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『有頂天家族 二代目の帰朝』 森見登美彦 著

2016年05月15日 | 読書

以前取り上げた『有頂天家族』


続編『有頂天家族 二代目の帰朝』(2016年 幻冬舎刊)を読みました。

誇り高き「阿呆の血」が騒ぐ!
天狗や人間にちょっかいを出しては狸界で顰蹙を買っている、京都下鴨家の三男狸・矢三郎は、まあまあ愉快に暮らしている。ところが、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”がイギリスより帰朝すると、平和な街の気配が一変。天狗親子は大喧嘩、狸たちは覇権争い、狸を喰う人間たちは悪巧み、あちこちで多発する片思い……と、京都の街は混迷を極める。
矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ! 一族の誇りをかけて、尊敬する師、愛する者たち、そして毛深き命を守れ! 愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。
TVアニメ化され、累計32万部突破した大ベストセラー『有頂天家族』。
森見史上、最も壮大で、最も愛の溢れる”あの物語”の第二幕、ついに開幕!(幻冬舎HPより)


前作に登場した個性的なキャラクターたちに加え、
二代目や天満屋、菖蒲池画伯、玉蘭、呉一郎などなど
負けず劣らず個性の強いキャラクターが加わり、
ますます面白くなった『有頂天家族』ワールド。

かなり分厚い本で、読み始めたときは少し怯んでしまい、
なかなか読み進められなかったのですが、
徐々に頭の中で毛玉たちが暴れ回り、
どんどんスピードアップして、最後まで一気に読んでしまいました。

狸が主人公というあり得ない話ではありますが、
読んでるうちになんの違和感も抱かなくなります。

巻末には完結編となる第3部の予告が!
底の知れない寿老人や早雲もまた登場しそうな気がしますし
、発売が今から待ち遠しいです。

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