現世の 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟世と我が見む(万葉集巻2−165)
うつそみの ひとなるわれや あすよりは ふたがみやまを いろせとあがみむ
磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が ありと言はなくに(巻2−166)
いそのうえに おふるあしびを たをらめど みすべききみが ありといはなくに
風香意訳:
うつそみに生きる人である私は、明日からは二上山を弟そのものとして見続けていこう。
磯の上に生える馬酔木を手にとって見せようとしても そのあなたがこの世にいるとは誰も言ってくれないのです。。。
〜二上山の落日〜現世の人なる我
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