーラ、最高でしたっ 
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登山用品準備、これがホントに最後!

2015-08-03 21:54:01 | 富士山への道
           
 いよいよ今月は富士山登山です。

 少しずついろんな登山用品を揃えてきました。
必要な物は既に揃っていたのですが 先月からは あれば便利かな?というものをちょっとずつ買っていました。

 多分買わないだろうな、と思っていたのが ちょっとした移動の時に便利な小物入れです。
今まではジョギングの時に使っていたペットボトルを入れるウエストポーチを使っていたのですが もともとがペットボトル入れなので中にあまり物が入りません。
 そこでずっとウエストポーチは欲しいな、と思っていたのですが 登山の時に荷物を増やすのは重くなったりかさばったりするのが嫌でイマイチ積極的に探していませんでした。

 この前ネットの登山用品ショップを見ていたらレビューでみんなが「軽い!」と書いていらっしゃるウエストポーチを見つけました。
しかも防水。
 かなりお得なお値段でこんなスグレモノはなかなかないと思ったので注文しちゃいました
レビューでは生地が薄いので薄い色のものは中身が透けて見える、と書かれていたので汚れも目立たないだろうし、私のリュックサックも紫だし、ということで紫色を選びました。

ネットで見るより濃い紫でちょっとイメージとは違っていましたが・・・・
たしかに軽くて丈夫そうです

 これで欲しいな、と思っていた装備はすべてそろいました。
あとはパッキングして引き算で荷物を軽くする作業に入ります。
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秋からの登山教室第11回『宝永山』

2015-07-13 20:23:20 | 富士山への道
               
 宝永山をご存じでしょうか? 名前はご存じなくても きっと皆さんご存知だと思います。
富士山を静岡側から見ると右横にちょこっと出っ張っているところがあるのですが それが宝永山です。
 上の写真で見ていただくとよく分かるかと思います。
     
 富士吉田口まではバスで行き、新五合目まで進みます。
 そして
    
 宝永山荘で名物(?)の『富士宮焼きそば』を食べ、いよいよ急登へ。
       
    登り始めた頃はお天気は良かったのですが だんだん霧が出てきてしまいました。
 しかし、気温はあまり高くなかったので暑いのが苦手な私は霧が出ていても気持ちよく歩くことができました。
 例によって登っている時は写真を撮るゆとりはありませんでした。
でも、今回は足元だけ写真を撮ってきました。
          
 こんな道をずっと登り続けるのです。
先生から「三歩進んで二歩下がる感じの山だよ。」と言われていたのですが なるほどせっかく前に進んでもズルズルと後退してしまいました。
 途中雪が残っているところもありました。

                    
 そして山頂。
     
 せっかく頂上に到着したのに こんな感じでした。
     

 でも、雲の間から富士山の頂上が見えました。 うっすら見えたので急いで写真を撮ったのですが 分かりづらいですね~

 去年秋から参加してきた『秋からの登山教室』は全12回のシリーズです。
第8回、9回、10回は『富士山に登り隊』を優先してお休みしました。 最終回の来月、こちらの教室は燕岳に登ります。
 だけど私は来月はいよいよ富士山に登るため こちらの『秋からの登山教室』への参加は今回が最後となります。
               
 いろいろ教えてくださった先生方に感謝です。

            
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2度目の入笠山

2015-06-21 21:41:52 | 富士山への道
              
 せっかく長野県までお出かけしたのだから、と丁度スズランが見ごろだという入笠山に行くことにしました。

 この写真では分かりませんが 丁度川崎市の小学生たちが校外学習で入笠山に来ていて 彼らが写らないようにこの写真を撮るのは苦労しました。

小学生が登る山なので簡単?かもしれませんが 私にはそこそこつらい登山でした。
でも、とてもきれいな山です。
          

 今の時期の入笠山はスズラン目的で登山される方が多いそうです。
     
                      
 う~ん、花が小さいから分かりづらいですね~
  でも このスズランの群生地を歩くととても良い香りがして癒されます。
この香り・・・クリスチャン・ディオールの香水の香りだと思うのですが・・・・ディオレシモだったかな?
       

 入笠山は花の山。

 アヤメもきれいに咲いていました。
  そして、今一番オススメなのがアツモリソウ。
 こちらは長野県で唯一入笠山だけに咲いているそうです。 なので監視カメラを設置に厳重に管理されていました。
                

 花は楽しめたのですが景色はイマイチ。
                  
 まあ、雨が降らなかったから良しとしましょう
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