陽炎に子のはしゃぐ声忠魂碑 たけし
2/15/2013作
戦没者を祀る忠魂碑が春日を浴びて立っている
その小高い築山を子供らがはしゃいでいる声がする
姿は陽炎えいぇいて見えない
忠魂碑と子供 過去と未来 希望と慚愧だ
(たけし)
春(三春)・天文
【陽炎】 かげろう(・・ロフ)
◇「陽炎燃ゆる」 ◇「糸遊」(いとゆう) ◇「遊糸」(ゆうし) ◇「野馬」(やば) ◇「陽焔」(ようえん) ◇「かぎろい」 ◇「かげろい」
春のうららかな日に、日射のために熱くなった空気で光が不規則に屈折されて物の形がゆらいで見える現象。糸遊。
例句 作者
なりふりをかまわずにみなかげろえり 中里麦外
陽炎の草に移りし夕べかな 臼田亜浪
かげろふやほろほろ落つる岸の砂 土芳
万歩計つけて陽炎濃きところ 中村菊一郎
先頭は陽炎連れてゆくごとし 鈴木とめ子
犬放つうしろ姿や野かぎろひ 及川 貞
海女あがり来るかげろふがとびつけり 橋本多佳子
花街に黄檗の寺陽炎へり 福島壺春
原爆地子がかげろふに消えゆけり 石原八束
かげろふの我肩にたつ紙子かな 芭蕉
なりふりをかまわずにみなかげろえり 中里麦外
陽炎の草に移りし夕べかな 臼田亜浪
かげろふやほろほろ落つる岸の砂 土芳
万歩計つけて陽炎濃きところ 中村菊一郎
先頭は陽炎連れてゆくごとし 鈴木とめ子
犬放つうしろ姿や野かぎろひ 及川 貞
海女あがり来るかげろふがとびつけり 橋本多佳子
花街に黄檗の寺陽炎へり 福島壺春
原爆地子がかげろふに消えゆけり 石原八束
かげろふの我肩にたつ紙子かな 芭蕉
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