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玄武書房の辞書編集部の荒木は新しい辞書の編纂作業途中に退職することを監修者の松本に告げた。
荒木を失うことに落胆する松本。 荒木は絶対に自分の代りになる人材を探す、と言い切ったが・・・
かたっぱしから社員に「右という言葉を説明せよ。」と問題を出す。 そんな問題に 真剣に悩みながら「西を向いた時に北の方が右」と答え、さらに辞書を調べ始めた社員がいた。 荒木はその社員、馬締光也を辞書編集部に招く。
馬締は真面目な性格で人とのコミュニケーションが苦手な青年。 その馬締が下宿のおばあさんの孫林香具矢に一目ぼれをした。
馬締のちゃらんぽらんな先輩西岡は ラブレターを書くように勧め、彼は毛筆で恋文を書く。 しかし、香具矢からは「自分の言葉で話して。」と言われてしまう。
彼は思い切って「好きです。」とひとこと告げる。
馬締たちが一生懸命編纂作業を続けている辞典『大渡海』の発行が中止されそうになったが西岡の頑張りで 発行されることになる。 しかし、その代りに西岡は移動になってしまう。 その後 ファッション雑誌を編集していた岸辺が仲間に加わり 編集作業は続いた・・・
三浦しをんさんの原作です。
彼女の作品の原作で『風が強く吹いている』もすごく好きな映画でした。 少し前にテレビで放映されていた『まほろ駅前多田便利軒』では 今回の主役松田龍平さんが行天役でいい味を出していました。
私、彼女の作品、好きみたいです。
原作は読んでいませんが 本屋大賞を取った作品ですから きっとおもしろいのでしょう。
キャストも魅力的な人ばかりでした。 大好きな宮あおいさん、オダギリジョーさん、やっぱり好きです。
松田さんと宮さんが醸し出す雰囲気もとっても素敵だったです。
それにしても辞書を作るって気の遠くなるような時間と多くの人の努力の結晶だったのですね。 今まであまり考えず使用していました。
それに最近は紙ベースの本よりネットで調べることの方が多くなってきています。
・・・私は紙ベースのものって好きなのですが・・・
久しぶりにステキな時間を過ごすことができました。