竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
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ちいちゃんはヤングケアラー桃の花 たけし

2022-03-04 | 今日の季語で一句


ちいちゃんはヤングケアラー桃の花 たけし


季語「桃の花」の解説をもてふと浮かんだ1句
桃の花が邪気を払う ここからの発想
(たけし)


【桃の花】 もものはな
◇「白桃」 ◇「緋桃」(ひもも)
バラ科の落葉小高木。中国原産。4月頃、葉に先立って淡紅色または白色の五弁の、蘂が長く鄙びた愛らしい花を開く。桜や梅にくらべて花が大きい。果実は大形球形で美味。古くから日本に栽培、邪気を払う力があるとされた。雛祭には欠かせない花である。

例句 作者

ゆるぎなく妻は肥りぬ桃の下 石田波郷
葛飾や桃の籬も水田べり 水原秋櫻子
桃花園へ降るふらんねるの太陽 伊藤敬子
傷舐めて母は全能桃の花 茨木和生
百姓に今夜も桃の花盛り 永田耕衣
鶏鳴も花桃ねむき彼方より 飯田龍太
桃咲いて隣りに赤子生まれさう 山本洋子
野に出れば人みなやさし桃の花 高野素十
イヴ居ずや砂地に桃の咲き満てり 大高弘達
にはとりが鳴き牛が鳴き桃の村 杉 良介

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