まうしろの刈田の晴れに鍵かける 清水伶
刈田の晴れ
第一等の得難い晴れのことだろう
真後ろというのだから作者は刈田を背にしている
とっておきの「晴れ」である
鍵をかけて大切にしたい
(小林たけし)
【刈田】 かりた
◇「刈田道」 ◇「刈田風」
稲を刈り取ったあとの田。切り株ばかり並んだ寂しい眺めとなる。晴天が続けば田にひび割れが走り、ひろびろとして淋しげである。
例句 作者
一望の刈田故郷の景となり 齊藤美規
分散する足型の死後刈田の灯 杉本雷造
刈田とう個室に銃声が届く 安西篤
刈田にて殉死している巨石なり 佃悦夫
刈田の烏死んで無罪放免さる 前田吐実男
刈田ゆく袖を四角に紺絣 桂信子
刈田より株式会社生えてくる 秋谷菊野
刈田をのぞく狂者おのおの孤立して 隈治人
一望の刈田故郷の景となり 齊藤美規
分散する足型の死後刈田の灯 杉本雷造
刈田とう個室に銃声が届く 安西篤
刈田にて殉死している巨石なり 佃悦夫
刈田の烏死んで無罪放免さる 前田吐実男
刈田ゆく袖を四角に紺絣 桂信子
刈田より株式会社生えてくる 秋谷菊野
刈田をのぞく狂者おのおの孤立して 隈治人
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