hiroべの気まま部屋

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クリスティー:フランクフルトへの乗客

2015-12-30 11:10:04 | 読書

(amazonHPより転載)


 今回は一月ほどかかってしまいましたが、クリスティーの作品「フランクフルトへの乗客」を読み終え
これで、クリスティー作品全巻読破まであと3冊となりました。

 先の記事(過去記事)でも、ご紹介したように、クリスティー作品は5つに分類でき、今回の作品は
④特定の探偵がいない作品(恋愛物6作品を含みます)に分類されます。

 しかも今回は、推理物というより、サスペンス物に分類されるのでしょうか?世界で若者を中心とした
不満分子が暴動を起こすのを、諜報活動により鎮圧を図るという、クリスティーの作品のなかでも
珍しいタイプの作品です。

 1970年頃の作品ということで、晩年の作品でもあり、年代的には新しい作品です。今のISなどのテロを
想像させる作品で、かなり現在と通じる作品となっています。

 もっとも、結末は、どうもこれは?という気もして、ちょっと欲求不満に終わりました。

 クリスティー作品、残り3冊、短編物、ミス・マープル物、そしてポアロ物、各1冊です。最後まで
楽しみます。