ホンダ・ロゴ 1996年

1996年に登場したホンダのロゴ。

それまでホンダのコンパクトカーを担っていたシティの


クラウチング・フォルムと呼ばれたワイド＆ロースタイルから一転、
居住性を重視し、全高を15センチも高くし登場しました。


2代目シティ　全高　1335ミリ
ロゴ　全高　1490ミリ

もっと言うとトールボーイと呼ばれた初代シティより

2センチ高いそうです。

初代シティ（ノーマルルーフ）　全高　1470ミリ


販売当時、ロゴの良さがまったくわかりませんでした。

全高の高さを消化しきれていない緩いデザイン。
グリルレスの顔つきも正直パッとしませんでした。

多分、ボクの求めていたコンパクトカー像が
キビキビ走るスポーティなクルマだったので
ロゴのキャラクターは受け入れられなかったのでしょう。

販売もあんまり芳しくなかったようで
1998年には顔つきが変わり、


2000年にはとうとうメッキグリルが。


2001年に後継のフィットにバトンを渡し、

ロゴの名前は一代限りとなりました。

後継のフィットは、ロゴの不振がウソのように売れまくり、
33年も続いたカローラから販売台数トップの座を奪うコトに成功。

フィットは、ロゴよりもさらに全高が高くなっていますが、
デザイン的に上手く消化されており、スポーティにさえ見えます。


初代フィット　全高　1525ミリ


そんな過渡期に販売され、成功したとは言えないロゴですが、
販売が終了してから数年たったころ、急に魅力的に見えてきました。




少々ヤレてきた車体のせいか、
それまで好きになれなかったゆるさが愛おしく感じるように。


あんなに嫌いだったグリルレスが可愛くて仕方がありません！
黒いモールの入ったバンパーの角の辺りがお気に入り。



今ごろになって3ドアの初期型ロゴが欲しくてたまりません。