万葉集には庶民から天皇までの様々な身分の人たちのうたが約4516首おさめられている。
政治の舞台で歌われたものから恋のうた、亡き人を思って歌われた挽歌など生活と風土の中で常に歌われてきた。
ただ読んでいるだけでは全く訳がわからず面白くないが、歌の原型が見えてくるとその人なりの人間らしさが古代習俗などと相まって作者の姿がおぼろげながらみえてくるのも楽しい。
『令和』の元号が万葉集からとなり、色んな立場の方とお会いするたびにありがたいことにこの話題に。
万葉のうたいびととして、感心を持って下さっていることは非常に嬉しいことだが、歌が読まれたのは720年。元正天皇(氷高皇女)の御代。
藤原京(持統朝)までの万葉の歌にこだわって曲づくりをしてきた私には易々と語れるほど博がないのが毎回申し訳なく思っている。
裏を返せば、歌は想像以上に歴史的背景とからみあって歌われているのだ。
しかしそこを紐解いてこそ、作者の真の思いが浮かび上がりその瞬間こそが意外にも曲づくりの頂点にある。
さて、こちらは江戸時代。

岡崎城内にある三河武士のやかた家康館で行われた企画展。

石像になった家康様。

グレート家康公 葵 武将隊の家康様!かたじけのうござる!
江戸期にあった岡崎市の事件記録を古文書からテーマごとに拾い出し、一つの事件を立場を変えた文書から結論を見出していくという展示に釘付け!
まるでサスペンス!







オチも随所にあり、心は既に江戸時代!訳文もあるが、ここはなんとしてでも!と古文書のガラス前に貼り付きながらとかなり時間がかかる(^^)結果一度だけでは終わらずに、さらに足を運んで堪能した。
その全てが今まで私が出会ってきた企画展、特別展の中ではトップに君臨!
聞いたところによると30代の学芸員さんらしい。
ちなみに近隣博物館でもテーマは違うが江戸期を取り上げており、この盛り上がりのままに足を運んでみたが、残念ながら力の差を見せつけられたのみで足早に退散。
今回の岡崎での企画展。
学芸員さんの遊び心とキャパシティの広さ、直筆の古文書から伝わってくるぬくもりも手伝って、江戸時代を生き抜いた人間らしさになんだか今を生かされている自身の存在も感じることができた。
やはり遺物はありのままを語ってくれるんだな^^
政治の舞台で歌われたものから恋のうた、亡き人を思って歌われた挽歌など生活と風土の中で常に歌われてきた。
ただ読んでいるだけでは全く訳がわからず面白くないが、歌の原型が見えてくるとその人なりの人間らしさが古代習俗などと相まって作者の姿がおぼろげながらみえてくるのも楽しい。
『令和』の元号が万葉集からとなり、色んな立場の方とお会いするたびにありがたいことにこの話題に。
万葉のうたいびととして、感心を持って下さっていることは非常に嬉しいことだが、歌が読まれたのは720年。元正天皇(氷高皇女)の御代。
藤原京(持統朝)までの万葉の歌にこだわって曲づくりをしてきた私には易々と語れるほど博がないのが毎回申し訳なく思っている。
裏を返せば、歌は想像以上に歴史的背景とからみあって歌われているのだ。
しかしそこを紐解いてこそ、作者の真の思いが浮かび上がりその瞬間こそが意外にも曲づくりの頂点にある。
さて、こちらは江戸時代。

岡崎城内にある三河武士のやかた家康館で行われた企画展。

石像になった家康様。

グレート家康公 葵 武将隊の家康様!かたじけのうござる!
江戸期にあった岡崎市の事件記録を古文書からテーマごとに拾い出し、一つの事件を立場を変えた文書から結論を見出していくという展示に釘付け!
まるでサスペンス!







オチも随所にあり、心は既に江戸時代!訳文もあるが、ここはなんとしてでも!と古文書のガラス前に貼り付きながらとかなり時間がかかる(^^)結果一度だけでは終わらずに、さらに足を運んで堪能した。
その全てが今まで私が出会ってきた企画展、特別展の中ではトップに君臨!
聞いたところによると30代の学芸員さんらしい。
ちなみに近隣博物館でもテーマは違うが江戸期を取り上げており、この盛り上がりのままに足を運んでみたが、残念ながら力の差を見せつけられたのみで足早に退散。
今回の岡崎での企画展。
学芸員さんの遊び心とキャパシティの広さ、直筆の古文書から伝わってくるぬくもりも手伝って、江戸時代を生き抜いた人間らしさになんだか今を生かされている自身の存在も感じることができた。
やはり遺物はありのままを語ってくれるんだな^^
明日から新元号・令和ですね。
同僚との職場での予想大会では字の違う「礼和」を推していました(笑)
今年は教員生活初めての「古典B」を受け持つということで、生徒がウンザリするほどの和歌うんちく、万葉うんちくを傾けた授業をしてやろうと思っています。
今日は平成最後の日に神宮にお参りに行きました。
地元でも内宮に赤福を食べに行くだけの年が続き、宇治橋を渡り神域に入るのは10年以上ぶりでした。
雨でしたが、皆さん明るい時代に希望を持っている感じの参拝でした。
連休中には桑名市博物館で行われる改元記念展「改元と宸筆」に行ってこようと考えています。6月末までらしいので、よかったら風香さんもおでかけになってみては?
新たな時代の幕開けですね!
万葉うんちく!いいですね!
私も歴女の友と折に触れてやっていますよ!
虫麻呂さんの素晴らしさも若い生徒さんたちに是非是非語り伝えてくださいませ。
桑名市博物館!さすがさとちゃん@三重さまですね!
こちらからも遠くはないので足を運んでみたいと思っております。
ちなみに愛知県西尾市にある古書の博物館 岩瀬文庫でも元号 令和に関する特別展が開催されており、万葉集などの展示もあるそうですよ。
なんだか日本各地が万葉ブームでお互いにワクワクしますね!
コメントありがとうございました!
元号決定会議と言われる「難陳」の資料が残っているのが面白かったです。全部、立命館から借りてきてたみたいです。
宸筆では後柏原天皇の「顕恋」(あらはるるこひ)の題で詠まれた和歌の短冊が上品だったのと、学芸員がつけたキャプションが面白かったですよ。
あらはるるこひが題であったので、YUIさんの曲の歌詞「恋しちゃったんだ、たぶん。気づいてないでしょ」ってコメントが掲示されていて、「クスッ」と笑ってしまいました。
風香さんもよろしければおでかけくださいませ。
お返事遅くなりました。
早速とは、さすがですね!
博物館というとお固いイメージの方も多いようですが、遺物を目の前にしての学芸員さんの遊び心も感じることができる瞬間は楽しいものですよね!
上品な短冊、、、いいですねえ!
今日は仮名のお稽古で、2ケ月がかりで額田王の作品をようやく仕上げてきました。
小筆はなかなか思うように動いてくれませんがそれでも書と向き合っている時間が楽しくって続けています。またいい企画展、特別展あれば教えてくださいませ。ありがとうございます!
今日は「林修の今でしょ!講座」に奈良大の上野先生が出演されていました。
和が母校の教授陣もテレビ映えするといいのになあ(笑)
そうでしたか!
改元以来万葉ブームとなり、上野先生も紙面をはじめメディアにもさらに引っ張りだこですよね!
他にも城郭研究の第一人者である千田先生もよくテレビで拝見させていただくことがあります!
そうは言ってもメディアに登場こそはしないものの素晴らしい教授陣たちのご指導は生涯の宝物。
こうした先生方との出会いも大切なご縁なのですね!なんともありがたいことです^^
後奈良天皇の宸筆「般若心経」の金文字が、黒いバックに映えてステキでした。
後奈良天皇は楷書の達人ですね。
令和クリアファイルも入手(慶長古活字版をモチーフにしてあります)して早速活用しています。
前回のコメントで「我が母校の教授陣もテレビ映えを…」と言っていたら、
「なんだこれミステリー」という番組の中で、文字だか記号だかイラストだか分からない巻物の解読に、
伊勢まで取材に来られている場面が放映されていました。結局皇學館でも三重大学でも解読不能でしたが・・・。
空梅雨と思っていたら、ここ数日ひどい降りの地域もあるようで、気をつけたいものですね。
お返事遅くなってごめんなさい!
遠征されましたね!
楷書の達人!まさに!
元号ファイル、モチベーション上がったことでしょう。
名古屋市博物館の企画展「書に集う」にも足を運んでみました。
墨書から伝わってくるいにしえびとたちの温もりを感じるのも癒しの空間となっています。