
宮部みゆきさんの短編のホラー&ファンタジーを集めた一冊です。
ホラーといっても気持ち悪い、というより 読み終わったあとで嫌~な気分になるようなホラーなので 怖いのがダメな人でもイケます。
でも あとで嫌~な気分になるお話は私はダメなので・・・
そんな短編集ですが 表題作の『チヨ子』は私の好きなタイプのお話です。
風船を配るアルバイトを頼まれた「わたし」は その会場に行ってびっくり。
倉庫に5年間しまわれていた薄汚れたピンクのウサギの着ぐるみを着て風船を配るのだった。
嫌々着ぐるみを着て のぞき穴から外を見てみると いろいろな格好をした人たちが歩いているのが見える・・・
その人が子どもの頃に一番思い入れのあったオモチャの格好をして歩く姿が見える、ということなのですが・・・
「わたし」はウサギのぬいぐるみの「チヨ子」になっていたのが見え 忘れていた「チヨ子」を思い出す、というあらすじです。
私が子どもの頃一番好きだったオモチャって・・・・?
私も久しぶりに 子どもの頃のオモチャを出してみたくなりました。