さわさわと女神の濯ぎ青葉騒 岩佐光雄
中七<女神の濯ぎ>が秀逸で全てを言い尽くしている
ざわざわと 青葉騒は捕捉に過ぎる
(小林たけし)
【青葉】 あおば(アヲバ)
◇「青葉若葉」 ◇「青葉山」 ◇「青葉風」
若葉が茂っているさま。青々として生気に満ち溢れた様子である。「青葉若葉」は樹木により濃淡の異なる緑の葉が混じった様子をいう。
例句 作者
青葉光わけても桂林かな 名和未知
あおによし故国ことごとく青葉 鈴木砂紅
ひるがえる葉裏で僕の手錠はずそう 上月章
丁寧な黙*祷の刻青葉鳴り 御崎敏江
世界中トースト飛び出す青葉風 佐怒賀正美
何の木といわず青葉の匂う闇 對木鴻子
写経して弟の平癒や青葉祭り 川島チヨ子
呼吸さびし柱と青葉の樹がつつ立ち 阿部完市
土に還る土偶を照らす青葉かな 堀之内長一
土曜日のちょっといい酒青葉雨 朝日彩湖
青葉光わけても桂林かな 名和未知
あおによし故国ことごとく青葉 鈴木砂紅
ひるがえる葉裏で僕の手錠はずそう 上月章
丁寧な黙*祷の刻青葉鳴り 御崎敏江
世界中トースト飛び出す青葉風 佐怒賀正美
何の木といわず青葉の匂う闇 對木鴻子
写経して弟の平癒や青葉祭り 川島チヨ子
呼吸さびし柱と青葉の樹がつつ立ち 阿部完市
土に還る土偶を照らす青葉かな 堀之内長一
土曜日のちょっといい酒青葉雨 朝日彩湖