波多神社 祈年祭に行って参りました。
前日からの天気予報は春の嵐。。。
しか〜し!伊勢中川駅へと向かう途中では、大きな虹の架け橋が。
幸先いいわ〜と思った通り、宮司様が前日に頂いたお電話でおっしゃった「清めの雨」のちは、なんと木漏れ日が差し込みはじめた。
祈年祭は、おごそかな雰囲気の中執り行われました。

(準備の様子)
拝殿横に掛けられていたのは、万葉集巻1-22の原文のお軸。

思わず「わあー」と声が出た程。
何でも地元出身の書家の方に書いて頂いたとか。風土を愛する思いがここからもじんじんと伝わってきます。
万葉歌「とこおとめにて」は、宮司さまの詩吟と語りとのコラボでの奉納となりました。

(スタンバイOK)
「♪波多の横山 如月の 山清水の流れは 清く 気高く
巌の上は 草もつけずに 神が宿る 永遠の息吹
この河の流れのように 染まらない 清らかなままでいてほしい 永遠に
河の上の ゆつ磐群に 草生さず 常にもがもな とこおとめにて とこおとめにて」
ここは波多。1300年以上も前に吹黄刀自が十市皇女、阿閉皇女らと共に訪ね、歌を詠んだ場所。宮司様の太鼓の響きに胸が高鳴り、感極まり、あふれそうな涙をぐっとこらえた私だった。
風土に還った万葉歌に、きっと吹黄刀自と十市皇女が誰よりも喜んでくれたに違いない。
祭礼終了後も、お食事会、そして更に宮司様宅にお招き頂き茶話会と、なんとも強くて深〜い波多の絆の中に埋もれさせて頂きました!皆様本当に温かくって知識人の方ばかり。茶話会の中で流して頂いた映像は私の大好きな波多の野鳥が流れており、細部に渡るお心遣いにほっこりさせて頂きました。
それにしても宮司様のずば抜けたおもてなし力の素晴らしさに脱帽!すべてに心がこもっておりました。
大好きな波多で心地良い一日を過ごさせて頂いたことにただただ感謝申し上げます。
宮司様はじめ波多の皆様、本当にお世話になりました!ありがとうございました!

(波多神社のお守りを頂戴しました、大切にします)

帰路、近鉄沿線からみた波多方面。綺麗な山容に雨上がりの夕日が美し過ぎた。