医大生・たきいです。

医大生的独言。

2位じゃダメだというワケは

2013-05-26 10:40:07 | 医大生的生活

筆者の部屋に遊びに来た人に食べさせて回っているたきいくんお手製カレーが思いのほか好評で天狗になっております。たきい食堂という暖簾でも準備しようかな。医大生・たきいです。

人の動機を駆り立てる一番の要素は何だかご存知だろうか。聞くところによれば、それは「怒り」なのだという。「おのれあいつめ…」と心に秘めながら成し遂げた仕事が一番の成果を発揮するということなのか。一時一世を風靡した「2位じゃダメなんですか?」発言に科学者たちがその素養の低さに苦笑した真意というのもこの辺にあるのかもしれない。

今朝。「藤田藤田」の愛称で知られる標準組織学各論。誤って全力で足に落とした。断末魔の叫びが響き渡った朝の寮。医学書というのは大概にして重い。言うなればデブ集団である。その物理的物体に対する憎しみはその内容に対する憎しみに昇華して、その内容に対する憎しみは、組織学という科目に対する憎しみに昇華する。

……お蔭か今日は勉強の調子がいいようだ。

もしかすると。医学の勉強を始める前には教科書で己の体を痛みつけてから始めるとよいのか。しかしそれはそれで別な深淵な趣味になりそうだから遠慮しておこう。






(明日月曜日の試験本番で寝坊しないか地味に心配な人(笑))







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ガラムマサラを入れてみる

2013-05-25 18:26:31 | 医大生的生活

二度寝から目覚めたら11時で萎えた。昨日3時まで何故か起きていたのだが、少々寝過ぎである。昨日の夜中にコンビニで買ってあったサンドイッチをむさぼりながら紐解く「藤田藤田」。合格点への遠さを嘆くのは無意味であって驕慢でさえある。晦渋な医学書の中の文字列は不勉強な筆者にとってあまりにも混沌としているが、再びその頁に出くわした際に見つけた一条の光だけは心を晴らす。それにしても仕入れる知識はどれも新鮮過ぎて大丈夫なのか俺。医大生・たきいです。




部屋に注ぐ光が反対側の棟から反射されたものだけになったころ、必然として勉強も飽きる。人より集中力を持続させられる時間が短い。瞬間的な集中力なら少々自信はあるのだが。そこで気分転換とて料理。最近女子力が高い。作れるもののレパートリーこそ少ないものの、カレーにアレンジを加えるのがこのところのマイブーム。そのうち、ルーを買わずに一から作ってみたいものだが、結局高くつくような気もして手を出せずにいる。

今日試したのは、ショウガと赤ワインとガラムマサラ。肉が柔らかくなるような気がしていい感じである。さらには従来よりもスパイシーになった気も。本当にそうなっているのかは知ったことではないが、臨床の現場でもプラセボ効果は大きな意味を持つのだという。ならばひとり住みのキッチンにおけるプラセボの効果は支配的である。具もいっぱい入っていることだし少なくともうちの学食のよりもうまいのではないか。食べている本人が幸せなのだから異論は受け付けないこととしよう。

カレーのアレンジとして有名なものには、納豆を入れるというものがある。どこかの大学の学食発祥という話も聞いたことがあるが。だがしかし、自分が作ったカレーにはなかなか入れる気にはならない。立ちっぱなしで灰汁を取ることに全力を捧げていた過去の自分に対する冒瀆のような気がしてならぬのである。だからレトルトカレーにしか納豆は入れない。だけど結局納豆カレーもうまい。

窓を開ければ夕方の空気はひんやりしていて気持ちよく、夕飯のカレーを食べきった今、冷蔵庫に行ってビールでも開けたいものなのだが、刻下の心の葛藤に勝てるか否かが5月25日という一日の命運を握る気がしてならない。冷蔵庫に常備されているのは発泡酒だが。ビールを買えるほどの金はない。因みに新発売のKIRIN「澄みきり」は安売りされているくせに結構うまい。パソコンを閉じたら、「澄みきり」ではなく牛乳を手に取っている30分後の自分になりたいものである。





(「こと」を「事」と漢字で書くのが嫌いな人(笑))






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あれが出るのか出ないのか

2013-05-24 17:17:40 | 医大生的生活

マクドナルドというのも不思議なもので、長らく食べていないと久しぶりに食べたくなるときというのがあるものだ。メガポテトとかいうダイエット中に「ふさわしい」商品が今日から発売開始らしいので友達とスーパーに行ったついでに買い求めた。すごい量。多すぎて店員さんもこぼす。二人で食うと結構ちょうどいいけど。マックといえば筆者のお好みはBBQソースで、幼稚園くらいのときに母親に連れて行ってもらったのをなんとなく思い出す。思い出の味がマクドナルドというのも、なんだか貧しい男であります(笑)。医大生・たきいです。



解剖学の最後の講義が先日あったが、そのときに定期試験で出題される問題の予告先発が2問。普段は寝ているの人も多い教室もこういうときばかりは盛り上がる。一問は「門脈」らしい。なるほど。隣に座る男は「門脈圧亢進症」とかいう難しそうなコトバを揚々と説明し始めていたが、筆者がかかる言葉に精通しているわけはない。へー、そうなんだ、ととりあえず相槌を打っておいた。あとで教科書よくよんどこ。

もう一つは「下肢」らしい。教室は拍手喝采。「よっ!、もうひとこえ!」とかいうヨイショも後ろの方から飛び交い始めていよいよ調子がいい。苦笑する教授先生がかわいいとか言っている者もある。しかし冷静に考えてみれば、体を真っ二つに分節して考えてみればその半分は下肢なのである。それは出るでしょ。笑

教科書を一読したところでなんとなく下肢で出そうな雰囲気の漂うのは、「股関節」、「膝関節」、「腰神経叢」、「仙骨神経叢」あたりか。このうち、「膝関節」は去年出ているので出ないという読み。しかし、膝関節というのも筆者の得意分野なので出れば出たで問題はない。主訴;「膝が痛くて部活なんてやってらんない」で、再建術後の前十字靭帯再断裂の疑いということでウチの大学病院に行ってみたら、医学生という身分がいつの間にやらバレて、患者が診察室から出る際にかけられがちな「お大事に!」の代わりに「勉強してきてください!」と言われて診察室を後にした筆者である。医学部低学年ながらそのときの怪我の該当箇所の「標準整形外科学」並びに「整形外科クルズス」は本屋で隈なく立ち読みしてある。絶望的な気持ちになったことも付記しておくが。さらにはその後、ふるさとにある病院で手術のため入院したときには整形外科医の主治医の先生から、かなりいろいろと教えてもらっているので、膝だけに関してはBSLと呼ばれる病院実習に回っている先輩方なみの知識があるのではないかと自称しているわけだ。

膝がでないかなというところだが、一風変わって「歩行に関して述べよ」と出題されて来たらいまのままでは白紙答案は必須で、歩行だけに補講も必須となる。さすれば夏休みは自然消滅となる。結局は何もわかっていないというのが、悲しいかな、実際のところであるようだ。

解剖もヤバいけど、明日からは組織学の追い込みを。






(女子の胸部X線検査のときってどうするの?というセクハラすれすれの質問をしてみたらこと細やかに教えてくれる女子学生がいて感動した人(笑))






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像<イメージ>とは

2013-05-23 17:07:17 | 医大生的生活

それにしても今日は暑かった。テスト休み恒例のラーメンに仲間たちと一緒に行ったのだが、そのとき車の温度計をみたら30度を超えている。これは5月なのか。これからバイトなのにニンニク入れちゃった(笑)。歯磨き歯磨き。医大生・たきいです。



さて、健康診断待ちのなか一緒になったのは秋田出身の秀才君で、開口早々、「たきい勉強してんの?」と問われる。生まれてこのかた彼の前で勉強してるよと胸を張って言えるほど勉強したことはないし、どう答えればいいか悩ましい質問である。高圧的な質問のように聞こえる人もいるかもしれないが、そもそも学問の世界での不勉強というのは軽蔑されて当然のことであるし、ましてやここは医学部だ。さらには彼がかかる発言をするというのも、彼は本ブログの濃厚な読者様であって、筆者が遊んでいるようにしか見えないからなのだという(笑)。

では勉強したことばかりブログに綴ってみればということになるのかもしれないが、それでは面白みがない。第一に本ブログの読者さんには、非医療系関係者というのも多い気がする。勉強しましたなんてはなしは無味乾燥な話になりがちであるし、医学部の同級生たちにとっても勉強しましたなんていう話題はアタリマエなことであっていちいち話題に持ち上げるのも恥ずかしい。故にかかる話題はこのブログにはそうそうでてこないわけである。

一応毎日更新しているこのブログとはいえ、それも筆者の生活の氷山の一角である。読者の方というのはこれらの混沌とした文字面を「積分」しては、たきいという人間のイメージを作り上げているに違いない。しかしそれは、真のたきいという人間そのものとは異なるものだと言えるだろう。人間の生き様というのは往々にして複雑怪奇なものであって、時間軸を横にとってみればそれは「微分不可能な関数」なのである。

と、言い訳をそれらしく書いてみたところで勉強していないというのもまたその通りなのでごめんなさい。とはいいつつバイト行ってきます。笑






(友だちにカレーを食わせたら感動されるほどの腕前になった人(笑))







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テスト期間に突入

2013-05-22 19:59:48 | 医大生的生活

最後の組織学の実習も無事に終わって、明日から医学部2年生はテスト週間。授業も実習もございません。お勉強お勉強。医大生・たきいです。


あしたはずっと部屋に引きこもって勉強していればよいかといえばそういうわけにもいかず、健康診断があるらしい。完全に忘れていた。誰か忘れたけど教えてくれてありがとう。それに伴って尿検査もしないといけないのだが、提出用の試験管的なものが小中高で使わされていたものよりも大型で本格的な気がする。去年もそんなこと思ったし、ここでも書いた気もするが(笑)。医科大とだけあって自前で検査しているのかしら。スゲースゲーと一切の思考を抜きにして感心していればいいかといえばそういうわけにもいかないようで、生化学の実習でそんなことさせられるのだとかさせられないのだとか。そろそろ検査の内容とかいうのも理解できてこないとまずいのか。なんにもわからない。生化学や生理学と、今回の試験を終えてから待ち構える実習期間というのも大変だと聞くけどそれなりに楽しみにもしております。とりあえず明日の尿検査を忘れないようにしておきたいというところ。日に日に喉を通るビールがうまくなってきている今日この頃ではありますが、今日くらいは控えておいた方がよいのかな。

テスト期間といえば、食生活が乱れがちというのは昔から決まっていることであって、序盤くらいは料理の作り置きをしようという戦法に出ている。外食ばかりしていると破産する。今日はカレー。昨晩の餃子づくりのときに微妙に余らせておいたショウガと気分で買ってみたガラムマサラを投入してみたらカレーのうまいことうまいこと。あまりにうますぎて、血管の走行なんてどうでもいい!なんて気分にすらなりそうなものだから怖いものである。






(親に送ってもらった宮城の米がうまくて感動した人(笑))






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