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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

火とグルメの祭典「あきつフェスティバル」

2010年11月08日 | ライブ
11月6日(土)火とグルメの祭典「あきつフェスティバル!」行って参りました!

まずは安芸津の皆様!温かく迎えて下さり、そして何より受け入れて下さって本当にありがとうございました!
実行委員会の皆様、商工会のみなさま、そしてスタッフのみなさま全ての人たちに感謝しております。
大変お世話になりまして、ありがとうございました!
また遠く奈良、そして愛知から応援に駆けつけてくれたTeam万葉、そしてご学友の流水さんも県内から応援に来てくれました!ありがとうございます!感謝という言葉しか見当たりません。
また遠くから応援して下さっていた皆様、無事に何とか終わることができ、また今日という日を迎えておりますことをまずはご報告させて頂きます。

火とグルメあきつフェスティバルの祭典は、例年2日間で延2万5千人ほどの来場者を迎える大イベントだけあって、まさにグルメあり、万葉太鼓あり、そして神楽ありとも盛りだくさんの内容の中、万葉歌も入れて下さっていました。

万葉太鼓


さあ、その万葉歌。1部のステージではハプニングもありましたが、まあご愛嬌ということで3曲歌わせて頂きました。

曲順は「空の心」「秋山の樹の下隠り」「ベストフレンド」となりました。
ラスト1曲は「妹が結びし」を準備しておりましたが、時間が押していたこともなり急遽割愛。
裏方スタッフさんたち、きっとハラハラされたことでしょう。

1部と2部の待ち時間の間に今年製作の衣裳に着替えました。初披露です。
衣裳のテーマはもちろん「青い海と白い嘆きの息と嘆きの霧」
前日ギリギリに届けてもらった天音さん作の新作万葉アクセサリー「涙」も二人とも付けました。
着替えを終え、外に出るとちょうど夕陽が保野山に沈むところでした。
しかも万の字の真上に。

日中の万の字

これはきっと新羅使人たちからのプレゼントだったに違いありません。
いにしえに思いを馳せる。
まさに万葉故地に立ち、風土を感じながらの最高のプレゼントでした。
そしていよいよ2部。
あたりは陽も完全に落ちて、真っ暗。
ステージに立つと、会場の灯りとステージを照らすスポットライトがまぶしい位の明るさで浮き立っていました。
そのステージは背後に風早の浦、そして正面が万の字が点される保野山がそびえていました。万葉歌に携わっているものとしては、そして今年の新曲「嘆きの霧」を歌わせて頂くにはこの上ないステージ環境です。
背後に1274年前の新羅使人の思いと深い霧に包まれたであろう風早の浦を感じ、そして正面に現代の人々に伝わった心の証しである万の字を感じながら、万の字への熱い思いを抱いた風早の人々を前にいよいよ始まりました。


語りの前にいつものとこおとめのテーマを歌ったんですが、途中抜けてしまいもう一度仕切り直し(苦笑)
そしていよいよ語りへと入っていきました。
新羅使人の思いを自分の言葉に乗せて、風早で万葉集に親しんでみえる皆さんに聞いて頂けた喜びは格別のものとなりました。
語りも終盤へと突入すると、もう心は万の字焼きの火が何とかいいタイミングでついて~!と祈りに変わっていました。
というのも、事前打ち合わせではここで司会の方が上手くつないで点火をみなさんで確認し、そして歌へと繋げて下さるはずだったんですが、直前に、急遽私に大役を任されてしまい場合によっては司会の方が入って下さるもののもう心はただただ万の字だったんです。
すると、どうでしょう!
奇跡のようなタイミングで、語りが終わるや否やポッポッと万の字の一画目の辺りに灯りが見えたのです!
きっと新羅使人が「この語りの後に要らぬことを言ってはならぬ。その雰囲気のまま僕らの歌へといって下さい」と導いてくれたのではと思えるようなタイミングでした。
適度な余韻を残して歌へと繋げていけたのです。
このタイミングには、2部のステージを終えた後、司会者の方とその素晴らしいタイミングに二人で喜びを共有しちゃいました!
司会の方はとっても美人で気さくで素敵な女性でした。お世話になりました!いろいろお話できて嬉しかったです。またいつかお会い致しましょう。


万の字の松明は、地元中学生たち他のボランティアにより保野山へと運ばれていたそうです。
そうした地元の方々の万葉集への深い思いを感じた私は、新羅使人の心と共に現代に確実につながれ、引き継がれている風早のある心に深い感動を覚えた今回のライブでもありました。
万葉故地は全国にあります。それぞれの風土に立ち、地域の人々にいろんな形でもって支えられ受け継がれています。
しかし万の字という形として万葉集が現代の人々の心に受け継がれている町は、私の知る限りでは他にありません。
安芸津の皆さんの温かく穏やかな心が、万の字焼きの火となり、現代に生きる私たちにいにしえ人の心を届けてくれました。
安芸津は人も火もそしてグルメもすばらしい町でした。

安芸津町、ありがとうございました!

最後に富楽さん、大変お世話になりました!広島弁伝授して下さりありがとうございました!また行きます!

全ての出来事に、そして全ての人に感謝!






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10 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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おかえりなさいヾ(@⌒ー⌒@)ノ (花れん)
2010-11-08 23:01:15
長旅ご苦労様でしたm(_ _)m

風早の人々の熱い歓迎にしっかりと応えて見事に2ステージをこなしたんですねo(^▽^)o

ハプニングも無事に乗り越えたご褒美は万の字焼きの熱き炎だったのでしょうヾ(@⌒ー⌒@)ノ

お疲れ様でした(^O^)/
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遠路お運び頂き、感謝感謝!! (流水)
2010-11-09 00:04:52
風香 さま

いゃー、ただただ驚くばかりでした。

感動を頂き、感謝感謝!!です。
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万葉の旅 (風香)
2010-11-09 06:24:29
花れんちゃん♪

いつもありがとう!
「万の字焼き」花れんちゃんにも見せてあげたかったなあ!
風早万葉の旅は想像以上にすばらしいものとなりました!
細く長~く続けていこう!新たにそう思わせてくれた今回のステージでもありました!これからもよろしく~♪
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ことだま(言霊) (風香)
2010-11-09 06:28:01
流水さま
こちらこそただただ感謝でございます!
あちらこちらで書いてますが、なんとお礼を申し上げたらいいのやらと思っています。
万葉歌、少し身近に感じて頂けたようで、広島県人の流水さまの心の届いたことが何より嬉しくも思っております。
奈良とはまた違った環境の中不安もありましたが、ステージに頂いたみなさんのあたたかな視線に支えられ何とか終えることができました。
ありがとうございました!
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感動が伝わってきました。 (風の善さん)
2010-11-09 20:02:20
ブログの内容からも感動が伝わってきます。
実際に見られないのが残念です。
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風の善さま (風香)
2010-11-09 20:42:00
コメントありがとうございます。
万葉故地に立って、そこで歌われた歌を歌う。
万葉歌をやっている端くれ者としては、これ以上の環境はありません。まさに犬養万葉の世界でした。今後も細く長く活動していければと思っております。
500年後くらいには東歌にも手をつけられそうな(笑)
風早は素晴らしい万葉故地でしたよ。いつか流水さんに案内してもらって下さいね(笑)
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祝・あつきフェスティバル (くりんと)
2010-11-11 13:16:37
衣装ばかり褒めてはいけないのでしょうか。(笑)
それでも、やっぱり目を引いてしまいます。
女性はいいなあ。
ステージの上では、「着飾る」というもう一つの楽しみがあって。
でも、歌声の方はそれ以上だったと察しいたしています。
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万葉装束 (風香)
2010-11-11 20:53:32
くりんとさん♪
装束の効果は相当なものですね。
とりあえず振り返って下さいます(笑)
今回夜の部で着た衣裳ですが、やはり着物をアレンジしたものです。下のスカートは羽織を加工したものです。もちろんリサイクル着物なのでお値段は破格でございます!なかなかとこおとめさんもやるでしょ(笑)エンヤトットさんも是非チャレンジして見て下さい!それにしても万葉の風土が整った環境で歌わせて頂けたステージは格別なものとなりました。皆さんのおかげです!
そうそう、お返事できずにいてごめんなさい。来年お待ちしております!そのタイミングで季節になったらお声かけて下さいね。
コメントありがとうございました!
追伸
今日久しぶりにどこからともなく「♪青い海も空も~♪」と口ずさんでました。いい曲です!心底気に入ってます!
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RE:万葉装束 (くりんと)
2010-11-12 17:36:53
来秋は、そのつもりでおりますので、ご都合がつけばどうぞよろしくお願いします。
鳥取にも、大伴家持ゆかりの地国府があります。
もし将来、行く機会があれば、岩戸(IWADO)にもお立ち寄り下さい。
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IWADO (風香)
2010-11-12 20:16:44
くりんとさん♪
ご連絡お待ちしておりますよ~♪
万障繰り合わせてご案内させて頂きます~!
ただし樹木特定は無理です!まあ期待もしてみえないでしょうが(笑)鳥取のIWADOは確かあの曲できたところでしたよね!どんな風土の中で作られたのかこの目で確認したいものです。ご縁が全くない土地でもないので、いつか機会があると信じております。その際は是非ご紹介下さいませ。明日は奈良にいますがビッチリのスケジュール。大和五條の空はまだまだ遠いようです(笑)こちらももちろんいつかおじゃましたいと思っております。
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