パリ市民の、そして多くの観光客の大切な足、メトロ。でも、時々故障で止まったりします。老朽化した設備が主な原因のようです。そうした設備を修理するためでしょうか、よく駅舎で工事が行なわれています。日本でしたら、夜間工事で、運行に影響の出ないようにするのでしょうが、何せ、労働者が手厚く保護されているフランス社会、夜間工事などはもってのほか。では、どうするか。ご存知ですね、駅舎をクローズしてしまい、メトロもその駅を通過。いつもどこかしら4~5つの駅がクローズされています。それが、何本もの線が交差する乗換駅では、影響も大きい・・・はず。

5月10日からメトロが止まらなくなったのが、6号線のLa Motte-Piquet Grenelle駅。エッフェル塔の最寄り駅とモンパルナスの間にあります。この駅は、8号線、10号線との乗換駅。

このように、6号線は利用できない旨の表示はきちんとなされています。私も学校に行く際、この駅で6号線から10号線に乗り換えるので、これは、困った! では、どうするか。

メトロ車内に貼ってあるスティッカーですが、矢印で示されているように、要は、一つ手前の駅で降りて一駅分歩いて乗り換えなさい、ということのようです。パリの地下鉄の駅と駅との間隔は非常に狭いので、歩いても4~5分。ま~、運動不足解消に少しは役立つかもしれないですね。

きちんと周辺地図も掲示されていますし、

駅を出て困らないように、どちら方向へ歩けばいいかも、この通り、親切に案内がでています。
決まった時間しか働かないが、その範囲内で、一応きちんとした対応はしている、というのがこちらの工事のやり方のようです。9月13日まで、4ヶ月。歩くのはいいですが、雨の日が嫌ですね。でも、そんな不満の声も出さず、状況に適応しているように見えるフランス人たち。よく、「この程度は、カタストロフ(破滅的状況)ではない」とフランス人が言うのを聞くのですが、少々のことでは文句も言わず、それなりに対応してしまっているのかもしれません。融通性といえばいいのでしょうか。でも、頑固なフランス人とも言いますしね。それとも、労働者への共感? あるいは、心の中では文句を言っても顔や声には出さないだけ? メトロの工事ひとつ取っても、そこに見え隠れするフランス人の素顔、理解するにはまだまだ時間と経験が必要なようです。
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5月10日からメトロが止まらなくなったのが、6号線のLa Motte-Piquet Grenelle駅。エッフェル塔の最寄り駅とモンパルナスの間にあります。この駅は、8号線、10号線との乗換駅。

このように、6号線は利用できない旨の表示はきちんとなされています。私も学校に行く際、この駅で6号線から10号線に乗り換えるので、これは、困った! では、どうするか。

メトロ車内に貼ってあるスティッカーですが、矢印で示されているように、要は、一つ手前の駅で降りて一駅分歩いて乗り換えなさい、ということのようです。パリの地下鉄の駅と駅との間隔は非常に狭いので、歩いても4~5分。ま~、運動不足解消に少しは役立つかもしれないですね。

きちんと周辺地図も掲示されていますし、

駅を出て困らないように、どちら方向へ歩けばいいかも、この通り、親切に案内がでています。
決まった時間しか働かないが、その範囲内で、一応きちんとした対応はしている、というのがこちらの工事のやり方のようです。9月13日まで、4ヶ月。歩くのはいいですが、雨の日が嫌ですね。でも、そんな不満の声も出さず、状況に適応しているように見えるフランス人たち。よく、「この程度は、カタストロフ(破滅的状況)ではない」とフランス人が言うのを聞くのですが、少々のことでは文句も言わず、それなりに対応してしまっているのかもしれません。融通性といえばいいのでしょうか。でも、頑固なフランス人とも言いますしね。それとも、労働者への共感? あるいは、心の中では文句を言っても顔や声には出さないだけ? メトロの工事ひとつ取っても、そこに見え隠れするフランス人の素顔、理解するにはまだまだ時間と経験が必要なようです。
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日本では(近年やっと)景観法が施行されて観光地を中心に「地域の特色ある風景づくり」の取り組みがされるようになりましたが、どこでもネックは所おかまいなしの電柱、電線、看板(公の標識を含む)です。色についても原色が圧倒的に多いなど..。
私も民間サイドでこの取り組みに参加しているのですが、様々な意味で道はまだ遠いようです。
フランスの例、(案内板だけでなく)なにかと参考になり、差について考えさせられます。
4ヶ月間、工事のために歩く! 日本ではありえない状況だと思います。たとえ短距離でも「循環バスを出せ」とか言う人が多そうな気が。こういう感覚の違いって、国民性の違いともいえるのでしょうか。せっかちな私は、想像しただけでストレスになりそうです。でも、丁寧に地図なども表示されるから、みなさん気にしないのかしらん? やっぱりフランス人の心中は計り知れません。
それなりの対応がされているのを、初めて知りました。
また、不都合に対し、カラダを張って応えるフランス人の図は、よく見聞きします。(これが、お金のかかる事だったら、俄然文句も出ましょうが。)
こういった耐性の現れ方は今一つ、理解できないでいましたが、なるほど、おっしゃる労働者への共感もあるのかもしれませんね。
さすが、芸術の国、ファッションの国・・・そんな感じの色使いが多いですね。たとえお役所仕事でも、センスの感じられるものが多いです。
こちらでファッションといっても、ご存知のように一般的には有名ブランドの高級品を着ている人は稀で、普通の服なのですが、色の組み合わせは、さすが、と思わせる上手な使い方をしています。単品で見たらビックリするようなブルーやピンクでも、他のアイテムをすべて同じ色(黒とか)にして、そこに一色だけ目立つ色を加えると(マフラーとか)、実のおしゃれに見えたりします。色の使い方は、ほんとに上手いと思います。トータルな組み合わせが上手いですね。そんな色使いが表示板や掲示物のデザインにも表れているのかもしれないですね。
6号線は、いつもどこかで工事をしています。去年は、イタリー広場とベルシーの間(3駅あります)が工事で半年ほどストップ。それぞれ折り返し運転でした。そのときは、さすがにバスを運行させていました。でも、今回の工事は、一駅止まらないだけで、メトロ自体は運行しているわけですから、歩くしかないですね。歩きたくなければ別の線を使って遠回りする。それも面倒ですね。一駅歩くくらいはカタストロフではないようです。郷に入っては郷に従え。今日も歩いてきましょう。
どこに耐性が強く、どこに耐性が弱いか。どうも国民・民族によって違いがあるようです。日本人の気になるところとフランス人の気になるところ、いろいろと違いますね。そうした違いがよく分かれば、その国に住みやすくなるようです。何しろ、いい悪いの問題ではないですからね。