その日は思いがけずやってきた。
一昨年、万葉植物園でたった一度会っただけ。
それからずっと再会したいと思っていたのだが、探しきれずに昨日までいた。
ずっとずっと心の奥底で思っていた。
それが、名古屋市内の街路樹として出会うことになろうとは。
息子の引越しをちょっとだけ手伝い、地下鉄の駅へと向う途中。
なぜかその木だけにネームプレートがつけられていた。
「ゆずりは」とひらがなで。
街路樹を気にして歩いていたわけではないのに、ふと目が留まった。
カメラのご機嫌が悪く残念ながら写真に収めることはできなかったが、目に焼き付けた。
常緑高木。ゆずりはと言われているが古名はゆずるは。
春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することからその名があるらしい。
新しい葉が出てきたことを悟ってそっと落葉。
常緑なのに・・・。
なんてはかなげ。自己主張しない謙虚さを感じる。
帰宅後も弓絃葉の姿が心の中に残っていた。
今日、明けの明星、東の空に眉引きの三日月。
満ち欠けを繰り返しながら、1300年前と変わらぬ姿のまま天に輝いていた。
永遠のもの。
一昨年、万葉植物園でたった一度会っただけ。
それからずっと再会したいと思っていたのだが、探しきれずに昨日までいた。
ずっとずっと心の奥底で思っていた。
それが、名古屋市内の街路樹として出会うことになろうとは。
息子の引越しをちょっとだけ手伝い、地下鉄の駅へと向う途中。
なぜかその木だけにネームプレートがつけられていた。
「ゆずりは」とひらがなで。
街路樹を気にして歩いていたわけではないのに、ふと目が留まった。
カメラのご機嫌が悪く残念ながら写真に収めることはできなかったが、目に焼き付けた。
常緑高木。ゆずりはと言われているが古名はゆずるは。
春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することからその名があるらしい。
新しい葉が出てきたことを悟ってそっと落葉。
常緑なのに・・・。
なんてはかなげ。自己主張しない謙虚さを感じる。
帰宅後も弓絃葉の姿が心の中に残っていた。
今日、明けの明星、東の空に眉引きの三日月。
満ち欠けを繰り返しながら、1300年前と変わらぬ姿のまま天に輝いていた。
永遠のもの。
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