竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

懐手して説くなかれ三島の死 阿波野青畝

2018-12-19 | 



懐手して説くなかれ三島の死 阿波野青畝

懐手】 ふところで


和服着用の際、寒さをしのぐために手を袂や胸元に入れること、またはその仕草。どこか不精で寒さに負けている感じがする。

例句    作者

懐手して説くなかれ三島の死 阿波野青畝

懐手あたまを刈つて来たばかり 久保田万太郎

?(えい)のごとゆらぎそめたる懐手 藤田湘子

夫と子をふつつり忘れ懐手 中村汀女

ふところ手して手の遊ぶたのしさに 皆吉爽雨

出獄のけふきて午後のふところ手 秋元不死男

山の子は山の入日に懐手 福田蓼汀

売文の徒に交はるやふところ手  野村喜舟

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